日本ライフライン<7575>(JQ)は、18日の引け後にウベ循環の株式取得に関して、株主である宇部興産と株式譲渡契約を締結したと発表。同社は、循環器領域を中心とした医療機器の販売を行っているが、医療機器の公定価格である保険償還価格の継続的な引き上げにより、収益率が低下している。また、海外メーカーを中心とする活発なM&Aの実施により、版権の不安定化リスクが高まっている。そのような状況のなかで、収益率が高く、版権を喪失するリスクが無い自社製品の開発・製造に注力している。現在では売上高の2割弱まで成長している。
今回のウベ循環の子会社化もその流れに沿ったものである。ウベ循環は、血液浄化装置・回路、人工心肺回路、人工血管などの製造、輸入、販売を行っている。子会社化することで、開発・製造面でのノウハウを活用し、自社製品の拡充を図るとともに、研究開発や技術面での交流を行うことで、新製品開発の可能性が期待できる。また、販売面に関しては、同社の販売ネットワークを活用することで市場シェアの拡大が期待できる。
エラ・メディカル社製品への切替、自社製品の開発・販売の促進により利益率向上を図り、保険償還価格の改定に対応している。既に、ガイダント社との契約が終り、エラ・メディカル社の製品が売上の中心となっていて、粗利益率は第2四半期末で対前期末比5.1ポイントアップの大幅改善と成果が出ている。
ウベ循環の株式譲渡予定日は09年2月17日。なお、3月31日を株式のみなし取得日とするため、今期の業績には影響はない。
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