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2008年12月31日

2009年はオバマ政策を好感なら外需関連株が急反発の芽

■2008年は「内需関連堅調」、「外需関連急落」の1年

2008年はこう動いた 2007年12月28日(大納会)と、2008年12月30日(大納会)の主な指標を比較した(下表参照)。軒並み大幅下落となった。その中での特徴は、「外需関連の下げが大きかった」ことである。これに対し、内需関連も下げてはいるが、外需に比べると比較的下落率は小さかった。

 こうした外需関連不振、内需関連の堅調はインデックス(指数)では顕著には見られないが、個別銘柄では、かなりはっきり出ている。外需関連の中心的銘柄のトヨタ自動車<7203>新日本製鐵<5401>三菱商事<8058>コマツ<6301>シャープ<6753>などが50%を超える下落率となった。本来、内需関連であるはずの金融株もアメリカ発の金融不安で野村ホールディングス<8604>三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>も大きく下げた。
 これに対し、東京電力<9501>日清製粉グループ本社<2002>東武鉄道<9001>が堅調で、ダイワボウ<3107>は風邪ウイルス関連で値上がりした。また、電通<4324>が大きく下落し内需であっても構造変化を伴っている業種は厳しい。
 こうした動きは2002年2月から2007年末まで約5年拡大した日本の景気(まだ期間は確定はしていない)が、「前半」は大手企業のリストラと新規上場企業の増加によってリード。「後半」は輸出によって拡大したことがある。その「後半」をリードした輸出・外需が中国オリンピック需要の一巡とアメリカの金融不安による落ち込みで急減した。

●データで見るこの1年の動き
  07年12月28日 08年12月30日 比較(%)
日経平均(円) 15,307 8,859 ▼42.1
TOPIX 1,475 859 ▼41.7
JQ平均(円) 1,730 1,092 ▼36.8
大型指数 1,555 853 ▼45.1
小型指数 1,908 1,298 ▼31.9
売買高(億株) 8.8 8.5 ▼3.4
1株利益(円) 933.0 532.4 ▼42.9
時価総額(兆円) 483.1 282.9 ▼41.4
PER(倍) 16.4 16.6
利回り(%) 1.34 2.44
PBR(倍) 1.74 1.00
NY(ドル) 13,264 8,668 ▼34.6
上海 5,261.563 1,832.910 ▼65.1
トヨタ(円) 6,040 2,905 ▼51.9
新日鉄(円) 692 290 ▼58.0
三菱商事(円) 3,060 1,238 ▼59.5
野村HD(円) 1,895 729 ▼61.5
東京電力(円) 2,890 3,000 △3.8
日本郵船(円) 888 545 ▼38.6
三菱東京UFJ(円) 1,047 549 ▼47.5
東武鉄道(円) 522 535 △2.4
大林組(円) 562 530 ▼5.6
積水ハウス(円) 1,208 778 ▼35.5
日清粉G(円) 1,123 1,172 △4.3
JT(円) 668,000 295,000 ▼55.8
ダイワボウ(円) 349 409 △17.1
東レ(円) 875 452 ▼48.3
三菱ガス化(円) 1,100 362 ▼67.0
電通(円) 296,000 177,000 ▼40.2
武田薬品(円) 6,570 4,640 ▼29.3
日軽金(円) 156 82 ▼47.4
コマツ(円) 3,040 1,118 ▼63.2
シャープ(円) 2,010 636 ▼68.3

■少子高齢化で国内需要は減退方向、本命は外需関連

2009年はこう動く 2009年はこうした、「2008年の現象と原因」で見るならば、外需が回復するかどうかにかかっている。なぜなら、内需関連はそれほど多くは期待できないからだ。少子高齢化で国内需要は減退方向にある。競争ばかりが激しくなっている。それでも2008年に内需関連を物色したのは、外需関連を買うことができないから、やむなくホコ先が向いた。09年も外需関連が期待できないようなら、内需関連を物色する動きは続くだろう。
 しかし、外需に少しでも明るい兆しが出れば、資金は内需から外需へ移ることを頭に入れておくことが大切だ。特に、世界の景気は一斉に悪くなったので、回復する時も一斉に良くなる可能性を含んでいる。『谷深いと、山高い』の格言もある。外需株は急反発の可能性を含んでいる。特に、オバマ新政権の政策からは目が離せない。今年は、「政治と経済がリンクする年」である。



提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:54 | 特集

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