■10年3月期は大幅減収減益見通し神鋼商事<8075>(東1)は、神戸製鋼所<5406>(東1)グループの中核商社で、鉄鋼、非鉄金属、機械、溶材などグループ製品の取り扱いが主力である。海外ではドイツに販売子会社を設立し、日系メーカーの電機・自動車関連製品の取り扱いを拡大する方針だ。
4月28日に2009年3月期業績を発表した。売上高は08年3月期比44%増、営業利益は同10%減、経常利益は同27%減、最終利益は同43%減の増収減益だった。鉄鋼原料の輸入業務を開始したことで大幅増収だったが、アルミや銅の地金価格が下落した影響などにより減益となった。また投資有価証券評価損計上で最終利益の減益幅が拡大した。10年3月期については、鋼材需要減少や設備投資需要減少の影響で、売上高が09年3月期比33%減、営業利益が同45%減、経常利益が同56%減、最終利益が同45%減と、大幅減収減益の見通しとなった。また配当予想については未定とした。
■株価底割れの可能性は小さい
株価の動きを見ると、3月上旬の年初来安値からは反発した水準だが、大勢としては13週移動平均線を挟み、安値圏でのモミ合い展開が続いている。また目先は、10年3月期の大幅減収減益見通しを嫌気する展開が想定される。ただし大幅減収減益でも最終黒字の見通しであり、予想PERが1桁台で、実績PBRも1倍を割り込む水準であることを考慮すれば、株価が底割れする可能性も小さいと考えられる。(株価診断)
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