2010年の「上海万博」で自前の技術がいくつ披露されるか
オリンピック後の中国の姿はどうなのだろう。大きなイベントの後にはいろいろな面で転機がやってくる。
【短期】・オリンピック開催達成で国民に虚脱感。次の目標をどこに定めるか。
・オリンピック特需の消滅。「公共投資」、消費減退「民間需要」のダウン。経済発展をどう描くか。
・国民に一体感。先進国の仲間入り意識高まる。「大人としての国家意識」が高まるかどうか。
【中長期】
・オリンピックによる国威高揚効果。「眠れる獅子が目覚めた」。13億人の人口、広大な国土資産活用の「弟二幕」をどのように演じるか。
・2010年5月〜11月開催の「上海万博」をバネにできるか。これまでの中国は労働力と土地活用が主。物つくりが遅れている。万博を機に物つくりの比率が高まってくるかどうか。
・繁栄した都市部と、発展の遅れた内陸部の格差をどのようにカジ取りするか。特に、工業化、農業化など国家全体の進路にも関連してくる問題。発展した都市部は、オリンピック特需の効果が大きく、資産バブル的な要素も大きかった。その資産効果が弾け、地価下落、株価下落で都市部にも経済的な問題を孕んでいる。
先進国の仲間入り効果大きいが
「物つくり」の遅れが課題
印象=中国は鉱物資源はあっても原油などが豊富というわけではない。この意味では日本とも似ている。何かを加工して稼がなくてはいけない。しかし、はっきり言わせてもらうなら、物つくりの技術がない。これまで、外国企業誘致には、安い労働賃金がセールスポイントだったが、賃金は高くなってきた。低賃金を求めるなら内陸部しかない。ルールも先進国とは違ったところが目につく。結局は、広い国土を使った農業ができるかどうか。そして、「物つくり」の工業化をはかることができるかどうか。「上海万博」で、どれだけ自前の技術が披露されるかが中国の先行きを決めるのではないだろうか。






































































