ハウス食品<2810>(東1)今期の営業利益は2ケタ増益
1400〜1800円の大ボックス相場
【事業概要・特色】
カレーやシチュールウなどで国内シェア首位を誇る食品メーカー。特にカレーは「バーモンドカレー」などの人気ブランドを持ち、圧倒的なシェアを誇る。スナック菓子、インスタントラーメン、飲料なども手掛け、家庭での食生活に幅広く関わっている。ウコンの力など、健康食品部門も強化。ハウスウェルネスフーズを07年10月には武田薬品から株式をすべて取得し、完全子会社化している。
【業績&材料】
景気減速で、内食回帰・米飯回帰の動きがみられ、ルウカレー、レトルトカレーともに好調に推移している。景気の悪化で、今年冬の1人当たりボーナス支給額は減少予想から今後の内食傾向は加速しそうだ。
08年9月の中間決算では、売上高は1134億600万円と前年同期に比べ4.5%の減収。4月1日より販売制度を改定。従来、販売費及び一般管理費に計上されていた経費の一部を販売価格から差し引きネット化へ変更した。このため、前年同期と同一基準なら0.1%の増収。「食料品事業」は節約志向で外食を控える傾向が強まる中、「こくまろカレー」、「贔屓屋カレー」が好調。「北海道シチュー」も健闘した。「健康食品事業」では、「ウコンの力」が続伸したが、「六甲の水」は競争激化で減少。
原材料、流通コスト等のアップを増収効果とコストダウンで吸収、営業利益は前年同期比20.7%増の59億4400万円と2ケタ伸長。営業利益率は5.24%(前年同期4.14%、前3月期3.78%)と向上した。今3月期の営業利益は19.9%増の106億円と8期間ぶりに100億円台を回復。通期での営業利益率は4.67%。1株利益50.1円、年22円配当は継続の方針。
当面は13週線と26週線の間でモミ合い
下期増額ならボックス上限へ急伸も、下値拾って待つ
【株価の推移】
10月に全体相場安で1331円の安値をつけたが、基本は1400〜1800円の大ボックス相場。08年から続いている。08年の高値は1842円(8月)、同安値1331円(10月)で、中間値は1587円。前週末21日の終値は1602円と中間値を若干だが上回っており買い方がほっとできる水準。また、前週末で13週線を抜き、これから、しばらく13週線と26週線の間でのモミ合いになるものとみられる。
【投資方針】
業績は2ケタ増益と申し分ない。節約志向は続くとみられる。政府の定額支給で一時的には外食は増えるとみられるが、景気が今後いっそうの悪化が予想されるからだ。引き続き「内食」のテーマに乗る。ただ、PERが既に31.9倍、利回りも1.37%と指標面からは割安ということではない。チャートは13週線を抜き、今後は、モミ合った後、26週線抜けをうかがう動きになるものとみられる。下期に増額でも出れば一気にボックス上限の1800円は予想してよいだろう。1500円前後で仕込んで1750円以上での吹き値売りがよいだろう。
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