倒産の報道が増え始めている。戦後最長の景気拡大で、「平成の大景気」とか、「大和景気」などと言われてきたが、現実の景気は厳しいようだ。特に「内需」は厳しい。戦後の荒廃地から復興、発展を遂げた日本。東京オリンピックを開催し、日本万博では技術力の確かさも証明してみせた。新幹線が行き交い、高速道路が張り巡らされ、本四には3本もの立派な橋が架かる。
社会資本は充実した。しかも、少子高齢化が加わり、国内需要は伸びない。その中でアーバンコーポレイション<8868>が行き詰った。
かつての列島改造のような新規の建設投資が見込める状況ではない。しかし、築後25年程度を経過したビルは都会には多い。このビルを再生する事業はマトを得たものだった。耐震、省エネ、IT化に対応したビルにリフレッシュさせることで生まれ変わる。新たに立て替えるより環境にも優しい。内需不振といわれる中で伸びてきたビジネスだ。
しかし、アメリカのサブプライム問題が大きく影響した。再生されたビルを一括購入していたファンドが資金難から動けなくなった。ビル再生という時流に乗った、しかも国内的な事業だと思われたが、海外からの影響を受けてしまった。改めて、グローバル化の世の中を思い知らされる。これによって、政治は動きだすだろう。選挙も近い。財政再建派を押し切って、景気対策の必要性を打ち出すには、見逃せない今度の出来事だろう。









































































