株式投資情報ショップ
2011年12月31日

「主要指標でみる2011年相場」と「2012年相場展望」

★「復興本格化」と「公共投資復活」で内需主導相場を予想

■強いドルで輸出株にも反発の芽

 2011年の指標(昨年12月末と今年12月末比較)が、軒並み下落となった中で、いくつかの特徴がみられる。今年の指標の動きから2012年の相場を展望した。

【2011年の指標の特徴】

・「大型株指数」、「TOPIX」など主力大型銘柄の下げが大きい。
・「小型指数」、「ジャスダック平均」など小型銘柄の下落率は比較的小さい。
・株価指数に比べ、「出来高」、「時価総額」などボリューム指標の下落の大きいことが目立つ。
・「1株利益」(日経平均)は、下落率が小さく、企業業績は堅調だった。
・「日経平均」、「上海総合指数」が20%ていど下落となった中で、「NYダウ」は上昇した。
・対ドル、対ユーロで「円高」が進んだ。
・個別代表銘柄では、原子力事故で「東京電力」が10分の1に暴落。粉飾決算で「オリンパス」も株価が半分以下に急落した。
・「トヨタ自動車」、「新日本製鐵」、「三菱商事」、「コマツ」、「野村ホールディングス」など海外組の下げが目立った。
・「ダイハツ」、「アサヒグループホールディングス」は上昇となり、内需関連株の一角に強さがみられた。

【2011年相場の背景】

 2011年の「国内」は、東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所の放射能漏れ、電力節約などで、消費と生産が停滞。「東日本地域」の不振が目立った。西日本地域は九州新幹線の営業開始、JR大阪駅ビルオープンなど、総じて堅調だった。

 一方、「海外」では、ユーロ圏の財政悪化による信用不安が世界経済を圧迫。とくに、中国、ブラジルなど新興国経済の成長にブレキーがかかり、日本の新興国関連銘柄も大きく下げた。こうした中で、経済が回復したアメリカは、NYダウが上昇となっていることが特筆され、2012年への期待を抱かせる。

【2012年相場の展望】

■公共投資も久々に期待

 2012年はどう展開するか。「国内」では、東日本大震災の復興が本格化する効果が見込める。原発の放射能問題も最悪期を過ぎ、自粛傾向の続いた消費にも回復の兆しがみられる。また、「セメントから人へ」政策の見直しで、治水ダム、新幹線など公共投資も久々に期待できそうだ。

 建築土木株、道路橋梁株、セメント株、住宅株などの「復興関連銘柄」、「公共投資株」に対する本格的な見直しが見込めそうだ。消費関連株にも浮上が期待できそうだ。とくに、ロンドンオリンピックで旅行関連、航空株なども注目されるだろう。ただ、東海沖大地震が起きないという条件はつくが。

 「海外」では、ヨーロパの信用不安の行方がいちばんのポイント。仮に、ユーロ不安が続くようなら、新興国関連銘柄や欧州向け輸出の多い国内銘柄は引き続き低迷が続くだろう。反対に、ユーロ不安にめどがつくようだと、中国など新興国経済にとってプラスとなり日本の中国関連株、ヨーロッパ向け輸出の多い輸出関連株も急反発に転じるだろう。

■日経平均は1万円台も

 こうしてみると、2012年前半は海外の不安定材料を引きずるものの、復興、公共投資、消費など内需組に徐々に明るさが加わるものとみられる。とくに、堅調な企業業績に対し、次期(2013年3月期)見通しに期待が出れば相場は5〜6月に一気に上昇となるのではないか。

 また、冷戦終了後、多極化した世界において、再び、アメリカに対し世界のリーダとしての役割を求めるようになればドル高=NYダウとなって、同盟国の日本にとっても浮上が期待される。2012年のマーケットは、かなり強い展開が予想される。日経平均の1万円台は期待できそうだ。

「主要指標でみる2011年相場」と「2012年相場展望」
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:08 | 特集

【銘柄診断】トヨタ自動車はダメ押しから出直りへ、今期業績は大幅増額の公算

銘柄診断 トヨタ自動車<7203>(東1)が底値圏から浮上の兆しを強めてきた。タイの洪水の影響が見通し難として未公表だった今2012年3月期の業績について、12月9日に従来見通しの営業利益4500億円を大きく下回る2000億円(前期4682億円)の厳しい予想が明らかになった。

 直後は悪材料出尽くしの見方を呼び込む場面もあったが、戻りの鈍さから嫌気売りが先行する流れに変わり、12月19日には2472へ円のダメ押し場面を余儀なくされた。

 ただ、収益改善効果はさらに上積みする余地があるほか、主原料の鋼材価格が当初想定より低下することが予想され、アナリスト筋では今期の営業利益が4600億円とほぼ前期並みを確保できるとの強気な見方も出ており、そこらあたりから株価に出直りの流れが出始めてきている。

 世界のトヨタのPBRが0.8倍というだけで出遅れは顕著だ。来2013年3月期は大幅増益の見通しにあり、ここへきての浮上がそのまま新たな上昇トレンドに結びつく可能性もある。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:15 | 注目銘柄・株価診断

【株式市場・この1週間】大納会30日の日経平均株価の終値は8400円台

■株式市況を振り返って(12月26日〜30日の株式市場の動き)

★薄商いだが前日の米国株式上昇で安心感

 大納会となった30日は、日経平均株価(225種)が前日比56円46銭(0.67%)高の8455円35銭と4営業日ぶり反発した。TOPIXは前日比6.49ポイント(0.90%)高の728.61と続伸した。

大納会となった30日

・(12/30)【株式市場を検証】東証1部市場の売買代金は14営業日連続の1兆円割れ
 http://syoukenn.seesaa.net/article/243415408.html

・(12/29)【株式市場を検証】東証1部市場の売買代金は13営業日連続の1兆円割れ
 http://syoukenn.seesaa.net/article/243300406.html

・(12/28)【株式市場を検証】材料難で動意に乏しいが売りの勢いも弱く下値は限定的
 http://syoukenn.seesaa.net/article/243184106.html

・(12/27)【株式市場を検証】手掛かり材料難で超閑散取引、11営業日連続で1兆円割り込む
 http://syoukenn.seesaa.net/article/242988541.html

・(12/26)【株式市場を検証】東証1部市場の売買代金は今年最低水準に減少
 http://syoukenn.seesaa.net/article/242773631.html

 国内要因に買い手掛かり材料が乏しく、年明け以降も海外要因に神経質な状況に変化はないだろう。そしてユーロ圏債務危機問題、特に12年1〜3月期に予定されているイタリアの国債大量償還が最大の注目点となりそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:26 | 市況・概況

【株式市況を検証】日経平均株価、TOPIXとともに4週ぶりに上昇

【株式市場フラッシュ:12月26日〜30日の週の日本株式市場】

■年間では大幅下落

株式市場フラッシュ 12月26日〜30日の週の日本株式市場では、日経平均株価(225種)、TOPIXともに4週ぶりに上昇した。年末年始休暇を控えて薄商いの中、ユーロ圏債務危機問題に対する警戒感がくすぶり続け、外国為替市場でユーロ安・円高が進行したことも買い手控えにつながったが、一段と売り込む動きは見られず、米国株式市場が堅調だったことが安心感につながった。

 大納会30日の終値を10年末(12月30日)との比較で見ると、日経平均株価は1773円57銭(17.34%)下落、TOPIXは170.19ポイント(18.94%)下落となった。なお年内最終取引30日の米国株式市場で、ダウ工業株30種平均株価は前日比69ドル48セント(0.57%)安の1万2217ドル56セントと反落したが、10年末(12月31日)との比較で見ると640ドル05セント(5.53%)上昇した。

 ユーロ圏債務危機問題に関して今週は、イタリア国債入札が最大の注目点となった。28日には、ECB(欧州中央銀行)が発表したバランスシートが過去最大に膨らんだ一方で、民間銀行の準備預金残高が過去最大となったため、ECBが期間3年の流動性供給オペを実施したにもかかわらず、流動性が低下しているとの警戒感につながった。28日のイタリア短期債入札では、落札利回りが前回入札時に比べて大幅低下したが、29日に3年債と10年債の入札を控えていたため警戒感の後退につながらなかった。29日のイタリア10年債入札では、発行額が目標上限に届かなかったが、平均落札利回りが6.98%となり、前回(11月末)入札時の7.56%に比べて小幅ながら低下した。この入札結果に対して、欧米株式市場では一定の安心感につながったが、外国為替市場では利回りの高止まりとしてネガティブに反応し、ユーロ売りが加速する展開となった。

 欧州主要国の国債格付け引き下げに対する警戒感もくすぶり続けた。23日にロイターが、欧州政府高官からの情報として「スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はユーロ圏15カ国の格付け見直しの結果を来年1月にも発表する見通し」と伝えていたため、年初にも一斉格下げが発表されるのではとの警戒感が強まった。

 米国の主要経済指標には明るさが増している。23日には、米11月耐久財受注が前月比3.8%増加となり、10月改定値0.0%増加から改善して市場予想も上回った。米11月新築住宅販売件数(年率換算)は31.5万件となり、10月改定値31.0万件から改善して市場予想とほぼ同水準だった。米11月個人所得は前月比0.1%増加、個人消費支出は前月比0.1%増加にとどまり、いずれも市場予想を若干下回ったが反応は限定的だった。27日には、米10月S&Pケース・シラー住宅価格指数が前年同月比3.4%低下して市場予想より弱かったが、反応は限定的だった。米12月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)は64.5で、8カ月ぶりの高水準となり市場予想を上回った。29日には、米12月シカゴ購買部協会景気指数が62.5となり、前回62.6とほぼ同水準だったが市場予想を上回った。米新規失業保険申請件数は38.1万件となり、前週改定値36.6万件から1.5万件増加して市場予想よりも悪化したが、4週平均が37.5万件に低下したことを好感した。米11月中古住宅販売成約指数は前月比7.3%増となり市場予想を上回った。

 外国為替市場も年末年始休暇を控えて取引が閑散としたが、週後半にはリスク回避の動きで円が買われる展開となった。円売り市場介入に対する警戒感が後退したことも円買いの動きにつながった。そして週末30日の海外市場で、ドル・円相場は1ドル=76円80銭〜90銭近辺に円が上昇し、ユーロ・円相場は1ユーロ=99円60銭〜70銭近辺に円が上昇し、約11年ぶりのユーロ安・円高水準となった。

 テクニカル面で見ると、日経平均株価(30日時点の8455円35銭)の移動平均線に対する乖離率は、25日移動平均線(同8479円43銭)に対してはマイナス0.28%となり、前週末に比べてマイナス乖離幅をやや縮小したが、上値抵抗線として意識される形になった。また75日移動平均線(同8591円79銭)に対してはマイナス1.58%、200日移動平均線(同9173円59銭)に対してはマイナス7.82%となった。いずれも移動平均線が下落しているため、マイナス乖離幅を縮小した形となっている。なお東証1部市場の騰落レシオ(25日移動平均)は30日時点で109.9%となっている。

 日経平均株価の終値で騰落状況を見ると、週初26日は前日比84円18銭(1.00%)高と反発、27日は前日比38円78銭(0.46%)安と反落、28日は前日比16円94銭(0.20%)安と小幅続落、29日は前日比24円73銭(0.29%)安と3営業日続落、30日は前日比56円46銭(0.67%)高と4営業日ぶりに反発した。日中の値幅は26日が39円16銭、27日が29円73銭、28日が41円76銭、29日が74円02銭、30日が39円79銭だった。

 日経平均株価の週末30日の終値は8455円35銭となり、前週末22日の終値8395円16銭に比べて60円19銭(0.72%)上昇した。週間ベースで見ると4週ぶりの上昇となった。取引時間中ベースの週間高値は26日の8516円53銭、週間安値は29日の8330円87銭、1週間の取引時間中の値幅は185円66銭だった。月間ベースで見ると12月末(30日)の終値8455円35銭は、11月末(30日)の終値8434円61銭に比べて20円74銭(0.25%)上昇した。2カ月ぶりの上昇となった。また年間ベースで見ると2011年末(12月30日)の終値8455円35銭は、2010年末(12月30日)の終値1万228円92銭に比べて1773円57銭(17.34%)下落した。2年連続の下落だった。

 TOPIXの週間騰落状況を見ると、週末30日の終値は728.61となり、前週末22日の終値723.12に比べて5.49ポイント(0.76%)上昇した。週間ベースで見ると4週ぶりの上昇となった。取引時間中ベースの週間高値は26日の730.21、週間安値は29日の716.82だった。30日時点のNT倍率は11.60倍となり前週末22日時点の11.61倍に比べて0.01ポイント低下した。騰落状況を月間ベースで見ると12月末(30日)の終値728.61は、11月末(30日)の終値728.46に比べて0.15ポイント(0.02%)上昇した。2カ月ぶりの上昇となった。また年間ベースで見ると2011年末(12月30日)の終値728.61は、2010年末(12月30日)の終値898.80に比べて170.19ポイント(18.94%)下落した。2年連続の下落だった。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:19 | 市況・概況

【外国為替市場を検証:ドル・円相場】年末年始を控えて取引が閑散とする中小幅レンジ

【外国為替市場フラッシュ:12月26日〜30日のドル・円相場】

■30日の海外市場で1ドル=76円80銭〜90銭近辺に円が上昇

 12月26日〜30日の週のドル・円相場は、年末年始休暇を控えて取引が閑散とする中、週前半は概ね1ドル=77円70銭近辺〜78円10銭近辺の小幅レンジで推移した。しかし週後半になるとユーロ圏債務危機問題に対する警戒感でユーロ売り・円買いの動きが強まり、ドル・円相場でも円買いが優勢になった。円売り市場介入に対する警戒感が後退したことも円買いの動きにつながった。週末30日の海外市場では1ドル=76円80銭〜90銭近辺に円が上昇した。

 ドル・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末23日の海外市場では、概ね1ドル=78円00銭台〜10銭台で小動きだった。序盤は良好な米主要経済指標を受けてドル買いがやや優勢だったが、その後はクリスマス休暇で取引が閑散とする中、膠着感を強めた。終盤は1ドル=78円10銭近辺だった。

 この流れを受けて週初26日の東京市場では、概ね1ドル=77円90銭台〜78円10銭台で推移した。26日の英国市場や米国市場が休場となることもあり、閑散取引で小動きだった。26日の海外市場では、概ね1ドル=77円80銭台〜78円00銭台で推移した。英国市場や米国市場が休場のため手掛かり材料難となり、閑散取引で小動きだった。

 27日の東京市場では、概ね1ドル=77円80銭台〜78円00銭台で推移した。手がかり材料難となり閑散取引で小動きだったが、終盤はドル売り・円買いがやや優勢だった。27日の海外市場では、概ね1ドル=77円80銭台〜90銭台で推移した。米10月S&Pケース・シラー住宅価格指数は前年同月比3.4%低下して市場予想より弱かった。12月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)は64.5で8カ月ぶりの高水準となり市場予想を上回った。しかしいずれも市場の反応は限定的だった。

 28日の東京市場では、概ね1ドル=77円70銭近辺〜90銭近辺で推移した。11月鉱工業生産速報値は前月比2.6%減少だったが、反応は限定的だった。終盤はドル売り・円買いがやや優勢だった。28日の海外市場では、概ね1ドル=77円50銭台〜78円00銭台で推移した。ECB(欧州中央銀行)のバランスシートが過去最大に膨らんだ一方で、民間銀行の準備預金残高が過去最大となったため、ECBが期間3年の流動性供給オペを実施したにもかかわらず、流動性が低下しているとの警戒感につながり、ユーロ売り・ドル買いの動きとなった。この流れでドル買い・円売りがやや優勢になる場面もあった。終盤は1ドル=77円90銭近辺だった。

 29日の東京市場では、概ね1ドル=77円70銭台〜90銭台の小幅レンジで推移した。ユーロ売り・円買いの流れで、ドル売り・円買いがやや優勢だった。29日の海外市場では、概ね1ドル=77円60銭近辺〜80銭近辺で推移した。イタリア10年債の入札では発行額が目標上限に届かなかったが、平均落札利回りが6.98%となり前回(11月末)入札時の7.56%に比べて小幅ながら低下した。欧米株式市場では一定の安心感につながったが、外国為替市場では利回りの高止まりとしてネガティブに反応し、ユーロ売りが加速する展開となった。終盤は米国長期金利の低下も受けて、ドル売り・円買いがやや優勢だった。

 30日の東京市場では、概ね1ドル=77円50銭台〜70銭台で推移し、ドル売り・円買いがやや優勢だった。30日の海外市場では、1ドル=76円80銭〜90銭近辺に円が上昇した。年末年始休暇を控えて取引が閑散としたが、ユーロ売り・円買いの流れが加速したため、ドルに対しても円を買う動きが強まった。円売り市場介入に対する警戒感が後退したことも円買いの動きにつながった。

 ドル・円相場に関しては、リスク回避の円買い圧力、米FRB(連邦準備制度理事会)の量的緩和策第3弾(QE3)に対する思惑、ドル買い・円売り市場介入への警戒感などが交錯する状況に大きな変化はないだろう。

 そして市場の関心がユーロ圏債務危機問題に集中しているため、動意に乏しい状況が続いていたが、今週は年末年始休暇を控えて閑散取引となる中でユーロ売り圧力が増し、ドル・円相場ではドル売り・円買いの動きが強まった。円売り市場介入に対する警戒感が後退したことも円買いの動きにつながった。

 年初に予定されているユーロ圏主要国の国債入札、そして12年1月にも発表の可能性がある欧州各国の国債格付け引き下げ、さらに12年1〜3月期のイタリア国債大量償還に対する警戒感が強いだけに、ユーロ売り圧力が継続する可能性は高く、ドル・円相場でもリスク回避の動きが強まりそうだ。欧州各国の国債入札や流通利回りの動向に注意が必要だろう。

 ただし一方では、良好な米主要経済指標を受けて米景気の先行きに対して楽観的な見方も広がり始めているだけに、年明け1月6日の米12月雇用統計で動意付く可能性もあるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:08 | 市況・概況

【外国為替市場を検証:ユーロ・円相場】円が上昇し約11年ぶりのユーロ安・円高水準

【外国為替市場フラッシュ:12月26日〜30日のユーロ・円相場】

■30日の海外市場で1ユーロ=99円60銭〜70銭近辺に円が上昇

 12月26日〜30日の週のユーロ・円相場では、ユーロ圏債務危機問題が警戒されてユーロ売り圧力が継続した。週前半は1ユーロ=101円台で推移したが、週後半には1ユーロ=100円台で推移し、週末30日の海外市場では1ユーロ=99円60銭〜70銭近辺に円が上昇し、約11年ぶりのユーロ安・円高水準となった。

 ユーロ・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末23日の海外市場では、概ね1ユーロ=101円80銭台〜102円00銭台で推移した。クリスマス休暇で取引が閑散とする中で、引き続き欧州各国の国債格付け引き下げ懸念がくすぶり、小動きだった。終盤は1ユーロ=101円90銭近辺だった。

 この流れを受けて週初26日の東京市場では、概ね1ユーロ=101円70銭台〜90銭台で推移した。26日の英国市場や米国市場が休場となることもあり、手控えムードが強く閑散取引だった。26日の海外市場では、概ね1ユーロ=101円70銭台〜90銭台で推移した。英国市場や米国市場が休場のため手掛かり材料難となり、閑散取引で小動きだった。

 27日の東京市場では、概ね1ユーロ=101円70銭台〜90銭台で推移した。28日と29日のイタリア国債入札を控えて方向感がなく、小動きだった。27日の海外市場では、概ね1ユーロ=101円60銭台〜80銭台で推移した。ロンドン市場が休場だったことに加えて、28日と29日のイタリア国債入札を控えて様子見ムードを強めた。

 28日の東京市場では、概ね1ユーロ=101円50銭台〜80銭台で推移した。イタリア国債入札に対する警戒感などで、終盤はユーロ売り・円買いがやや優勢だった。28日の海外市場では、1ユーロ=100円70銭台に円が上昇した。ユーロに対してドルと円が買われる展開となり、ユーロ・ドル相場も1ユーロ=1.29ドル台前半にユーロが下落した。ECB(欧州中央銀行)が発表したバランスシートが過去最大に膨らんだ一方で、民間銀行の準備預金残高が過去最大となったため、ECBが期間3年の流動性供給オペを実施したにもかかわらず、流動性が低下しているとの警戒感につながった。イタリア短期債入札では、落札利回りが前回入札時に比べて大幅低下したが、29日に3年債と10年債の入札を控えていたため、警戒感の後退につながらなかった。

 29日の東京市場では、1ユーロ=100円30銭近辺に円が上昇する場面があった。イタリア国債入札への警戒感が強まった。終盤は1ユーロ=101円50銭近辺だった。ユーロ・ドル相場では1ユーロ=1.28ドル台後半にユーロが下落した。29日の海外市場では、1ユーロ=100円00銭台に円が上昇する場面があった。イタリア10年債入札では、発行額が目標上限に届かなかったが、平均落札利回りが6.98%となり前回(11月末)入札時の7.56%に比べて小幅ながら低下した。この入札結果に対して、欧米株式市場では一定の安心感につながったが、外国為替市場では利回りの高止まりとしてネガティブに反応し、ユーロ売りの展開となった。その後はユーロが買い戻されて、終盤は1ユーロ=100円50銭〜60銭近辺だった。

 30日の東京市場では、概ね1ユーロ=100円20銭台〜60銭台で推移した。ユーロ売り圧力が継続し、終盤は1ユーロ=100円30銭台だった。30日の海外市場では、1ユーロ=99円60銭〜70銭近辺に円が上昇し、約11年ぶりのユーロ安・円高水準となった。年明け以降の主要国の国債入札や格付け引き下げに対する警戒感が強まった。

 ユーロ圏債務危機問題に関して今週は、イタリア国債入札が最大の注目点となった。28日には、ECB(欧州中央銀行)が発表したバランスシートが過去最大に膨らんだ一方で、民間銀行の準備預金残高が過去最大となったため、ECBが期間3年の流動性供給オペを実施したにもかかわらず、流動性が低下しているとの警戒感につながった。28日のイタリア短期債入札では、落札利回りが前回入札時に比べて大幅低下したが、29日に3年債と10年債の入札を控えていたため警戒感の後退につながらなかった。29日のイタリア10年債入札では、発行額が目標上限に届かなかったが、平均落札利回りが6.98%となり、前回(11月末)入札時の7.56%に比べて小幅ながら低下した。この入札結果に対して、欧米株式市場では一定の安心感につながったが、外国為替市場では利回りの高止まりとしてネガティブに反応し、ユーロ売りが加速する展開となった。

 欧州主要国の国債格付け引き下げに対する警戒感もくすぶり続けた。23日にロイターが、欧州政府高官からの情報として「スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はユーロ圏15カ国の格付け見直しの結果を来年1月にも発表する見通し」と伝えていたため、年初にも一斉格下げが発表されるのではとの警戒感が強まった。

 年初の1月3日にはフランス短期債、4日にはドイツ10年債、5日にはフランス長期債などの入札が予定されている。さらに12年1月にも発表の可能性がある欧州各国の国債格付け引き下げ、そして12年1〜3月期のイタリア国債大量償還(合計1129億ユーロ)に対する警戒感が強いだけに、ユーロ売り圧力が継続する可能性は高く、欧州各国の国債入札や流通利回りの動向に注意が必要だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:05 | 市況・概況

【2011年の株式市場を検証】内外ともに激動次ぐ激動=中西文行

■SMBCフレンド証券の中西文行氏に相場展望を聞く
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:18 | BLOG TV

【今日の言葉】『オフィスビル2012年問題』=不動産賃貸業界の供給圧迫による収益悪化が心配

今日の言葉 『オフィスビル2012年問題』=2012年は首都・東京で引き続き新しいビルの完成が伝えられ、不動産賃貸業界にとって供給圧迫による収益悪化が心配されている。都内では大手町などで引き続き新しいオフィスビルが完成の見通しで、23区全体では154万平方メートルと、六本木ヒルズの竣工した2003年当時並みになるとみられている。

 既に、東京のオフィス空室率悪化が報道されているだけに、2012年はいっそう空室率悪化が予想される。特に、東日本大震災以降、耐震性に劣り非常用電源を備えていない老朽ビルの空きが目立つという。企業の中には予想される東海大地震に備え、コンピュータのバックアップを他地域に設けるところも出始めているという。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:44 | 今日の言葉

【銘柄診断】日本郵船は大幅減額など悪材料織り込みを終え、出直りに帆を張る

銘柄診断 日本郵船<9101>(東1)が11月25日の安値152円を底に出直りに転じてきた。世界景気の停滞を受け、今2012年3月期は営業利益が200億円の黒字から105億円の損失(前期1223億円)に大幅減額修正されたが、株価はそれを克服して出直ってきた。

 タイの洪水被害の影響による荷動き減少懸念、定期船事業では大型新造船竣工による需給関係の軟化などが業績悪化の背景。株価の出直りの過程では「海運会社を取り巻く事業環境の厳しさと、船腹の供給過多による運賃の低迷の継続により、日本郵船の財務レバレッジが改善するには時間がかかる」として格付け会社がレーティングを引き下げたが、株価には影響がなかった。

 2月18日の392円高値から一貫した下げを演じて、一応想定される悪材料は織り込まれたと思われる。株価の出直りにつれカラ空売りが増加し、直近の取り組みは売り989万株、買い2163万株と取組みは好転してきた。低位株人気に乗り、もう一段の浮上へ向かいそう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:32 | 注目銘柄・株価診断

【話題株】東芝は米国での原発事業に期待強め新年は出直り相場の公算

■米NRCの認証取得で受注に弾みも

話題株 東芝<6502>(東1)は12月26日、グループ会社の米原子力企業ウェスティングハウス社(以下、WEC)が米原子力規制委員会(NRC)から新型原子炉の設計認証を取得したと発表。東証1部の売買代金1位・出来高4位の活況となった。米国で原子力発電所の新規建設が着手されるのは、スリーマイル島の事故以来、約34年ぶり。日本では、原発と聞くだけで敬遠される状況だが、東芝グループの原子力関連事業は、2012年、米国から回復の可能性が出てきた。

 米国では、34年ぶりの原子力発電所が2011年末から2012年に着工する見通しになり、ジョージア州のアルビン・ボーグル原発の2基、サウスカロライナ州のV・Cサマー原発の2基が、2016年以降の運転開始を目指して建設開始になる。この4基には、いずれもWECの新型炉が有力視されており、12月のNRCからの認証取得によって、受注は確実視されている。

 株価は11年2月の553円から低迷してきたなかで、9月の289円を下値に下げ止まる相場に転換。12月末にかけては、おおむね60円幅で値固めとなった。出直り相場では、まずは400円どころまでは圧迫感なく、上値余地があるとみられている。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:02 | 株式投資ニュース

【話題株】オリンパスは1000円を割ると買い戻し増え値を戻す習性

■「上場維持」結論まで1、2カ月の見方も

話題株 オリンパス<7733>(東1)は2011年、11月の安値424円からひとわたり回復したあと、1000円の大台をはさんで880円から1192円の範囲でもみ合いながら2011年を終えた。いわば、出直り相場が一巡したあとの中段もみあい。新年も、しばらくは、株式の上場維持を審査する東証の結論待ちの状態が続きそうで、結論が出るには、四半期報告書を提出した12月14日から1、2カ月必要との観測がある。

■高コストのカラ売り筋が下値支える形

 それまでの間、注目されるのが、高水準の信用売り残の動向だ。売り残の中には、一説、年利にして数十%の高い料率でカラ売り用の株を調達した投機筋があるとの観測があるという。こうした向きは、モミ合い相場が長引く場合、1円でも安いところで買い戻して清算したいはず。11月中旬からの戻り相場をみると、終値で1000円を回復した11月24日以降、年末までに終値で1000円を割った日は3日のみ。1000円を割ると買い戻しが増えて値を戻す相場の形跡がうかがえる。信用売り残は、買い残の約2倍。日証金ベースの貸し株残高は、融資残高の約3倍。カラ売りの建て玉量が多い間は、1000円を割ると買戻しが増えて値を戻す傾向が続く可能性がある。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 06:00 | 株式投資ニュース
2011年12月30日

【銘柄診断】任天堂はビッグタイトル好調、3DSの売上げ増の好循環に期待

銘柄診断 任天堂<7974>(大1)が浮上態勢に入りつつある。調査会社が任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の国内累計販売台数が400万台を突破したと発表、巻き返しへのきっかけとなっている。

 さらに、ソフト販売本数でも「スーパーマリオ 3Dランド」「マリオカート7」が、3DS向けタイトルとして初めて100万本を突破したとも伝えられ、買い人気が増幅されている。人気ソフトの販売好調が3DS本体の売り上げ増につながる、いい循環になりつつあるとの見方が強くなった。

 また、3DSの売上げ増や、来年6月以降に発売を予定する据置型ゲーム機「Wii U」の寄与で、今2012年3月期こそ営業赤字に転落の見通しだが、来20123年3月期は文字通りのV字型回復が予想されている。

 追加課金のゲーム配信を開始するとの観測も流れており、ソーシャルゲームの攻勢に押され続けてきた株価も反転への手掛かりをつかみつつあるようだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:47 | 注目銘柄・株価診断

きょくとうは四半期減益だが純利益など通期予想を超過‐‐引け後のリリース

■通期の売上高は4.1%増を見込む

引け後のリリース、明日の1本 クリーニングの大手・きょくとう<2300>(JQS)は30日の午後、第3四半期決算(3〜11月)を発表。売上高は前年同期比1.8%減の54.6億円になり、純利益は同9.7%減の2.9億円になった。9〜11月に4店舗を新規出店し、3店舗を移転リニューアル。これにより、今期は11月までで新規出店は22店舗、移転リニューアルは9店舗となった。

 今2月期の予想は変更せず、売上高が前期比4.1%増の71.2億円、純利益は同17.6%減の2.13億円、1株利益は38円61銭。第3四半期決算では、純利益をはじめ、営業・経常利益とも第3四半期で通期予想を上回ったため、業績の上ぶれが注目される。

株価は11月下旬からジリ高基調になり、350円前後の水準から上値を追う相場。30日に372円(3円高)まで上げてこの相場での高値に進み、終値も370円だった。2011年の高値375円(2月)に迫った。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 19:45 | 株式投資ニュース

神戸製鋼所が独自の製鉄法でインド企業と合弁会社

■株価は119円で今年を終える

 神戸製鋼所<5406>(東1)はインドのSAIL社(Steel Authority of India Limited、ニュー・デリー市)との間で、神戸製鋼所が独自開発した新製鉄法ITmk3(R)(アイティー・マークスリー)を活用した合弁会社を設立することで合意したと発表した。2010年3月に、共同事業化の検討に関する覚書を締結していた。早ければ2013年にもプラント建設工事に着工し、2015年の稼動・操業開始を目指す。製鉄業界では、新日本製鐵<5401>(東1)住友金属工業<5405>(東1)が合併を計画し、神戸製鋼所の動向は株価材料としても注目の余地がある。

 株価は11月の108円を下値に持ち直し、12月は133円まで上げたあと120円前後で推移。30日の終値は119円(2円高)だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 19:39 | 株式投資ニュース

【株式市場を検証】東証1部市場の売買代金は14営業日連続の1兆円割れ

【日経平均株価は4営業日ぶり反発、TOPIXは続伸】

■薄商いだが前日の米国株式上昇で安心感

 大納会となった30日は、日経平均株価(225種)が前日比56円46銭(0.67%)高の8455円35銭と4営業日ぶり反発した。TOPIXは前日比6.49ポイント(0.90%)高の728.61と続伸した。年末年始休暇を控えて積極的な売り買いは見られず、日経平均株価の日中値幅は僅か39円79銭にとどまったが、前日の米国株式市場が上昇したため安心感につながった。東証1部市場の売買代金は4831億円と引き続き低水準で、14営業日連続の1兆円割れとなった。

【株式市場を検証】東証1部市場の売買代金は14営業日連続の1兆円割れ

 前日29日の米国株式市場で、ダウ工業株30種平均株価は前日比135ドル63セント(1.12%)高の1万2287ドル04セントと3営業日ぶりに反発した。S&P500株価指数は前日比1.07%高と反発、ナスダック総合株価指数は前日比0.92%高と反発した。イタリア10年債の入札では発行額が目標上限に届かなかったが、平均落札利回りが6.98%となり、前回(11月末)入札時の7.56%に比べて小幅ながら低下した。外国為替市場では利回りの高止まりとしてネガティブに反応し、ユーロ売りの展開となったが、株式市場では安心感につながった。また主要経済指標も支援材料となった。米12月シカゴ購買部協会景気指数は62.5となり前回62.6とほぼ同水準だったが市場予想を上回った。米新規失業保険申請件数は38.1万件となり前週改定値36.6万件から1.5万件増加して市場予想よりも悪化したが、4週平均が37.5万件に低下したことが好感された。米11月中古住宅販売成約指数は前月比7.3%増となり市場予想を上回った。

 こうした流れを受けて、日経平均株価は前日比36円01銭高と買い先行でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き50万株の買い越しだった。しかし寄り付きの買いが一巡すると、狭いレンジでモミ合う展開となった。年末年始休暇を控えて、ユーロ圏の債務危機問題や為替の円高進行に対する警戒感が強く、売り買いともに積極的な動きは見られなかった。

 午後に入っても流れは変わらず、狭いレンジでモミ合う展開が続いた。ユーロ・円相場が一時1ユーロ=100円20銭台に上昇したことも弱材料視された。しかし大引けにかけて、株価指数先物取引が主導する形でやや上昇幅を広げ、この日の高値を付ける展開となった。日経平均株価は高値引けとなり、TOPIXもこの日のほぼ高値水準で取引を終了した。中国・上海株式市場が堅調だったことが安心感につながった。金融大手HSBCが発表した中国12月PMI(製造業購買担当者景気指数)は48.7となり11月の47.7から小幅に改善したが、引き続き50.0を下回ったため低水準だとして反応は限定的だった。

 東証1部市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄1313(全体の78%)、値下がり銘柄225(全体の13%)だった。セクター別には、建設、鉄鋼、非鉄金属、電機、大手商社、銀行、不動産、海運などが堅調だった。一方で、機械や証券がやや軟調だった。東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位の東京電力(9501)、2位のトヨタ自動車(7203)、4位の三井住友FG(8316)、7位の三菱UFJFG(8306)、8位のソニー(6758)、9位の武田薬品(4502)、10位のファーストリテイリング(9983)が上昇した。一方で、3位のグリー(3632)、5位のコマツ(6301)、6位のソフトバンク(9984)は下落した。ただし小幅な下落にとどまっており、主力株が総じて堅調だったと言えるだろう。

 国内要因に買い手掛かり材料が乏しく、年明け以降も海外要因に神経質な状況に変化はないだろう。そしてユーロ圏債務危機問題、特に12年1〜3月期に予定されているイタリアの国債大量償還が最大の注目点となりそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:39 | 市況・概況

シベールは第1四半期順当で通期41%増益予想を据え置く

■株価はなだらかな上昇基調

 東日本をエリアとする洋菓子のシベール<2228>(JQS)は30日の大引け後、第1四半期決算(9〜11月)を発表。売上高は前年同期比1.9%減となり、純利益は0.77億円の赤字となった。10月、仙台地区に「シベールの杜 富沢店」を開店するなど、厳しい事業環境の中で積極展開。今期・2012年8月期の予想は据え置き、売上高を前期比6.6%増の39億円、純利益は同41.4%%増の1.17億円、1株利益は6475円54銭とした。

 株価は日頃薄商いながら、9月の25万8000円を下値に、なだらかな上昇基調を継続。30日の終値は、前日比変わらずの26万7000円。9月以降の相場での高値となった。PER評価では、予想1株利益6475円54銭の41倍台になるものの、株価は概してこの水準で定着している。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 19:11 | 株式投資ニュース

犬丸正寛のキーワードで占う『2012年相場』〜世界は『選択と集中』へ

犬丸正寛のキーワードで占う『2012年相場』〜世界は『選択と集中』へ■キーワードで占う『2012年相場』

 2012年にマスコミに登場が予想される言葉は、どのようなものがあるだろうか。ざっと挙げてみると次のような言葉が予想される。その言葉を眺め、組み合わせてみることで、2012年の相場も見えて来るのではなかろうか。『』内が注目される言葉。

【海外】

 海外では先進国、新興国で問題となっている『貧富の格差』によるデモが2012年も続くことが予想される。とくに、アメリカは『大統領選挙』を控えていることから『失業』対策に力点が置かれるものとみられる。一方、『欧州信用不安』は引き続き世界経済にとって波乱要因。ユーロ体制を維持できるかどうか。ヨーロッパの信用不安が続くようだと、中国など『新興国経済の行方』にも影響してくる。

 あるいは、もう一度、アメリカ・イギリス・日本によるドル体制強化になるかどうかが注目される。とくに、『イラン・北朝鮮の核開発問題』から、アメリカへのリーダーシップ期待が強まることも十分に予想される。こうした中で2012年7月に『ロンドンオリンピック』が開催されることは、米英日の存在感を強める象徴のようでもある。

【国内】

 『消費税』、『財政再建』『TPP問題』、『沖縄基地問題』など現政権にとって解決が難しい問題ばかり。年末に『消費税引上案』は党内で了解は取り付けたものの、早速、国会での審議が控えている。2009年の『民主党政権公約』が果たされていないだけに、国民からの『民主党支持率は急低下』しているだけに野党攻勢は厳しいものが予想される。TPP、沖縄問題などに加え、さらに参議院で可決された2大臣の『問責決議』もあることから、『衆議院の解散の可能性』はかなり濃厚となっている。

 しかも、『維新の会など地方政党』の台頭が注目され、国民の間に変化を求める空気が強くなっている。仮に、解散総選挙なら単独で政権を取ることは難しく、『連立政権』ということになるだろう。

 国民生活にとっては、『福島原発放射能問題』、『東日本大震災復興の行方』、『異常気象による台風被害』、『電力不足』、『原子力発電所再稼動問題』など、国民生活に関係の深い問題も続いている。しかも、遠くない時期に発生が予想されている『東海沖大地震』への備えも急がなくてはいけない。『若年層の失業率』は高いままで、しかも、『円高傾向』から、『企業の海外進出』は引き続き活発で、そのことが国内雇用に影響している。ヨーロッパの信用不安が続くようなら『対ユーロで円高』の続くことが心配される。もちろん、強いドルということなら、対ドルでは円安も十分に予想される。

【2012年の株式相場は?】

★世界は「選択と集中」の時代、ドル中心に組み直し

 筆者は、『不景気の株高』の可能性が強いとみている。今、世界は『選択と集中』を迎えようとしているのではないか。1989年11月にベルリンの壁が崩壊して東西冷戦時代が終わり、世界は政治的にも経済的にも多極化し民主化が進んだ。22年経った現在、世界は「我も我も」状態でリーダーが不在。何かのきっかけで、テロや核戦争の起こる懸念を内包している。冷戦終結=平和の配当で豊かになれるはずのユーロ圏も逆に汗することを忘れたのか、借金に苦しんでいる。このため、現在の世界の国は、お互いに「選択と集中」で得意とする分野を磨き直す必要があるところに来ている。

 この点、日本の企業は早く「選択と集中」に取り組んできた。ベルリンの壁が崩壊した同じ年1989年の12月に日経平均は3万8915円の最高値をつけ「バブルが崩壊」した。以来22年、日本企業は、「選択と集中」で多角化経営から得意とする分野へ経営資源を集中してきた。このため、世界で日本企業の競争力が落ちたといわれるものの、必ずしも当てはまらない。決して、勤勉性まで失って、根本的な競争力が無くなったわけではない。その証拠にリーマンショック、欧州金融不安の中でも企業業績は強く、日経平均の予想1株利益は直近で600円近くあり立派な業績である。ただ、企業に比べ日本の政治は、まだ多党化のままで、これから企業と同じように「選択と集中」で日本再生を担う強い政治体制へ再編が予想される。

★行き場のない資金が日本株へ来る、『不景気の株高』

 恐らく、2012年は世界において、こうした日本の企業力の強さを見直す動きが予想される。しかも、政治も変わる可能性があることを考えればなおさらだ。

 世界で行き場のないマネーが日本の株式市場へ来る可能性はあるのではないか。消去法で「円」が注目されたように、次は「日本株」見直しの順番だろう。日本国内においても、行き場のない資金が株式市場に向かい『不景気の株高』になるものとみている。政府の政策が、『セメントも人も大切』という変更や、『東日本の復興本格化』を見込めば、建設株などにスポットライトの当る年になるものとみられる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:30 | 特集

【話題】東証「大納会」に「なでしこジャパン」の佐々木監督と安藤選手

■29年ぶり安値だが「高値引け」となり来年に期待

 2011年最後の取引となった30日の東京証券取引所では、売買終了後の午後3時から同15分にかけて、1年間の取引を締めくくる恒例の「大納会」が行なわれ、サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)監督・佐々木則夫(ささきのりお)氏、および同代表選手の安藤梢(あんどうこずえ)さん(ドイツ・デュイスブルク所属)=写真=が「打鐘」を行なった。

 30日の平均株価終値は、8455円35銭(56円46銭高)。年初からは約18%の下落となり、年末の終値としては、1982年以来、29年ぶりの安値となった。しかし、大引けにかけては尻上がりの動きとなり、終値は本日の高値。いわゆる「とう尾の一振」を飾る好調な締めくくりとなった。市場関係者には、尻上がりの高値引けとなった相場に、来年の願いを込める動きがあった。

東証「大納会」に「なでしこジャパン」の佐々木監督と安藤選手

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 18:15 | 特集

千代田化工建設は利益上ぶれ観測と原発代替エネを材料に出直る

■戻り相場の本格化にらむ

 千代田化工建設<6366>(東1)は30日、続伸となって「し」の字型に出直る相場となり、798円(31円高)まで上げ、終値は783円(16円高)。今3月期の連結営業利益が会社計画を上回りそうだと今朝の日本経済新聞が伝えたことを好感。LNG(液化天然ガス)施設の建設などが原発の代替エネルギー需要を受けて活発化していることと合わせて期待が広がった。株価は800円を目前に年を越すことになったが、戻り相場が本格化すれば850円どころまでは上値余地があるとの見方がある。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 17:49 | 株式投資ニュース

キヤノンはユーロ安・円高の一方で業績好調の期待が勝り反発

■12月期末配当60円が心理的に支える

 キヤノン<7751>(東1)は30日、反発相場となり、前場の3420円(20円高)を上値に終値も3410円(10円高)。対ユーロで円高が進み、1ユーロ100円台前半に達した割には堅調だった。為替動向は気になるものの、26日に、未定としていた12月期末配当の見込みを60円と発表し、12月決算の好調さがうかがえると期待する動きになった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 17:37 | 株式投資ニュース

【話題株】オリンパスは売り方の買い戻しにADR高が加わり続伸

■売り方と買い方の攻防は新年相場に持ち越し

話題株 オリンパス<7733>(東1・監理)は30日、31円高の1036円まで上げて7円高の1012円と続伸した。29日に海外ファンドの買い戻しが観測されて急反発し、きょうはこれに前日の米国市場で、同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して27円高(円換算値)で引けたことも加わり、売り方の買い戻しが増勢となった。

 ただ高寄り後は上げ幅を縮めたのは、10月の同社マイケル・ウッドフォード前社長解職をキッカケに発覚した約1070億円に上る損失隠しが、金融商品取引法違反の虚偽記載に該当するとして東京地検など当局の強制捜査にまで発展しており、上場維持問題はなお不透明としてリスク回避の換金売りも交錯しているためだ。

 同社と同様に前会長の特別背任容疑、ガバナンス(企業統治)問題を抱える大王製紙<3880>(東1)も、前日に東証に改善報告書を提出したことを受け6円高の537円と4日ぶりに反発した。

 オリンパスの株価は、前社長解職時の2032円から年初来安値424円まで約5分の1となる急落となり、この上場維持問題に絡む強弱感の対立や経営再建に関連する業務提携思惑などで1314円まで急反発、強制捜査を受けて再度、下値を探った。信用取組倍率は0.5倍と拮抗し逆日歩もついており、売り方と買い方の攻防は、新年相場に持ち越しいっそう熾烈化しよう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:27 | 株式投資ニュース

西松屋チェーンは野村証券の評価受け減額安を脱出し3日ぶり反発

 西松屋チェーン<7545>(東1)は30日、3日ぶりに反発。27日に今2月期の業績予想の減額修正を発表したため、冴えない相場だったものの、本日は、野村證券が来期・13年2月期を展望して目標株価を610円から670円に引き上げたと伝えられたことを好感する相場になった。株価は11月の555円を安値に持ち直している。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 17:26 | 株式投資ニュース

【話題株】東京電力は5日続落で越年へ、実質国有化問題など先行き不透明化

■株価は新年早々上場来安値で踏みとどまるか正念場

話題株 東京電力<9501>(東1)は30日、7円安の175円まで下げて5日続落し、今年6月9日につけた上場来安値148円以来の安値水準に沈んだ。

 同社株は、福島第1原子力発電所の事故発生で上場来安値まで93%の急落となり、2011年の東証第1部値下がり率ランキングでは、ワーストワンとなっているが、新年相場に向けて損害賠償責任などから実質国有化問題や株主責任問題などの先行きがいっそう不透明化することが懸念されており、リスク回避の手仕舞い売りが増勢となった。

 実質国有化問題は、同社自体が、12月27日大引け後に原子力損害賠償機構に賠償見積もり額が1兆109億800万円から1兆7003億2200万円に増加するとして6900億円の追加資金援助を要請したが、同時に同社西澤俊夫社長と枝野幸男経済産業大臣との会談内容も伝えられ、枝野大臣が「公的管理を含めて検討を」と財務基盤の強化のための公的資金の出資を示唆しており、来年3月に取りまとめられる総合特別事業計画の動向が注目されることになる。

 一時、沈静化した株主責任問題の再燃なども想定されることになり、株価は、新年早々、上場来安値で踏みとどまるか正念場を迎えることになりそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:12 | 株式投資ニュース

【銘柄フラッシュ】日本エム・ディ・エムが出直り日成ビルド工業も急反発

 今年最後の取引となった30日の後場は、年末年始の円高進行を気にしながらも、値上がり銘柄数が徐々に増えて全般堅調。ユーロ安・円高にもかかわらず、欧州比率の高い楽器のローランド<7944>(東1)が4.3%高。トヨタ自動車<7203>(東1)も1.4%高。円高メリットのファーストリテイリング<9983>(東1)は世界的な組織再編の観測も材料に戻り高値の1.2%高。グリー<3632>(東1)は売買代金3位で上げ一服の0.2%安。

 東京電力<9501>(東1)は昨日に続き東証1部の売買代金・出来高とも1位となり、後場は小高い相場に転じて反発0.6%高。オリンパス<7733>(東1)は売買縮小ながら0.7%高。

 東証1部の値上がり率1位には株価10円台のランド<8918>(東1)の14.3%高が入りマネーゲーム感覚、2位にはブイ・テクノロジー<7717>(東1)が入りソニー<6758>(東1)の液晶パネル戦略にからむ思惑とかで13.8%高、3位には日本エム・ディ・エム<7600>(東1)の11.8%高が入り直近いきなり連日急騰した相場には余波があるとされて急反発。

 エス・バイ・エル<1919>(東1)は日証金の規制解除がいわれ順位は前引けの2位から後退したものの一段ジリ高の11.7%高。日成ビルド工業<1916>(東1)はエス・バイ・エル同様スマートハウスに期待との見方あり8.3%高。

 シー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687>(東1)はコンビニ事業をサークルKサンクス<3337>(東1)からローソン<2651>(東1)に転換する方針を材料に6.1%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:31 | 市況・概況

戦時中のソ連を舞台にした小説から…「食料品」セクター=田北知見の銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ デイヴィッド・ベニオフ(田口俊樹 訳)の小説『卵をめぐる祖父の戦争』を読んでいる。まだ途中までしか読んでいないのだが、面白いし、泣ける小説でもある。舞台は戦時中、ナチスドイツの侵攻・包囲下にある、ソ連のレニングラードだ。主人公というか語り手は、ユダヤ系ロシア人の17歳の少年。彼が後年、孫に当時の回想を語るという形で物語は進んでいく。

 敵の包囲網のせいで、市内は食べ物も燃料も物資も、何もかも不足している。日本も戦時中(と戦後しばらく)は同様の状態だったので、そうした話はたくさん読んだことがあるが、…このレニングラードの話は、人肉食や略奪を主人公が見てしまうシーンなどもあり、かなりキツい。回想(語り)が始まって最初の7行を読んだだけで、涙が出てきた。少しだけ引用すると、「あんなにひもじかったことも、あんなに寒かったこともない。(中略)実際、1941年の6月にドイツ軍が侵攻してくるまで、わしらは自分たちのことを貧乏だと思っていた。それが冬になる頃には、6月がもう楽園みたいに思えたもんだ。」

 そして、ロシアの寒さ。読んでいるだけで、骨の髄まで冷えびえとしてくる。しかし、物語じたいはどこか明るく、前向きさを感じさせる。主人公の相棒役の青年が明朗だからだろうか。でも、たぶん結末は…(涙)。

 充分に食べ物のある現代の日本に生まれたことへ感謝しつつ、食料品セクターの銘柄を見てみた。

★ロック・フィールド〈2910〉(東1)

 サラダ主体の惣菜店『RF1』や『神戸コロッケ』を展開している、ロック・フィールド<2910>(東1)を入れる。12月30日終値は9円安の1279円。単位100株。PERは約12.9倍、PBRは約0.8倍となっている。チャートは6月8日につけた直近安値1154円から反発し、以降は凸凹しながらも下値抵抗線を切り上げてきている。このままジリ高トレンド維持で、9月30日につけた直近高値1320円上抜けを目指す。

 業績は好調。今期2012年4月通期業績予想は、売上高は前年比8.1%増の500億8600万円、営業・経常・純利益は同2割内外の増益を見込んでいる。『会社四季報』には、次期2013年4月期も増収増益との予想値が出ている。また、今期末配当金は記念配10円を含んで32円の予想。現在の株価で利回り約2.5%の計算となる。大口株主には、岩田弘三社長のほか、自社取引先持株会、自社社員持株会、生保、地銀、信託口などが並んでおり、堅そうな印象だ。

★ジャパンフーズ〈2599〉(東1)

 飲料受託生産の最大手で、水宅配事業なども行なっている、ジャパンフーズ<2599>(東1)を入れる。12月30日終値は前日終値と変わらずの770円。単位100株。PERは約6.2倍、PBRは約0.6倍と割安水準にある。チャートは7月29日につけた直近高値845円から反落し、モミ合いながらも続落トレンドで来ていたが、11月15日と同17日につけた直近安値740円で底を打ったもよう。このままリバウンドトレンド維持で、ここ半年ほどの高値フシ850円ラインを目指す。

 業績は堅調。期中に品質不良品の廃棄にともなう損失、固定資産の減損損失、投資有価証券評価損を特損計上したものの、震災特需もあって、現在のところ、今期2012年3月期業績予想は前年比増収増益との予想を変更していない。大口株主には伊藤忠商事、東洋製罐、アサヒ飲料や、信託口、自社従業員持株会、地銀などが並んでおり、こちらも堅そうな印象で、買い安心感を感じさせる。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:18 | 特集

【株式市場】円高を気にするが日経平均は高値で終わり「とう尾の一振」

■33業種別指数は32業種が高い

 今年最後の取引となった30日の東京株式市場は、後場、日経平均が次第高となり、本日の高値で終了。メダカかフナのレベルとの指摘もあったものの、「とう尾の一振」を示現した。年末年始中の円高進行を気にしながらも、値上がり銘柄数が徐々に増えて全般堅調だった。ユーロ安・円高にもかかわらず、欧州比率の高い楽器のローランド<7944>(東1)が4.3%高。トヨタ自動車<7203>(東1)も1.4%高。東証1部の売買代金1位は、昨日に続き東京電力<9501>(東1)となり、大引けにかけて堅調相場に転換し、0.6%高の183円(1円高)。東証1部の値上がり銘柄数は1313銘柄(約78%)だった。

。日経平均は4日ぶりの反発。後場は、大引けにかけて次第高となり、終値は本日高値の8455円35銭(56円46銭高)。小ぶりながら「とう尾の一振」を示現。

 東証1部の出来高概算は低調で、8億3867万株、売買代金は4831億円。1部上場1673銘柄のうち、値上がり銘柄数は1313(前引けは1057)銘柄、値下がり銘柄数は225(前引けは353)銘柄。

 また、東証33業種別指数は32業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、空運、電力・ガス、金属製品、鉄鋼、不動産、パルプ・紙、非鉄金属、倉庫・運輸、ガラス・土石、など。一方、値下がりした業種は、証券・商品先物、のみだった。

【株式市場】円高を気にするが日経平均は高値で終わり「とう尾の一振」

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:44 | 市況・概況

【話題株】虹技は新展開に突入!低位仕手株の牽引役として買い人気集中

■新日本理化に代わる新たな仕手株の牽引役

話題株 虹技<5603>(大1)は30日、72円高の296円まで上げて60円高の284円と大商いで大幅続伸、11月29日の高値239円を更新し、新展開に突入してきた。

 低位仕手系株のリード役だった新日本理化<4406>(大1)が増し担保の料率アップ、そして新規売り禁止と規制が強化され、新規の資金流入が難しくなる中、新たな牽引役として同社に人気が集中しつつあるようだ。この日の新展開入りで戻り待ちの売りが吸収され、相場的には新たな段階に突入したと思われる。

 直近の取組みは売り残が398万株、買い392万株と3市場残高では売り長に転じてきた。ただ、大証金では買い長で逆日歩の発生もない。逆日歩が発生するようだと、売り方の締め上げの動きが本格化する可能性が強く、ここらあたりの動向が株価を読む上での最大のポイントになりそう。

 今2012年3月期は営業利益8億3000万円と前期比39%の減益見込みだが、それでも期初の見通し5億9000万円からは増額修正されている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:36 | 株式投資ニュース

サッポロHLDは利益上ぶれ観測受け「権利落ち」後の下値固める

 サッポロホールディングス<2501>(東1)は30日の後場も堅調で、終値は291円(1円高)。今12月期の連結営業利益が前期比17%増の180億円との従来予想を確保できそうで、数億円程度は上ぶれする可能性もある、と今朝の日本経済新聞が伝え、前場は293円(3円高)まであった。株価は、12月期末配当の権利確保を終えた28日に11円安の291円と「権利落ち」したまま戻せない状態だが、この一両日で290円の大台で下値を固める動きになった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:12 | 株式投資ニュース

スカイマークは年末年始の航空路線繁忙と伝えられ後場1000円を回復

 スカイマーク<9204>(東マ)は30日の後場一段上値を追う場面があり1000円(22円高)まで上昇。年末年始の国内航空路線の繁忙が帰省関連のニュースなどで伝えられたことを材料視する相場になった。朝方は970円(8円安)まで軟化。ここからの持ち直しに強さを感じる投資家があったようだ。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:47 | 株式投資ニュース

【銘柄診断】ホンダはタイの洪水など悪材料は一巡、後半から回復を見込む

銘柄診断 ホンダ<7267>(東1)はややもたついた動きになっている。10月上旬から約7週間浸水したタイの四輪工場で水没した新車1055台をスクラップにする作業を開始したと伝えられ、株価の足かせとなっていたタイの洪水については区切りが付いたかたちにあったが、ここへきてはユーロ安が再び重石となっている。タイの洪水の影響が見極めがたいとして会社側は今2012年3月期の業績についてはひとまず未定としている。

 ただ、同社の場合、タイ以外での代替生産が可能で、世界生産全体に占める割合が5%程度とわずかなことから、アナリスト筋では今3月期の営業利益を3700億円程度(前期5697億円)と後半からの回復を想定している。

 米国四輪車市場の回復、新興国四輪車・二輪車市場の拡大を映し、来2013年3月期は大幅増益が見込まれる。PERは0.9倍。静かな訂正高が期待できそう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:34 | 注目銘柄・株価診断

東洋建設は久々70円台、来年への活躍期待を膨らます

 東洋建設<1890>(東1)は、2円高の70円と4日ぶりに70円台を回復し堅調。8月の安値63円まで下げるかとみられたものの、9月と11月につけた67円で底打ちした。

 今期(2012年3月期)が営業利益35.9%減益見通しにあるため、直ちに上値は期待し難いものの、2012年は「セメントから人へ」から、「セメントも人も大切」へ、政府の政策が変わることから建設株に注目が高まる見通し。しかも、復興関連特需も加わる。次期(2013年3月期)の業績次第では、3月25日につけた高値122円を上抜くことも見込めそうだ。大納会の堅調な動きは来年に対する期待を含んだものといえるだろう。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:23 | 株式投資ニュース

【話題株】「K氏」関連株が堅調!宮地エンジニアリンググループ、新日本理化など

話題株 宮地エンジニアリンググループ<3431>(東1)は30日の後場も堅調で、14時20分にかけては132円(4円高)前後で推移。大物仕手筋「K氏」関連銘柄のひとつとされ、昨日までの4日間は127円から128円で下げ止まっており、調整一巡感が強まってきたとの見方が出ている。

 また、「K氏」関連の本命株とされる新日本理化<4406>(大1)も堅調で、直近は792円(11円高)。やはり、この2週間ほどは710円を下値に下げ止まる相場で、日柄調整が進んできたとの見方が出ている。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:21 | 株式投資ニュース

【銘柄診断】コマツは中国減速懸念の景気敏感特性と下げ過ぎ訂正買いが交錯しもみ合い

銘柄診断 コマツ<6301>(東1)は30日、14円安の1793円と反落し、もみ合いを続けている。来年2012年の中国経済の成長率が、減速感を強めるとの観測が強まっており、同社の今3月期業績の再下方修正を懸念するネガティブな景気敏感特性売りと、PER9倍台は割安とする下げ過ぎ訂正買いとが交錯している。

 同社の今期業績は、今年10月に下方修正された。直接の減額要因は、為替相場が、ドル、ユーロ、人民元に対して円高となり、中国の金融引き締め策で産業機械のワイヤソーなどが減少したことを上げており、建設機械・車両は、中国向け需要の減少をその他の戦略市場、伝統市場の好調推移でカバーしたとしたが、その中国の成長率が減速感を強め、欧州市場のリセッション懸念、新興国市場の停滞などが観測されており、業績再下ぶれ不安も台頭する。

 株価は、業績下方修正と同時に発表した自己株式取得・消却で2000円台をキープしたが、中国の上海総合株価指数の下落とともに1700円台まで再調整した。景気敏感特性が上ぶれ・下ぶれのどちらに振れるか、新年相場の注目点に浮上してくる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:17 | 注目銘柄・株価診断

【銘柄診断】キヤノンは10年半ぶりのユーロ安も強弱感が分かれ小動き

銘柄診断 キヤノン<7751>(東1)は、変わらずの3400円近辺で推移する小動きが続いている。29日の海外為替市場で、円の対ユーロ相場が、1ユーロ=100円台スレスレと10年半ぶりの円高水準となったが、この円高に対して、100円台をキープしたことをポジティブに評価する観測と、正月休み中にも100円台割れを懸念する観測との強弱感が対立し売り買い交錯となっている。

 前日の米国市場で、NYダウが、135ドル高と反発し、同社ADR(預託証券)も、東京市場の終値に対して5円高(円換算値)と続伸して引けたことも、ポジティブ評価の一翼を担っている。ただ同社の今2011年12月期業績は、7月に上方修正したものを10月に一転して下方修正しており、業績の先行き不透明感は継続する。

 この下方修正要因の一つは、通期の想定為替レートを1ドル=80円から79.41円、1ユーロ=115円から110.83円と円高方向で見直したことにあり、純利益は、7月の増額値2600億円が2300億円(前期比6%減)へ引き下げられ減益転換が見込まれた。

 この為替レートのうち、ユーロ相場は、欧州の政府の債務不安・銀行の資本不足問題が、正月休み明け早々に重要イベントを迎えるスケジュールにあり、投資判断を迫られることになる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:10 | 注目銘柄・株価診断

【話題】大納会の東証1部高値更新は15社減少の9銘柄

■ローソンは連日の高値!

株式市場の話題 ローソン<2651>(東1)は、前場80円高の4865円と変わらずを含めて5日続伸し連日、年初来高値を更新し、後場も4800円台で売り買いが交錯している。

 直接の買い材料は、前日29日昼休み時間中の12時にシー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687>(東1)が、サークルKサンクス<3337>(東1)との企業FC契約が、来年2月末に15年間の契約期間満了を迎え、「サンクス」ブランドのコンビニ事業を終了、ローソンとの契約提携交渉を進めていることを発表したことにある。ローソンの今2月期業績の上方修正、増配も見直され、売り長で逆日歩につく信用好需給もフォローしている。

■ディフェンシブ株主導が続くことを示唆

 大納会の高値更新銘柄は、全市場で13時10分現在、同社株も含めて20銘柄を数え、このうち東証1部では、9銘柄と昨年2010年大納会(全日分)の24銘柄に比較して15銘柄減少している。大納会の取引時間は残り約1時間、前年実績まで届きそうもない。

 また、安値更新銘柄も、前年のゼロから7銘柄に増加しており、全般市況の悪化を反映する大納会相場が続いている。高値更新銘柄は、小売株、震災復興関連株などの内需株が中心で、新年相場も、ディフェンシブ株主導が続くことを示唆しているといえそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:04 | 特集

【注目の決算発表】ユニーは観測報道値を上回る3Q好決算も料出尽くし感

注目の決算発表銘柄 ユニー<8270>(東1)は30日、前場は13円安の679円まで売られたが、後場は値を戻し、変わらずを挟んで推移している。前日29日大引け後に今2月期第3四半期(3Q)決算を発表、営業利益、経常利益が、12月20日付けの日本経済新聞の業績観測報道値を6億円〜13億円上回り、9月に上方修正した2月通期業績に対して高利益進捗率を示したが、大納会であることもあり、材料出尽くし感から利益確定売りが増勢となっている。

 3Q業績は、前年同期比3%減収、28%営業増益、34%経常増益、17%純益減益となり、2月通期予想業績に対する利益進捗率も、81〜84%と目安の75%を上回った。

 総合小売業では国内で3店舗を出店(閉店4店舗)し、「ユニー創業100周年」をテーマに記念商品を販売、コンビニエンス事業では、タバコの売り上げ続伸や「中食」商品やオリジナル商品が好調に推移したことなどが寄与したもので、純利益は資産除去債務損失84億8100万円、減損損失36億2900万円、災害損失24億2200万円を計上して減益となった。

 2月通期業績は9月の上方修正値を据え置き、経常利益は367億円(前期比13%増)、純利益は48億円(同20%減)と見込んでいる。

 株価は、9月の外資系証券の業績上ぶれ観測で749円の戻り高値をつけ、12月20日の業績観測報道でも717円と買われ、700円台を固めてきた。PER評価では27倍台と割高だが、PBRでは0.5倍と出遅れており、新年相場に向け売り長で逆日歩のつく信用好需給とも綱引きしつつ下値を再確認しよう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:39 | 決算発表記事情報

【話題株】ベッド2社新高値、パラマウント2341円、フランス134円

話題株 ベッド2社が新高値。パラマウントベッドホールディングス<7817>(東1)は、51円高の2341円と3日続伸、年初来高値を更新。フランスベッドホールディングス<7840>(東1)も3円高の134円と4日続伸、年初来高値を更新。パラマウントベッドHDはほぼ連日の高値更新で、フランスベッドHDは11月29日以来1ヶ月ぶり。業績も共に堅調。

 パラマウントベッドHDの今期(2012年3月期)予想1株利益は81.6円。フランスベッドHDの今期(2012年3月期)は1株利益3.0円の見通しだが、営業利益は2.6倍と増益率は高い。医療用ベッド、介護用ベッドの需要増加が見込まれていることから2012年のテーマ性を備えた銘柄という人気だ。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:23 | 株式投資ニュース

【注目の決算発表】ヒマラヤは1Q業績赤字転落で利益確定売りが先行し反落

注目の決算発表銘柄 ヒマラヤ<7514>(東2)は30日、52円安の508円まで下げて4日ぶりに急反落している。前日29日大引け後に発表した今8月期第1四半期(1Q)決算が、赤字転落して着地したことを嫌い利益確定売りが先行している。

 1Q業績は、連結決算が初開示となるため前年同期対比はないが、売り上げ131億2600万円、経常利益3億500万円の赤字、純利益2億6700万円の赤字となった。前年同期の単独業績は、黒字となっており赤字転落したことになる。

 一般スポーツ用品は、シューズやアウトドア用品などが好調に推移したが、売上総利益率が、気温の低下が遅れて防寒衣料などが低調に推移し、連結子会社のビーアンドディーの利益率が相対的に低いことなどが響いた。

 今期第2四半期(2Q)累計・8月通期業績は期初予想に変更はなく、通期純利益は12億5000万円と見込んでいる。

 株価は、前期第3四半期の好決算にクールビズ人気先取りが加わり年初来高値658円まで買い進まれ、三菱商事<8058>(東1)を割り当て先とする自己株式処分の処分価格578円近辺での中段固めを続けてきた。PERは4倍台、PBRは0.6倍と下げ過ぎを示唆しており、下値では年明け後の気象条件など手掛かりに逆張りの買い物再燃も予想される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:20 | 決算発表記事情報

CVSベイエリアはコンビニの「看板替え」次第に評価し堅調

 首都圏の京葉地区を中心にコンビニを運営するシー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687>(東1)は30日の後場も堅調で、13時20分にかけては118円(4円高)。29日の昼12時にコンビニ事業の方針を発表し、「契約期間満了を来年2月末日で迎えるに当たり、『サンクス』ブランドでのコンビニ事業を終了(中略)、ローソンとの契約締結交渉を進めていく」と発表したことに期待する相場になった。昨日の発表後は、一時14円高の125円まで急反応したものの、終値は3円高の114円となり、「看板替え」には消化難の動きだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:20 | 株式投資ニュース

【上方修正株】中北製は2Q業績上方修正で震災復興関連人気が再燃し急反発

上方修正銘柄 中北製作所<6496>(大2)は30日、21円高の473円まで上げて変わらずを挟み4日ぶりに急反発している。前日29日大引け後に今5月期第2四半期(2Q)累計業績の上方修正を発表、連続減益率を縮小させることが、東日本大震災の復興関連株買いを再燃させている。

 前日に大証1部単独上場銘柄が、ストップ高を演じるなど逆行高したことも連想買い要因となっている。2Q累計業績は、期初予想より売り上げを2億2000万円、経常利益を2億3100万円、純利益を1億4200万円それぞれ引き上げ、経常利益は、10億3100万円(前年同期比2%減)と減益率を縮め、純利益は、6億200万円(同6%増)と増益転換する。大震災の復旧・復興需要に伴う短納期品やメンテナンス関連部品の売り上げが想定を上回り、利益も押し上げた。

 5月通期業績は、欧州経済危機など先行きが不透明化していることから期初予想を据え置き、純利益は、8億6000万円(前期比24%減)と減益転換を見込んでいる。

 株価は、大震災発生で突っ込んだ年初来安値380円から震災関連の復旧・復興需要思惑や前期業績の上ぶれ着地で同高値564円まで5割高し、半値押し水準でもみ合っていた。PER10倍台、PBR0.4倍の割安修正にトライしよう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:14 | 株式投資ニュース