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2008年08月31日

ラクーン 第1四半期の大幅増収黒字転換により株価見直し

ラクーンホームページ ラクーン<3031>(東マ)は、29日の引け後に09年4月期第1四半期業績を発表した。売上高16億6400万円(前年同期比37.3%増)、経常利益1000万円(前年同期は9500万円の損失)、純利益900万円(同9500万円の損失)と決算・株主総会・採用費用の一時的増加を大幅増収によりカバーし前期第4四半期に引き続き黒字転換となった。
 同社は、アパレル、雑貨を主としたメーカーと地方小売店のB to Bのネット取引であるスーパーデリバリーを運営しているが、06年10月10日に中期経営戦略を打ち出し、顧客の早期囲い込みを実施するために、出展企業の入会金40万円の一括徴収を月額4万円に変更した影響で、07年・08年4月期の黒字予想は一転赤字予想としたため、株価は大幅に下落した。しかし、前期第4四半期に黒字化を実現したことで中期経営戦略の正当性が認められ、株価は一時的に急騰した。したがって、引き続き今第1四半期の決算も黒字転換となるかに注目が集まっていたが、黒字であったことから、今後株価の見直しが進むものと思われる。
 スーパーデリバリーの第1四半期を見ると、会員小売店数1万9322店舗(前期末比1749店舗増)、出展企業数902社(同25社増)、商材掲載数20万6697点(同1万5861点増)と順調に伸びている。個人消費低迷の影響を受けた会員小売店の仕入れが減少し、客単価が伸び悩みの傾向であったが、商品売上高は増加した。さらに、会員小売店数と出展企業数の増加により、粗利率の高い会費売上と出展基本料売上がそれぞれ増加した結果、粗利率が16.8%と前期末に比較し0.9ポイント向上している。売上高は15億4000万円(前年同期比44.1%増)と大幅増収となった。
 キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フロー3300万円、投資活動によるキャッシュ・フロー△1100万円、財務活動によるキャッシュ・フロー△1100万円と、設備投資は営業キャッシュ・フローの範囲内で行い、余った金額のうちから借金を返済しているため理想的といえる。現金および現金同等物の四半期末残高は1000万円増の5億8500万円となっている。よって自己資本比率も前期末の49.1%から2.8ポイント改善し51.9%となり、益々健全化している。
 通期業績予想は、売上高80億円(前期比45.4%増)、経常利益2億円(前期は1億5800万円の損失)、純利益1億7000万円(同1億6000万円の損失)と大幅増収増益で黒字転換を見込んでいる。
 なお、オンライン激安問屋は9月開始予定の「バイヤーズナビ」開設に伴い10月末日を目処にサービスを終了する予定。

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