バリオセキュア・ネットワークス<3809>(大へ)は、10日に前08年5月期決算説明会を開催した。前08年5月期業績は、売上高14億4400万円(前々期比32.8%増)、経常利益4億8700万円(同43.6%増)、純利益2億8700万円(同43.0%増)と大幅増収増益を達成。期中に業績が順調に伸びて、当初計画を上回ることが分かったため、昨年12月に上方修正を発表したが、その上方修正の数値をも上回る結果となった。
同社は、インターネットのセキュリティ事業、ホスティングサービス事業、プロフェッショナル事業の3事業を展開しているが、セキュリティ事業が主力で、全売上の90%を占めている。
セキュリティ事業では、企業向けにサービスを提供している。安価で、最高のセキュリティサービスを提供するうえに、販売パートナーとして、強力な販売力を持つ大手通信事業者であるUSEN、SoftBank Telecom、KDDIなどが名を連ねていることから、セキュリティサービスの提供件数は順調に伸びている。
04年5月期297件、05年5月期792件(495件増)、06年5月期1340件(548件増)、07年5月期1950件(610件増)、08年5月期2633件(683件増)と着実に増加している。今期末には3300件達成を目標としているが、この数字は年間で667件増加すると達成できることから、現在のペースであれば余裕を持って達成できる数字である。
前期の主な取組みとしては、顧客満足度を高めるために、サポート業務の24時間体制を実現している。そのために、日本コムシスとの協業体制を整え、サポート業務に加えて、納品も委託している。
また、サービス内容を充実させるために、毎年1つか2つの新しいサービスを増やしている。前期は迷惑メールを遮断するAnti SPAMの提供を開始している。その他にも協業企業との連携による付帯サービスで損害保険、フォレンジック、PCリサイクル、セキュリティ認証取得、セキュリティ診断、セキュリティ教育と6種類のサービスを提供している。
将来的にはマネージドセキュリティ市場規模の10%相当200〜300億円の売上高を目指す
今期の業績予想は、売上高17億6000万円(前期比21.9%増)、経常利益5億8000万円(同19.1%増)、純利益3億4800万円(同20.9%増)と引き続き最高益更新を見込む。
自己資本比率は85.0%で、無借金経営の超元気印企業。ストック型ビジネスであるため業績は安定していて、しかも急成長を持続させている稀有な企業。今後も着実にセキュリティサービスの提供件数を増やすことで、「将来はマネージドセキュリティ市場規模の10%に当たる売上高200億円から300億円の企業にしたい」(坂巻千弘代表取締役社長)と語っている。
また、株主還元にも積極的であり、上場以来増配を継続。今期も中間1200円、期末1300円の年間2500円(前期実績2200円)予想を発表している。
更には、流動性を高めるために、立会外分売を実施する予定である。分売株式数は1000株、分売予定期間は7月16日から7月23日とし、分売値段は分売実施の前日の終値を基準として決定する。買付顧客1人につき10株(売買単位:1株)を限度とする。1株当りの希薄化は無く、流動性が高まることから、分売実施後の株価反騰が期待される。
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