IRからSRの時代へソニーが動き始めた業績が良いのに、ストンと下げる新興銘柄が目につく。しかも、出来高が通常より多いのだ。信用取引を使った買いの6ヶ月期日(制度信用)による売りでもなさそうなのだ。こうしたケースでは、機関投資家の売りが原因と見られる。サブプライム問題の影響で、どこの機関投資家も運用に苦労している。銘柄の入れ替え、組み換えを余技なくされているようだ。これに伴って実弾売りが出ているようだ。
つい先ごろは、新興銘柄ではないが、日本空港ビルデング<9706>(東1)がまとまった売りで急落した。外資系ファンドの売り、と見られている。機関投資家は有力な株の買い付け先。しかし、一方通行になりやすいことは頭に入れておかなくてはいけない。企業にとって、100人の個人投資家を相手にするより1人の機関投資家に買ってもらうほうが効率はいい。株価が上がっているうちはいいが、今度のサブプライム問題のように、一旦、潮が変わると値段に構わず売ってくるところがある。
多くの個人投資家を相手にするのは面倒だろう。個人投資家が100人いれば、100の意見がある。しかし、見方・意見が多いことは、株価の動きをなめらかにする働きがある。ソニー<6758>(東1)がIRの部署から新たに個人投資家向け専門のSR部署を創ったという。ソニー同社の元常務の佐野氏の時に、日本のトップを切ってIRに取り組んだ。今、また新たな動きをみせるソニーのSR(Shareholder Relations=株主向け広報・個人投資家への情報開示の強化)は重要なメッセージだ。
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