松村石油研究所(MORESCO)<5018>(東2)が10日、今09年2月期中間業績を発表した。売上高が前期比6.6%増の71億2400万円、営業利益は同10.5%減の3億3400万円、経常利益は同2.5%減の3億9700万円、最終利益は同4.5%減の2億2300万円となった。
売上全体の約3分の1近くを占める主力の特殊潤滑油部門が国内自動車産業の生産調整の煽りを受けて売上が伸び悩んだが、リチウムイオン電池膜の生産工程向けが受注が好調で、製品値上げも順調に進んだ流動パラフィンの属する素材部門、食品製造用など新用途に向けた新製品販売開始のあった合成潤滑油部門、さらに大人用紙おむつなどの衛生材向け用途が、需要の拡大により数量増となったホットメルト接着剤部門の売上は好調に推移した。しかし利益面においては原材料価格の高騰と一部製品価格転嫁の遅れから厳しい展開を余儀なくされた。
通期も売上高は前期比10.2%増を見込むが、利益面においては全ての段階で減益見通し。原油やナフサの価格は低下傾向に入っており、原材料価格の低下は期待されるが、反対に主力得意先である自動車メーカーの生産調整や業績の下方修正を受けて、今度は売上の伸び悩みが懸念されるところではある。世界的な株安、それに伴う景気減速で輸出環境の悪化懸念も考えられる。
今後は需要の急増する大人用紙おむつのシェアアップや製品価格の値上げを適切に進めていくことで、全体業績の底上げを図っていきたいところである。
株価的にはマーケット全体の地合いの悪さにつられる形で10日に年初来安値を更新、390円で引け400円の大台を割った。ただしPERは6倍を切り割安感が強まっているうえ、今期は創立50周年記念配を含み5円の増配(年間20円)を実施予定であることから、10日終値換算で配当利回りは5.13%(2部銘柄平均は3.04%)とインカム銘柄としては魅力を発揮している。









































































