1992年から16年間のパフォーマンスを検証古くから相場の世界、とくに北浜では「天神底」という教えがある。水の都、大阪の夏の祭典「天神祭」の頃が底になるという教えだ。もちろん、コンピューターを駆使した理論優先の今の相場では、こうした教えを鵜呑みにする人は少ない。しかし、相場は多くの人の参加によって成り立っている。人は、理屈だけで生活しているわけではない。外国には、クリスマスがあるし、13日の金曜日という忌み嫌う日も存在する。日本人も正月は休みたいし、お盆には墓参りをする。故郷のチームが出れば高校野球だって応援する。それが、人の営みであり、相場にも反映される。
季節の中で、もっとも寒い2月が、「節分天井」になりやすく、もっとも暑い7月後半の「天神祭」が底になりやすい、というのが、米(コメ)相場発祥の地、大阪・堂島の教えである。寒ければ寒いほど、暑ければ暑いほど、的中率は高いといわれる。今年の7月は非常に暑い。 特に、5月とか6月に高値をつけた日経平均が、7月に入って、さらに下げてくるような時は「7月が安値」、つまり、天神祭の頃が底値になりやすい、と投資経験者は見ている。
「7月ので安値買い、8月売り」の戦法
1992年以降について、7月安値と、@3ヵ月後の10月終値を比較、A翌月の8月終値を比較してみた。16回中、3ヶ月後が高かったのは7回(表では○)、安かったのが9回(●)と、安い月が上回った。
しかし、1ヵ月後の成績では、高い月が11回、安い月が5回と、圧倒的に○印が多い。即ち、7月安値に対し、「3ヶ月の中期ではパフォーマンスは良くないが、1ヶ月後の成績は抜群に良い」という結果が出ている。このことから、「7月ので安値買い、8月売り」の戦法が良いといえる。しかも、○印の上昇幅が平均でも1317円と大きい。このため、7月の安値は積極的に買って行くところだ。
| 7月安値 | 10月終値 | 比較 | 8月終値 | 比較 | |||
| 1992 | 15024 | 16767 | 1743 | ○ | 18061 | 3037 | ○ |
| 1993 | 19545 | 19702 | 157 | ○ | 21026 | 1481 | ○ |
| 1994 | 19993 | 19989 | -4 | ● | 20628 | 635 | ○ |
| 1995 | 14295 | 17654 | 3359 | ○ | 18117 | 3822 | ○ |
| 1996 | 20627 | 20466 | -161 | ● | 20166 | -461 | ● |
| 1997 | 19495 | 16458 | -3037 | ● | 18299 | -1196 | ● |
| 1998 | 15739 | 13564 | -2175 | ● | 14107 | -1632 | ● |
| 1999 | 17367 | 17942 | 575 | ○ | 17436 | 69 | ○ |
| 2000 | 15394 | 14539 | -855 | ● | 16861 | 1467 | ○ |
| 2001 | 11531 | 10366 | -1165 | ● | 10713 | -818 | ● |
| 2002 | 9547 | 8640 | -907 | ● | 9619 | 72 | ○ |
| 2003 | 9078 | 10559 | 1481 | ○ | 10343 | 1265 | ○ |
| 2004 | 11018 | 10771 | -247 | ● | 11081 | 63 | ○ |
| 2005 | 11540 | 13606 | 2066 | ○ | 12413 | 873 | ○ |
| 2006 | 14437 | 16399 | 1962 | ○ | 16140 | 1703 | ○ |
| 2007 | 17042 | 16737 | -305 | ● | 16569 | -473 | ● |









































































