日経報道によると、グンゼは食品包装などに使う複合ナイロンフィルムの生産能力を2010年までに2倍に増強する。原油高による包装資材の価格高騰などで、スチロール容器をフィルム包装で代替する例が増えていることに対応する。今秋以降、複数の素材を1枚のフィルムに混在させる多層化フィルムも新商品化して、包装資材の高騰に悩む食品メーカーなどの需要に応えるという。そういえば、最近は、スーパーなどで見る、野菜などの生鮮食品にしろ、レトルトなどの加工食品にしろ、包装が以前と変わっている場合が多い。野菜はムキダシのまま箱に並んでいて、買う人が自分でポリ袋に入れるようになっていたり。カップラーメンは紙カップが多くなった。
今までは「袋」とか「包装」なんて、あんまり意識してなかったのだが(せいぜい、「ゴミがかさばって困るなあ」くらいだ)、こうして意識して見ると、生活に欠かすことのできない、重要なビジネス分野のひとつなんだなあ、と実感した。
というわけで、「食品包装」をキーワードに探した優良銘柄。。(2008/8/15 株マニ)
■グンゼ(3002)
グンゼは売上高の3割超が「機能ソリューション」セグメント
グンゼ<3002>(東1)は肌着メーカーのイメージが強いが、上記のような「機能ソリューション」事業も行なっている。前年連結実績で、同セグメントが売上高に占める割合は、35.1%を占めている。
同セクターには、飲料向けの平板収縮フィルムなどを扱う「プラスチックカンパニー」、複写機・プリンターをはじめとしたOA機器などを扱う「エンジニアリングプラスチックス部門」、FA(ファクトリー・オートメーション)機器などを扱う「電子部品部門」、高速製袋包装機などを扱う「その他部門」などがある。
チャートを見ると、7月16日につけた直近安値406円を底に、反発。凸凹しながらも上昇トレンドを形成しているように見える。14日終値438円でPERは15.47倍、PBRは0.75倍。信用残は1.56倍で買い残が増えている。市場では「今後、上がる」と見る向きも多いようだ。
1896(明治29)年に郡是製絲株式会社として創業した、老舗企業。正量取引(繭の品質に見合った価格を支払う。今で言うフェアトレード?)を行ない、大正時代には郡是女学校を設置するなど、昔からCSR(企業の社会的責任)を実施してきた。
■高速(7504)
食品向け包装資材の専門商社、高速は地味ながら優良企業株
高速<7504>(東1)は食品向け軽包装資材の専門商社。取り扱い商品は、食品加工業向けが過半を占めており、トレー、弁当容器、フィルム、ポリ袋など。周辺機器や関連ソフトなども扱っている。本社は宮城県仙台市で、東北と関東を中心に事業展開している。
業績は好調。今期2009年3月期連結業績予想は、売上高550億円(前年比4.6%増)、経常利益23億2000万円(同5.5%増)、純利益14億円(同5.8%増)の増収増益。会社四季報には、次期2010年3月期も増収増益の予想値が出ている。また、前期末で実質無借金、現金等38億5600万円と財務面も堅い。
チャートを見ると、現在は安値圏。14日終値532円でPER7.95倍、PBR0.95倍と割安でもある。
田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。








































































