
■新規上場銘柄大幅減で数少ない直近上場銘柄は魅力的
セブン銀はWトップ突破後の相場に期待し押し目を強気買い
セブン銀(8410・JQ)は、セブンイレブン、イトーヨーカ堂が1、2位の大株主。「窓口なし、通帳なし、貸し出しなし」の提携金融機関の顧客にサービスを提供するATM専用銀行だ。米サブプライム住宅ローンに絡む損失とは無縁の非銀行的銀行とも言うべき異色の銀行。ATMからの手数料を営業収益としており、セブンイレブン店舗を中心に2007年末現在で1万3000台のATMを設置している。提携金融機関は07年末現在554にのぼり、野村証券など非コンビニ戦略を展開し始めたことで、ATMの設置台数は増加カーブを急とする方向にある。つれて、事業拡大ピッチの加速が期待される。ちなみに、前08年3月期単独経常利益は小幅減益となったが、計画は超過達成した。また、今期経常利益は前期比2.6%増の253億円予想で営業収益、経常利益とも過去最高更新見通しにある今期予想PERは17倍台と割り高感は乏しい。
株式を新規上場したのは今年2月29日。18日で上場75日目となる。公開価格14万円に対し、初値は20%高の16万8000円。当日付けた16万1000円が上場来安値で、3月28日に22万8000円の上場来高値を付け、4月15日に22万7000円、そして、6月16日に再び22万7000円まで買われた。そして、17日に、利益確定売りから21万円台前半へと反落してきたもの。上場日から日が浅くトレンド形成には至ってはいない。しかし、得意な形態の銀行という魅力に加え、直近新規公開株が、4月1社(大証ヘラクレス)、5月1社(東証マザーズ)、6月1社(ジャスダック・予定)と、3月決算企業の新規上場可能日まで新規上場企業が極端に少ないうえ、3月期決算企業も市場環境の悪化や企業業績の悪化などで上場数は大きく落ち込むと見られている。結果、数少ない直近上場銘柄の同社株などへの関心は高まる方向にあり、ここからの狙い目は大といえることから、「強気の買い」銘柄として紹介しているもの。
>>特集の続きを読む(株式評論家・熱田和雄)







































































