2012年01月29日

金融庁の「フォレンジック」システム導入を受けてフォレンジック関連銘柄に注目

■フォレンジック関連銘柄としては、フォーカスシステムズ、UBICの2銘柄

 29日の日経新聞によると、2010年に経営破たんした日本振興銀行が破たん前に意図的に電子メールを削除し、検査を妨害した例もあることから、金融庁では、情報隠しの検査を強化するために、電子記録のデータを解析し、関係あるデータのみを取り出すことが出来る「フォレンジック」システムを年内に導入することを決定した。
 フォレンジック関連銘柄としては、フォーカスシステムズ<4662>(JQS)、UBIC<2158>(東マ)の2銘柄がある。
 フォーカスシステムズは、今期より新社長に就任した森啓一氏が、今後の方針として、「海外ベンダーとの連携を強化しつつ国内bPのフォレンジックベンダーを目指す」と宣言している。同社は、日本国内のフォレンジック業界において官公庁に強い顧客基盤を持つ企業であり、コンピュータの調査解析とEnCaseForensicソフトウェアの熟練の専門家として、業界の最先端のサービスを提供できる企業。昨年7月には米国のガイダンスソフトウェア社との正規販売代理店契約を結び、世界の最先端のフォレンジック機器、ソフトを日本に導入している。
 UBICは、電子記録のデータを解析し、関係のあるデータのみを取り出すフォレンジックの技術では国内トップで、国際訴訟で必要不可欠な電子証拠開示支援システム「Lit i View」というソフトを開発している。このソフトを開発したことにより、電子証拠開示のスピード化が実現。昨年2月4日から大相撲の八百長疑惑が携帯電話に残されていた問題を受けて、消去されたメールでも復元する技術を持っているため連想買いで出来高が膨らんだ。その後、2月10日に発表された第3四半期の業績が大幅増収増益であったことから、株価も急騰した。今期も第3四半期発表を控え、先回りの買いが予想される。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:47 | 株式投資ニュース

東洋紡は出来高急増とともに活発な動きに、業績は好調

 東洋紡<3101>(東1)は、出来高急増とともに活発な動きを見せ始めている。同社は43年ぶりの公募増資が1億4000万株と発行済み株式総数の約2割にも達する大規模なものとなり、利益希薄化の懸念が強まったとして売り込まれていた。

 業績は好調で、スマートフォン関連の市場拡大に伴いタッチパネル用フィルムやセラミックコンデンサー工程用のフィルムは堅調に推移し、食品包装用フィルムなどが伸長、特化素材の需要拡大に伴い衣料繊維事業の採算は改善している。今3月期の営業利益は220億円と前期比5.3%増益が見込まれている。

 重石になっていた信用買い残は着実に減少しつつある。株価は9月1日の戻り高値116円を視野に捉えており、これを抜いていくようだと昨年2月7日につけた高値の162円が照準となろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:44 | 株式投資ニュース

日成ビルド工業は収益好転が株価をサポート、再度の低位復興関連株人気に期待

 日成ビルド工業<1916>(東1)は27日、10円高(5.2%高)の202円と続伸した。同社は今3月期は震災のプレハブ仮設住宅を大量に受注したほか、下期も仮設の校舎、庁舎、店舗など復興需要が続く見通し。そのため、今2012年3月期は営業利益が32億5000万円と(5億5200万円)と記録的な大幅増益が見込まれている。

 株価昨年12月13日の戻り高値212円から調整局面に入っており、復興需要が見込まれる同社に、低位復興関連株人気が回ってきてもおかしくない状況だ。収益好転が株価をサポートして戻り高値クリアを目指そう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:43 | 株式投資ニュース

【注目銘柄】復興連の事業規模が拡大で注目の銘柄=中西文行関

■SMBCフレンド証券の中西文行氏に相場展望を聞く
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:59 | BLOG TV

【銘柄診断】日本高周波鋼業は中低位株人気に乗り急騰も商い急減で正念場に

銘柄診断 日本高周波鋼業<5476>(東1)は新年に入り、じりじり水準を切り上げる動きを見せていたが、1月23日に一気にストライドを伸ばし、125円と昨年4月以来の水準にまで買い上げられた。特に材料が出現したわけではなく、中低位株乱舞の中で出遅れ狙いの買いを集めたものと思われる。

 ただ、23日に2876万株の大商いの後は24日850万株、25日330万株と出来高はジリ貧。早期の株価の戻りがないようだと、高値買いの向きの売りが先行するパターンとなる恐れがあり、ここ数日が正念場になりそう。

 タイの洪水の影響もありHDD向けの売上げがダウン、今2012年3月期は営業利益5億円(前期8億5100万円)と大幅減益が見込まれている。建機向けの鋳鉄の好調、震災の影響一巡から来2013年3月期は増益転換が有力と思われる。そうした先行きを評価する流れに変われば、相場付きは強さを取り戻すことも考えられる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:37 | 注目銘柄・株価診断

【銘柄診断】加藤製作所は中国向けのの停滞懸念が薄れ、見直し買いが加速する

銘柄診断 加藤製作所<6390>(東1)は昨年12月19日に目先安値をつけたが、そこから上昇力が加速、1月24日には279円と昨年7月25日の260円を一気に抜き去ってきた。

 国内では大型クレーンをはじめ、建設用クレーンの買い替え需要に回復傾向が見られ、復興関連株人気に乗ってきた。株価面では中国における油圧ショベル需要の先行きに懸念が持たれていたが、中国の景気対策期待からそうした足かせも外れつつある。

 また、中国以外でも東南アジアや南米、オセアニアなどで油圧ショベルの需要が増加しているとされることも支援材料。

 今2012年3月期は営業利益20億円(前期13億2400万円)の大幅増益が見込まれているが、中国の低調が払拭される来2013年3月期も連続増益が有力だ。今期の予想ベースでもPERは9倍台と割安。来期の業績を見据えれば割安感はさらに強いものになる。なお上げ余地を残しているニュアンスだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:16 | 注目銘柄・株価診断

【震災復興関連銘柄ワンコメント】建設クレーンのタダノ、増配も指標割高

【業績・チャート・株価位置との対比でワンコメント】

震災復興関連銘柄ワンコメント タダノ<6395>(東1)は、建設用クレーンの大手。今3月期は前期比22.5%増収、営業利益42億円へ黒字転換、1株利益15.7円の見通し。配当は年5円(前期年3円)の予定。昨年来高値573円(2011年3月)、安値384円(2011年3月)、直近値510円(2012年1月27日)。利回り0.9%、PER32.4倍。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:06 | ワンコメント

【震災復興関連銘柄ワンコメント】高見沢サイバは地震防災機に期待、低PER

【業績・チャート・株価位置との対比でワンコメント】

震災復興関連銘柄ワンコメント 高見沢サイバネティクス<6424>(JQS)は、全国の鉄道・バス向け自動券売機、全国自治体向け地震防災機などを手がける。今3月期は前期比2.4%減収、営業利益1.1%増益、1株利益28.9円の見通し。配当は年3円(前期年3円)の予定。昨年来高値は250円(2011年1月)、安値150円(2011年6月)、直近値180円(2012年1月27日)。利回り1.6%、PER6.2倍。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:00 | ワンコメント

【相場展望】地合い改善して関心は13年3月期の収益回復期待へ

【株式市場フューチャー:1月30日〜2月3日の株式市場見通し】

■為替動向がポイント、落ち着けば買い戻し継続

来週の相場展望 来週(1月30日〜2月3日)の日本株式市場では、為替動向がポイントになりそうだ。国内に買い手掛かり材料が見当たらない中で、引き続き海外要因に神経質な地合いに大きな変化はないだろう。そして外国為替市場では、一旦は円安方向に傾きかけたものの、1月25日の米FOMC(連邦公開市場委員会)声明後に一転してドル売り・円買い方向に傾いたため、円高方向の流れが継続すれば日本株式市場の地合い改善期待が萎みかねない。

 ただし、ユーロ圏債務危機問題に対する警戒感が和らいでいることもあり、為替動向が落ち着いた展開になれば、日本株式市場での買い戻し基調に変化はないだろう。また企業業績についても、12年3月期の収益悪化懸念は織り込み済みであり、地合いが改善すれば13年3月期の収益改善期待へ市場の関心がシフトするだろう。そして本格的な戻り相場がスタートするためには、循環物色による水準訂正がポイントになるだろう。

 なお、ギリシャ債務交換交渉の動向、ポルトガルの国債利回りの動向、イラン問題の地政学リスクなどにも注意が必要であり、週末2月3日の米1月雇用統計を控えて様子見ムードを強める可能性にも注意しておきたい。

 前週(1月23日〜27日)の日本株式市場では、週間ベースで日経平均株価が前週末比74円86銭(0.86%)上昇して3週連続の上昇、TOPIXが同5.66ポイント(0.75%)上昇して5週連続の上昇となった。

 ユーロ圏各国の国債入札が概ね順調で利回りも落ち着いていたこと、ギリシャ債務交換交渉の合意に対する期待感が高まったことに加えて、週前半には外国為替市場で円安方向に傾いたことなどを好感した。週後半には短期的な過熱感に加えて、外国為替市場で円高方向に傾いたこともあり、主力大型株への買い戻しが一服感を強めたが、下値は限定的であり、全体としては地合いが改善して堅調な1週間だった。

 ユーロ圏債務危機問題に関する前週の動きを整理すると、主要国の国債入札は概ね順調な結果となって利回りも低下したため、国債入札と利回り動向に対する警戒感は、やや落ち着いた状況となった。ギリシャ債務交換交渉に関しても、1月23日のユーロ圏財務相会合が民間投資家の関与案を拒否したため一時的に警戒感を強める場面もあったが、その後は国際金融協会(IIF)が交渉を再開すると発表したことなどを受けて、概ね合意に対する期待感が優勢だった。週末1月27日には、格付け会社フィッチ・レーティングスがイタリアやスペインなどユーロ圏5カ国の国債格付け引き下げを発表したが、市場の反応は限定的だった。

 米国の主要経済指標では強弱感が交錯した。1月26日には、米12月耐久財受注が前月比3.0%増加となり、11月改定値の同4.3%増加に比べて伸び率が鈍化したが市場予想を上回った。米12月シカゴ連銀全米活動指数はプラス0.17となり、11月のマイナス0.46に比べて改善した。米新規失業保険申請件数は37.7万件となり、前週改定値の35.6万件に比べて2.1万件増加して市場予想以上に悪化したが、4週移動平均が37.75万件となり前週時点の38.00万件から0.25万件低下した。米12月新築住宅販売件数(年率換算)は30.7万件となり、11月改定値31.4万件に比べて0.7万件減少して市場予想も下回った。米12月景気先行指数(コンファレンス・ボード)では先行指数が前月比0.4%上昇となり、11月の0.2%上昇に比べて改善したが市場予想を下回った。1月27日には、米第4四半期実質GDP速報値が前期比年率プラス2.8%となり、第3四半期の同プラス1.8%に比べて改善したが市場予想を下回った。米1月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は75.0となり、速報値の74.0から上方修正され12月確報値の69.9に比べて大幅上昇した。

 なお1月25日には、米FOMC(連邦公開市場委員会)声明が「異例の低金利水準を少なくとも14年終盤まで継続する」「2%のインフレーションを目標にする」とし、記者会見ではバーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長が量的緩和策第3弾(QE3)に含みを持たせた。

 外国為替市場はやや乱高下した。ドル・円相場は、日本の11年貿易収支が31年ぶりの赤字となったことなどを材料視してポジション調整のドル買い戻しが進み、1月25日の海外市場で一時1ドル=78円台前半に円が下落する場面があった。しかし米FOMC声明を受けて米長期金利が低下したため、一転してドル売り・円買い方向に傾き、週末1月27日には1ドル=76円台半ばに円が上昇した。ユーロ・円相場は、週前半はユーロ買い戻しが優勢となって円安方向に傾き、1月26日の海外市場で一時1ユーロ=102円台前半に円が下落する場面があった。その後はユーロ買い戻しが一服して円高方向に傾き、1月27日の東京市場では1ユーロ=100円台後半に円が上昇する場面があった。週末1月27日の海外市場で終盤は、1ドル=76円70銭近辺、1ユーロ=101円40銭近辺だった。

 前週末1月27日の米国株式市場の主要株価指数は高安まちまちだった。ダウ工業株30種平均株価は前日比74ドル17セント(0.58%)安の1万2660ドル46セントとなり続落した。利益確定売りが優勢だったが、下落幅を縮小する場面もあり下値は限定的だった。米第4四半期実質GDP速報値が前期比年率プラス2.8%となり、第3四半期の同プラス1.8%に比べて改善したが、市場予想を下回ったことで失望感につながった。米1月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は75.0となり、速報値の74.0から上方修正されて12月確報値の69.9に比べて大幅上昇したが、市場の反応は限定的だった。S&P500株価指数は前日比0.16%安と小幅に続落した。ナスダック総合株価指数は前日比0.40%高と反発した。

 このため週初1月30日の日本株式市場では、前週末の外国為替市場で1ドル=76円台半ばに円が上昇したことや、米国株式市場でダウ工業株30種平均株価が続落した流れを受けて、売り優勢でのスタートとなりそうだ。その後は為替動向が焦点となり、為替がドル安・円高進行の流れになれば軟調展開、為替が落ち着いた動きになれば堅調展開となりそうだ。為替動向については、週末2月3日に米1月雇用統計を控えているため、様子見ムードが強まる可能性もあるだろう。

 また日本の主要企業の11年10〜12月期決算発表も本格化する。地合いが悪化する軟調展開であれば、好決算でも材料出尽くしで売られる可能性があるだろう。ただし12年3月期の収益悪化懸念は織り込み済みであり、13年3月期の収益改善期待に市場の関心がシフトする可能性も高いだろう。

 テクニカル面で見ると、日経平均株価(27日時点の8841円22銭)の移動平均線に対する乖離率は25日移動平均線(同8540円45銭)に対して3.52%、75日移動平均線(同8588円75銭)に対して2.93%とプラス乖離を維持しており、当面の下値支持線として意識される形である。200日移動平均線(同9094円02銭)に対してはマイナス2.77%となりマイナス乖離幅を縮小している。これを突破すれば上昇基調への転換期待が高まる。なお東証1部市場の騰落レシオ(25日移動平均)は27日時点で124.0%となり、短期的な過熱感が警戒される水準となっている。

■注目スケジュール

 来週の注目スケジュールとしては、国内では、1月31日の11月住宅着工戸数、11月大手建設受注、12月完全失業率、12月有効求人倍率、12月家計調査、12月鉱工業生産速報、日銀金融政策決定会合議事録(01年7〜12月分)公表、2月1日の12月毎月勤労統計、2月2日のマネタリーベースなどがあるだろう。その後の注目イベントとしては、2月8日の11年12月および11年経常収支、9日の12月機械受注、13日の11年10〜12月期GDP1次速報値、13日〜14日の日銀金融政策決定会合などが予定されている。

 海外では、1月30日のドイツ1月消費者物価指数速報値、スペイン第4四半期GDP速報値、ユーロ圏1月景況感・業況感指数、フランス短期債入札、イタリア国債入札、独仏伊首脳会談、EU非公式首脳会議、米12月個人所得・消費支出、1月31日のユーロ圏12月失業率、米11月S&Pケース・シラー住宅価格指数、米1月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、米第4四半期雇用コスト指数、米週間チェーンストア売上高、米週間レッドブック大規模小売店売上高、米議会予算局「予算と経済見通し」公表、2月1日の中国1月PMI、ユーロ圏1月製造業PMI改定値、ユーロ圏1月消費者物価指数速報値、ドイツ10年債入札、米12月建設支出、米1月ADP雇用リポート、米1月ISM製造業景気指数、米住宅ローン・借り換え申請指数、米1月自動車販売台数、プロッサー米フィラデルフィア地区連銀総裁の講演、2月2日の豪12月貿易収支、ユーロ圏12月生産者物価指数、米1月企業人員削減数(チャレンジャー社)、米1月チェーンストア売上高、米第4四半期労働生産性・単位労働コスト速報値、米新規失業保険申請件数、バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長の議会証言、2月3日の中国1月サービス部門PMI、ユーロ圏12月小売売上高、ユーロ圏1月総合・サービス部門PMI改定値、米12月製造業新規受注、米1月雇用統計、米1月ISM非製造業景気指数、フィッシャー米ダラス地区連銀総裁の講演などがあるだろう。

 その後の注目イベントとしては、2月7日の豪中銀理事会、8日〜9日の英中銀金融政策委員会、9日の中国1月PPI・CPI、9日の韓国中銀金融政策決定会合、9日のECB理事会と記者会見、米伊首脳会談、10日の中国1月貿易統計、米2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値、13日のギリシャ債務交換の最終案提示期限、オバマ米大統領の2013会計年度予算教書発表、15日のユーロ圏第4四半期GDP速報値などが予定されている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:07 | 市況・概況

【外国為替市場展望:ドル・円相場】ドル売り・円買いに転じた流れの継続が焦点

【外国為替市場フューチャー:1月30日〜2月3日のドル・円相場】

■2月3日の米1月雇用統計を控えて様子見ムード

 来週(1月30日〜2月3日)のドル・円相場については、1月25日の米FOMC(連邦公開市場委員会)声明後にドル売り・円買いに転じた流れが継続するかが焦点となる。

 週末2月3日に米1月雇用統計を控えているうえに、日本政府によるドル買い・円売り市場介入への警戒感や、日本国債の格付け引き下げ懸念などで、一旦は様子見ムードを強めると想定するが、ドル売り・円買い圧力が継続する可能性もあるだろう。レンジとしては1ドル=75円台後半〜77円台前半を想定する。

 前週(1月23日〜27日)のドル・円相場は乱高下した。週前半はポジション調整のドル買い戻しで円安方向に傾き、日銀金融政策決定会合で経済見通しを下方修正したことや、日本の11年貿易収支が31年ぶりの赤字となったことを材料視して、1月25日の海外市場では一時1ドル=78円台前半に円が下落する場面があった。しかし、米FOMC声明とバーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長の記者会見を受けて米長期金利が低下したため、一転してドル売り・円買い方向に傾いた。週末1月27日の海外市場では1ドル=76円60銭台に円が上昇し、終盤は1ドル=76円70銭近辺だった。

 ドル・円相場に関しては、1ドル=76円台後半〜77円台前半の小幅レンジで膠着感を強めていたが、1月25日の米FOMC声明前後に乱高下する展開となった。米FOMC声明では「異例の低金利水準を少なくとも14年終盤まで継続する」「2%のインフレーションを目標にする」とし、記者会見ではバーナンキ米FRB議長が量的緩和策第3弾(QE3)に含みを持たせた。さらに週末1月27日には、米第4四半期実質GDP速報値が市場予想を下回ったため、追加緩和策観測も台頭してドル売り・円買いが進行する展開となった。

 ユーロ圏主要国の国債入札と利回りの動向にも引き続き注意が必要だが、ユーロ圏債務危機問題に対する過度な警戒感が和らいでいるだけに、量的緩和策第3弾(QE3)に対する思惑や、ドル買い・円売り市場介入への警戒感に注目点がシフトする可能性もあるだろう。

 注目スケジュールとしては、1月30日の独仏伊首脳会談、EU非公式首脳会議、米12月個人所得・消費支出、1月31日の米11月S&Pケース・シラー住宅価格指数、米1月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、米議会予算局「予算と経済見通し」公表、2月1日の中国1月PMI、ユーロ圏1月消費者物価指数速報値、米12月建設支出、米1月ADP雇用リポート、米1月ISM製造業景気指数、米住宅ローン・借り換え申請指数、プロッサー米フィラデルフィア地区連銀総裁の講演、2月2日の豪12月貿易収支、米1月チェーンストア売上高、米新規失業保険申請件数、バーナンキ米FRB議長の議会証言、2月3日の中国1月サービス部門PMI、米12月製造業新規受注、米1月雇用統計、米1月ISM非製造業景気指数、フィッシャー米ダラス地区連銀総裁の講演などがあるだろう。

 その後の注目イベントとしては、2月7日の豪中銀理事会、8日の日本11年経常収支、8日〜9日の英中銀金融政策委員会、9日の中国1月PPI・CPI、9日のECB理事会と記者会見、米伊首脳会談、10日の中国1月貿易統計、米2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値、13日の日本11年10〜12月期GDP1次速報値、ギリシャ債務交換の最終案提示期限、オバマ米大統領の2013会計年度予算教書発表、13日〜14日の日銀金融政策決定会合、15日のユーロ圏第4四半期GDP速報値などが予定されている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:05 | 市況・概況

【外国為替市場展望:ユーロ・円相場】引き続きユーロ買い戻し優勢の展開を想定

【外国為替市場フューチャー:1月30日〜2月3日のユーロ・円相場】

■ギリシャ債務交換交渉での波乱やポルトガル国債利回り動向も焦点

 来週(1月30日〜2月3日)のユーロ・円相場については、流れとしては引き続きユーロ買い戻し優勢の展開を想定する。格付け会社によるユーロ圏主要国の国債格付け引き下げに対する警戒感がピークアウトし、ユーロ圏債務危機問題全体に対する過度な警戒感は後退している。ギリシャ債務交換交渉が合意に向けて進展すれば、ユーロ売り圧力が一段と緩和される可能性が高いだろう。

 ただしギリシャ債務交換交渉に関しては、合意に対する期待感をある程度織り込んでいるため、2月13日の最終案提示期限に向けて波乱に注意も必要だろう。またポルトガルの国債利回り上昇が新たな火種となる可能性もあるだけに注意が必要だろう。

 前週(1月23日〜27日)のユーロ・円相場はやや乱高下した。週前半はユーロ買い戻しが優勢となって円安方向に傾き、1月26日の海外市場で一時1ユーロ=102円台前半に円が下落する場面があった。しかし、その後はユーロ買い戻しが一服して円高方向に傾き、1月27日の東京市場では1ユーロ=100円台後半に円が上昇する場面があった。週末1月27日の海外市場で終盤は1ユーロ=101円40銭近辺だった。

 ユーロ圏債務危機問題に関する前週の動きを整理すると、主要国の国債入札は概ね順調な結果となって利回りも低下したため、国債入札と利回り動向に対する警戒感は、やや落ち着いた状況となった。ギリシャ債務交換交渉に関しても、1月23日のユーロ圏財務相会合が民間投資家の関与案を拒否したため一時的に警戒感を強める場面もあったが、その後は国際金融協会(IIF)が交渉を再開すると発表したことなどを受けて、概ね合意に対する期待感が優勢だった。週末1月27日には、格付け会社フィッチ・レーティングスがイタリアやスペインなどユーロ圏5カ国の国債格付け引き下げを発表したが、市場の反応は限定的だった。

 来週も、1月30日のフランス、イタリア、2月1日のドイツ、ポルトガルなど主要各国の国債入札が予定されている。ポルトガルの国債利回りが上昇傾向を強めていることもあり、主要各国の国債入札や利回りの動向には引き続き注意が必要となるだろう。また、ユーロ・ドル相場やドル・円相場が動意づいた場合の波及にも注意が必要だろう。

 当面の注目スケジュールとしては、1月30日のドイツ1月消費者物価指数速報値、スペイン第4四半期GDP速報値、ユーロ圏1月景況感・業況感指数、独仏伊首脳会談、EU非公式首脳会議、1月31日のユーロ圏12月失業率、米1月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、米議会予算局「予算と経済見通し」公表、2月1日の中国1月PMI、ユーロ圏1月製造業PMI改定値、ユーロ圏1月消費者物価指数速報値、米1月ADP雇用リポート、米1月ISM製造業景気指数、プロッサー米フィラデルフィア地区連銀総裁の講演、2月2日の豪12月貿易収支、ユーロ圏12月生産者物価指数、米新規失業保険申請件数、バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長の議会証言、2月3日の中国1月サービス部門PMI、ユーロ圏12月小売売上高、ユーロ圏1月総合・サービス部門PMI改定値、米12月製造業新規受注、米1月雇用統計、米1月ISM非製造業景気指数、フィッシャー米ダラス地区連銀総裁の講演などがあるだろう。

 その後の注目イベントとしては、2月7日の豪中銀理事会、8日の日本11年経常収支、8日〜9日の英中銀金融政策委員会、9日の中国1月PPI・CPI、9日のECB理事会と記者会見、米伊首脳会談、10日の中国1月貿易統計、米2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値、13日の日本11年10〜12月期GDP1次速報値、ギリシャ債務交換の最終案提示期限、オバマ米大統領の2013会計年度予算教書発表、13日〜14日の日銀金融政策決定会合、15日のユーロ圏第4四半期GDP速報値などが予定されている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:03 | 市況・概況
2012年01月28日

アコーディア・ゴルフは好業績報道に対し決算を31日に開示と発表

■営業利益上ぶれ観測で期待高の可能性

 アコーディア・ゴルフ<2131>(東1)は28日、2011年4〜12月期の連結営業利益が会社予想の115億円を上回り125億円程度になった模様とする同日の日本経済新聞の報道に対し、会社側の発表ではなく、第3四半期決算は1月31日に発表を予定するとした。報道では、ゴルフ場の入場者数が回復しつつあることに加えて、ゴルフプレーのセルフサービス化や一部のゴルフイベントの見送りなどで経費削減を進めた効果が出た、という。

 アコーディア・ゴルフは1月23日付けで、男子プロゴルフトーナメントの最高峰「三井住友VISA太平洋クラブマスターズ」の開催ゴルフ場である太平洋クラブ御殿場コースなどを運営する太平洋クラブの再生支援スポンサーに就任すると発表している。

 株価は11月・12月の下降相場が1月に入って下げ止まり、5万3800円を安値に出直り基調。1月25日には5万9800円まで上げた。27日の終値は5万7600円(300円高)。31日の決算発表に向けて期待相場が盛り上がる可能性が出てきた。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 17:39 | 株式投資ニュース

【話題株】象印マホービンが阪神タイガースの「ステンレスマグ」など開始

■アジア地域からの観光客回復し炊飯ジャーなども注目

話題株 象印マホービン<7965>(大2)は2月1日から、プロ野球・阪神タイガースのロゴマークをデザインした「ステンレスマグ」と、保冷専用の「ステンレス クールボトル」を発売開始する。片手でフタが開けられるワンタッチタイプのステンレスマグは、大人を中心とした男女向けに発売。一方、フッ素コートを2倍の厚さにしたサビに強いスポーツドリンク対応のクールボトルは、小学生男子をターゲットに販売する。ともにオープン価格だが、関連報道では、ステンレスマグの店頭想定価格は3280円、クールボトルは4280円で、初年度4万5000本の販売を目指すと伝えられた。
 
■株価は09年4月から長期ジリ高

 株価は2009年4月の134円を安値にジリ高基調を続けており、11年8月に310円の高値。その後は11月に219円まで下げたものの、大勢ではジリ高基調の中で推移しており、27日の終値は265円だった。高機能の炊飯ジャーなどが、中国などアジア地域からの観光客の回復基調を受けて再び増加する可能性があり、注目されている。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 17:31 | 株式投資ニュース

プレステージ・インターナショナルがロードアシスタンス事業で合弁会社

■まずは損保ジャパン・日本興亜損保の契約者から開始

 損害保険ジャパンと日本興亜損害保険の持株会社NKSJホールディングス<8630>(東1)プレステージ・インターナショナル<4290>(JQS)は27日の夕方、自動車の故障や事故の際にレッカー車や修理業者などの手配を行なうロードアシスタンス事業の合弁会社を設立すると発表した。合弁会社の資本金は4億5000万円(NKSJ66.6%、プレステージ・インタ33.4%出資)、社名は株式会社プライムアシスタンス、設立は4月2日の予定。

 プレステージ・インターナショナルは、民間企業としては国内最大手のアシスタンス会社。発表では、まずは、本年10月から損保ジャパン、日本興亜損保の自動車保険契約者向けに事業を開始し、将来的には、ホームアシスタンスなど、ロードアシスタンス事業以外のアシスタンス事業等への進出や、延長保証制度のコールセンターBPOなどへの事業拡大を検討し、総合コンシェルジュ的機能を提供する会社を目指すとした。

 プレステージ・インターナショナルの株価は、11月の575円を安値に出直り相場に転じ、12月21日に745円の戻り高値をつけた。その後は微調整の相場になり、674円まで軟化したあと持ち直しながら27日の終値は690円だった。上げ幅に対し、下げ幅は約4割。半値押しの手前で下げ止まり、いい位置につけている格好だ。

 NKSJホールディングスの株価は11月の1427円を安値に上下200円ほどの幅で横ばい相場を継続。27日の終値は1511円。27日の大引け後、タイ国の洪水被害による発生保険金の拡大を要因に今3月期の業績予想を減額発表し、予想純利益は120億円の赤字から1000億円の赤字になるとした。また、会長・社長の同時退任も発表した。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 17:23 | 株式投資ニュース

NTTドコモは法人税率の改定で純利益の予想のみ減額修正

■もみ合い相場の下値を徐々に切り上げる展開

 NTTドコモ<9437>(東1)は27日の大引け後、第3四半期の連結決算(4〜12月・米国基準)を発表し、今3月期の業績予想を純利益のみ減額修正した。法人税率の引き下げにともない、繰延税金資産の一部を取り崩す。今3月期の業績予想は、売上高に相当する営業収益が前期比0.4%増の4兆2400億円、営業利益は同3.0%増の8700億円、純利益は同3.4%減の4740億円、1株利益は1万1430円61銭。

 株価は、11月の13万3900円を安値にもみ合い相場の下値を徐々に切り上げる展開。1月10日に14万4400円まで上げた。直近は1月19日に13万5700円まで下げたあと持ち直し、27日の終値は13万9100円だった。純利益の減額修正は一過性の要因。直近の安値を割る可能性は少ないとみられる。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 17:18 | 株式投資ニュース

【話題株】日電硝子は不透明要因の全体像つかめ「懸念出尽くし感」も

■未発表だった通期の業績予想を初めて開示

話題株 日本電気硝子<5214>(東1)は27日の大引け後、第3四半期決算を発表し、これまで未定としていた今期・2012年3月期の連結業績予想を初めて発表した。

 初めて発表した今期・2012年3月期の連結業績予想は、売上高が3370億円から3470億円の範囲(前期比では13.6%減から11.1%減の範囲)、営業利益は同615億円から665億円(同47.6%減から43.4%減)、純利益は同285億円から315億円(同58.5%減から54.1%減)。予想1株利益は同57.30円から63.33円(前期は137円92銭)。電子・情報用ガラスは、第4四半期も厳しい市場環境が続く中で価格下落を懸念。プラズマディスプレー用ガラスは一段の環境悪化を視野に入れた。

 株価は10月、11月に650円前後で下げ止まり、12月以降は、おおむね700円前後から800円前後の幅でもみ合う相場。直近の高値は1月25日の818円。27日の終値は17円安の744円だった。大幅減益はすでに7〜8割方織り込まれている可能性がある。むしろ、これまで漠として不透明だった通期予想の輪郭・全体像が現れたことで、株式市場特有の「懸念出尽し感」が働き、カラ売りを買い戻す動きなどが活発化する可能性が出てきた。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 17:13 | 株式投資ニュース

【銘柄診断】ディスコは事業環境厳しいが、需給の好転を支えに踏み上げ相場も

銘柄診断 ディスコ<6146>(東1)は昨年9月6日に3275円の安値を示現したが、そこから一段水準を切り上げ、その後はもみ合い場面が継続している。

 DRAMや発光ダイオード(LED)価格の低迷で、切断装置の新規の受注が低迷、円高による売上高の目減りも加わって、今2012年3月期の第3四半期決算は営業利益が3億3700万円にとどまった。四半期ごとの推移は第1四半期29億5700万円、第2四半期18億100万円で、第3四半期に入り急激にダウンしていることがうかがえる。

 第4四半期の売上げは回復する見込みではあるが、アナリスト筋では未達リスクを指摘する声もあり、アク抜け相場にはつながっていない。そうした先行き不透明から売りが増加、1月20日申し込み現在では売り残が47万株に増える一方で買い残は大きく減少し13万株と、大幅売り長に変わってきた。

 つれて、日証金では連日逆日歩が発生してきた。事業環境は厳しいが需給好転は顕著で、需給が支える上昇相場の可能性も。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:19 | 注目銘柄・株価診断

【株式市況を検証】週後半は買い戻し一服だが全体として堅調な1週間

【株式市場フラッシュ:1月2日〜6日の週の日本株式市場】

■日経平均株価は3週連続上昇、TOPIXは5週連続上昇

株式市場フラッシュ 1月23日〜27日の週の日本株式市場では、週間ベースで日経平均株価が前週末比74円86銭(0.86%)上昇して3週連続の上昇、TOPIXが同5.66ポイント(0.75%)上昇して5週連続の上昇となった。

 終値ベースで見ると週半ばの25日には、日経平均株価が8883円69銭となって10月31日(8988円39銭)以来の水準に回復し、TOPIXが767.40となって10月28日(771.43)以来の水準に回復する場面もあった。

 ユーロ圏債務危機問題や外国為替市場での円高進行などに対する警戒感が強い状況に大きな変化はないが、ユーロ圏各国の国債入札が概ね順調で利回りも落ち着いていたこと、ギリシャ債務交換交渉の合意に対する期待感が高まったことに加えて、週前半には外国為替市場で円安方向に傾いたことなどを好感した。週後半には短期的な過熱感に加えて、外国為替市場で円高方向に傾いたこともあり、主力大型株への買い戻しが一服感を強めたが下値は限定的であり、全体としては地合いが改善して堅調な1週間だった。

 ユーロ圏債務危機問題に関する今週の動きを整理すると、主要国の国債入札は概ね順調な結果となって利回りも低下したため、国債入札と利回り動向に対する警戒感は、やや落ち着いた状況となった。ギリシャ債務交換交渉に関しても、23日のユーロ圏財務相会合が民間投資家の関与案を拒否したため一時的に警戒感を強める場面もあったが、その後は国際金融協会(IIF)が交渉を再開すると発表したことなどから、概ね合意に対する期待感が優勢だった。なお週末27日には、格付け会社フィッチ・レーティングスがイタリアやスペインなどユーロ圏5カ国の国債格付け引き下げを発表したが、市場の反応は限定的だった。

 米国の主要経済指標では強弱感が交錯した。20日には、米12月中古住宅販売件数(年率換算)が461万戸となり市場予想を下回ったが、11月改定値の439万戸から増加して在庫も低水準だった。26日には、米12月耐久財受注が前月比3.0%増加となり、11月改定値の同4.3%増加に比べて伸び率が鈍化したが市場予想を上回った。米12月シカゴ連銀全米活動指数はプラス0.17となり11月のマイナス0.46に比べて改善した。米新規失業保険申請件数は37.7万件となった。前週改定値の35.6万件に比べて2.1万件増加して市場予想以上に悪化したが、4週移動平均は37.75万件となり前週時点の38.00万件から0.25万件低下した。米12月新築住宅販売件数(年率換算)は30.7万件となり、11月改定値31.4万件に比べて0.7万件減少して市場予想も下回った。米12月景気先行指数(コンファレンス・ボード)では先行指数が前月比0.4%上昇となり、11月の0.2%上昇に比べて改善したが市場予想を下回った。27日には、米第4四半期実質GDP速報値が前期比年率プラス2.8%となり、第3四半期の同プラス1.8%に比べて改善したが市場予想を下回った。米1月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は75.0となり、速報値の74.0から上方修正され12月確報値の69.9に比べて大幅上昇した。

 なお25日には、米FOMC(連邦公開市場委員会)声明が「異例の低金利水準を少なくとも14年終盤まで継続する」「2%のインフレーションを目標にする」とし、記者会見ではバーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長が量的緩和策第3弾(QE3)に含みを持たせた。

 外国為替市場はやや乱高下した。ドル・円相場は、週前半は円安方向に傾いた。日銀金融政策決定会合で経済見通しを下方修正したことや、日本の11年貿易収支が2兆4927億円の赤字となり、31年ぶりの赤字となったことを材料視して、25日の海外市場では一時1ドル=78円台前半に円が下落する場面があった。しかし、25日の米FOMC声明を受けて米長期金利が低下したため、一転して円高方向に傾いて週後半には1ドル=76円台半ばに円が上昇した。ユーロ・円相場は、週前半はユーロ買い戻しが優勢となって円安方向に傾き、26日の海外市場では一時1ユーロ=102円台前半に円が下落する場面があった。しかし、その後はユーロ買い戻しが一服して円高方向に傾き、週末27日の東京市場では1ユーロ=100円台後半に円が上昇する場面があった。週末27日の海外市場で終盤は、1ドル=76円70銭近辺、1ユーロ=101円40銭近辺だった。

 テクニカル面で見ると、日経平均株価(27日時点の8841円22銭)の移動平均線に対する乖離率は25日移動平均線(同8540円45銭)に対して3.52%、75日移動平均線(同8588円75銭)に対して2.93%とプラス乖離を維持した。200日移動平均線(同9094円02銭)に対してはマイナス2.77%となりマイナス乖離幅を縮小した。なお東証1部市場の騰落レシオ(25日移動平均)は27日時点で124.0%となり、短期的な過熱感が警戒される水準となっている。

 日経平均株価の終値で騰落状況を見ると、23日は前日比46銭(0.01%)安と5営業日ぶり小幅反落、24日は前日比19円43銭(0.22%)高と小幅反発、25日は前日比98円36銭(1.12%)高と続伸、26日は前日比34円22銭(0.39%)安と3営業日ぶり反落、27日は前日比8円25銭(0.09%)安と小幅続落した。日中値幅は23日が50円73銭、24日が56円58銭、25日が95円53銭、26日が59円67銭、27日が75円13銭だった。

 日経平均株価の週末27日の終値は8841円22銭となり、前週末20日の終値8766円36銭に比べて74円86銭(0.86%)上昇した。週間ベースでは3週連続の上昇となった。取引時間中ベースの週間高値は25日の8911円62銭、週間安値は23日の8744円54銭、1週間の取引時間中の値幅は167円08銭だった。

 TOPIXの週間騰落状況を見ると、週末27日の終値は761.13となり、前週末20日の終値755.47に比べて5.66ポイント(0.75%)上昇した。週間ベースでは5週連続の上昇となった。取引時間中ベースの週間高値は25日の769.36、週間安値は23日の753.83だった。なお27日時点のNT倍率は11.62倍となり、20日時点の11.60倍に比べて0.02ポイント上昇した。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:16 | 市況・概況

【株式市場・この1週間】日経平均株価は10月31日以来の水準

■株式市況を振り返って(1月23日〜27日の株式市場の動き)

★TOPIXは10月28日以来の水準に回復

・(01/27)【株式市場を検証】続落も下値は限定的、日経平均株価は8800円台固め
http://syoukenn.seesaa.net/article/248826652.html

・(01/26)【株式市場を検証】輸出関連中心に利益確定売り優勢だが下値も限定的
http://syoukenn.seesaa.net/article/248612877.html

・(01/25)【株式市況を検証】円安好感して輸出関連中心に買い戻し継続
http://syoukenn.seesaa.net/article/248455858.html

・(01/24)【株式市況を検証】株価指数への寄与度の高い銘柄の上昇が株価指数を支える形
http://syoukenn.seesaa.net/article/248294948.html

・(01/23)【株式市況を検証】東証1部市場の売買代金は4営業日連続で1兆円を上回る
http://syoukenn.seesaa.net/article/248091445.html
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:15 | 市況・概況

【外国為替市場を検証:ドル・円相場】週後半には1ドル=76円台半ばに円が上昇

【外国為替市場フラッシュ:1月23日〜27日のドル・円相場】

■25日に一時1ドル=78円台前半に円が下落したが、米FOMC後は円高方向と乱高下

 1月23日〜27日の週のドル・円相場は乱高下した。週前半は円安方向に傾き、日銀金融政策決定会合で経済見通しを下方修正したことや、日本の11年貿易収支が31年ぶりの赤字となったことを材料視して、25日の海外市場では一時1ドル=78円台前半に円が下落する場面があった。しかし25日の米FOMC(連邦公開市場委員会)声明を受けて米長期金利が低下したため、一転して円高方向に傾いて週後半には1ドル=76円台半ばに円が上昇した。週末27日の海外市場で終盤は1ドル=76円70銭近辺だった。

 ドル・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末20日の海外市場では概ね1ドル=76円90銭近辺〜77円30銭近辺で推移した。ユーロ買い戻しが一巡した流れでドル売り・円買いがやや優勢となり、終盤は1ドル=77円00銭近辺だった。

 23日の東京市場では、概ね1ドル=76円90銭台〜77円00銭台の狭いレンジで小動きだった。24日〜25日の米FOMCを控えて様子見ムードを強めた。23日の海外市場では、概ね1ドル=76円80銭台〜77円00銭台で推移した。前半はユーロ買い・ドル売りの流れで円が強含んだが、ユーロ圏財務相会合の結果を見極めたいとして様子見ムードも強めた。

 24日の東京市場では、概ね1ドル=76円90銭台〜77円00銭台で推移した。日銀金融政策決定会合では金融政策を現状維持とし、経済見通しを下方修正したが、市場の反応は限定的で小動きだった。24日の海外市場では一時1ドル=77円80銭台に円が下落した。日銀による経済見通し下方修正がポジション調整のきっかけとなり、ドル買い戻し・円売りの流れとなった。終盤は1ドル=77円60銭〜70銭近辺だった。

 25日の東京市場では1ドル=77円90銭台に円が下落した。日本の11年貿易収支が2兆4927億円の赤字となり、31年ぶりの赤字に転じたことも円売り材料となった。また米FOMC声明を控えてポジション調整のドル買い戻し・円売りが優勢になった。25日の海外市場では1ドル=77円50銭台〜78円20銭台で乱高下した。前半はドル買い戻し・円売りの動きが優勢となり、一時1ドル=78円28銭まで円が下落する場面があった。しかし米FOMC声明後は、米長期金利が低下したため一転してドル売り・円買いが優勢になった。米FOMC声明では「異例の低金利水準を少なくとも14年終盤まで継続する」「2%のインフレーションを目標にする」とし、記者会見ではバーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長が量的緩和策第3弾(QE3)に含みを持たせた。米12月景気先行指数や米12月新築住宅販売件数が市場予想を下回ったこともドル売りにつながった。終盤は1ドル=77円70銭〜80銭近辺だった。

 26日の東京市場では、概ね1ドル=77円50銭台〜80銭台のレンジで推移した。米金融緩和の長期化観測でドル売り・円買いが優勢となった。終盤は1ドル=77円50銭台だった。26日の海外市場では1ドル=77円20銭台に円が上昇する場面があった。米長期金利が低下してドル売り・円買いが優勢だった。終盤は1ドル=77円40銭〜50銭近辺だった。

 27日の東京市場では、概ね1ドル=76円80銭台〜77円40銭台で推移した。ドル売り・円買いが優勢となり、午後にはドルが急落する場面もあったが、終盤は1ドル=77円00銭近辺だった。27日の海外市場では、概ね1ドル=76円60銭台〜77円20銭台で推移した。序盤にはドル売り・円買いが一服する場面もあった。しかし、米第4四半期実質GDP速報値が前期比年率プラス2.8%となり、第3四半期の同プラス1.8%に比べて改善したが、市場予想を下回ったため失望感でドル売り・円買いが進行した。終盤は1ドル=76円70銭近辺だった。

 ドル・円相場に関しては、前週までは1ドル=76円台後半〜77円台前半の小幅レンジで膠着感を強めていたが、今週は24日から25日にかけてはポジション調整のドル買い戻しで円安方向に傾き、25日の米FOMC声明とバーナンキ米FRB議長の記者会見後には、低金利政策の長期化観測で一転してドル売り・円買いの流れとなり、乱高下する展開となった。

 週末27日には米第4四半期実質GDP速報値が市場予想を下回ったため、追加緩和策観測も台頭してドル売り・円買いが進行した。引き続きユーロ圏主要国の国債入札と利回りの動向にも注意が必要だが、市場の関心がユーロ圏債務危機問題から一旦は離れる兆しも見せている。量的緩和策第3弾(QE3)に対する思惑、ドル買い・円売り市場介入への警戒感が焦点だろう。

 当面の重要イベントとしては、1月30日の独仏伊首脳会談、EU非公式首脳会議、31日の米議会予算局「予算と経済見通し」公表、2月1日の米1月ADP雇用リポート、2日のバーナンキ米FRB議長の議会証言、3日の米1月雇用統計などがあるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:14 | 市況・概況