得意の試験・計測機器に環境関連分野と「ゆるみ止めナット」が加わるテークスグループ<7719>(東2)が快調に上値を追っている。8月15日の73円をボトムに上昇へ転じ、9月11日には154円までつけ1ヶ月弱で2.1倍の上昇。低位株が急伸となった場合は短期間で終わるケースが多いが、同社株の場合は、活発な出来高が継続、非常に強い動きが特徴。
同社は8月に東京衡機製造所から現社名に変更。単体での民生品事業、環境関連分野と、連結子会社での「ゆるみ止めナット事業」(株式会社KHI)、「データセンター事業」(株式会社アジアビーアンドアール)によってグループ成長戦略を積極化することが株価で評価されている。基本は「日本のものづくりを根底から支える」である。1923年(大正12年)設立の東京衡機製造所が鉄鋼、自動車、鉄道、船舶などの製造業、ビル等の構造物、ダム、橋梁、高速道路などの建設土木において試験・計測機器のトップメーカーとして、日本のものづくりに貢献してきた。
鉄塔の風圧によるボルトのゆるみを防止
環境関連事業、ゆるみナット事業の成長性にマーケットは期待する。なかでも、「ゆるみナット事業」に期待が強い。子会社のKHIが開発した「ハイパーロードナット」と、「ハイパーロードスプリング」は、従来のボルトナットの「ゆるむ」という欠点を克服したもの。山並みを連なる電力送電線の鉄塔の風圧によるボルトのゆるみを防止する。日本最大規模の橋梁、「大鳴門橋」においての3年間の経年観測が終了しKHI製品が全面的に使用が決まった。動くもの、揺れるもの、回転するものは必ず、ナットのゆるみが生じる。これを、一旦、締め付けたらゆるまないようにするのが、この製品である。JR、電鉄各社、電力各社、高速道路会社、トヨタ自動車、日産自動車、マツダ、オリエンタルランドに納入実績を持つ。
2009年2月期は営業利益1億3300万円(前期は3億2000万円の赤字)と黒字転換見通し。まだ無配だけに200円を大きく突破することは難しいが、成長期待で真空地帯を200円まで駆け上がる可能性はある。









































































