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2009年11月10日

カレー専門店チェーンの壱番屋:消費関連銘柄の買い時・売り時

消費関連銘柄の買い時・売り時 【概要・特色】 壱番屋<7630>(東1)は、カレー専門店チェーン。種類豊富なカレーが特長で、地域限定メニューも含めると50種類にも及ぶ品揃え。また、ご飯の量や辛さも細かく設定されており、好みの具を追加で組み合わせることもできるため、様々なカレーを楽しむことができる。
 設立は1982年で、1号店は1978年に名古屋市郊外に出店している。上場は2000年からで、2005年からは東証1部および名証1部に。10月末時点での店舗数は1209店舗で、全都道府県に出店。海外では中国・韓国・台湾・タイなどにも進出している。今年10月8日から米国子会社を設立しアメリカ本土西海岸への進出、11月に香港で子会社を設立する予定。
 早くから、「ブルームシステム」と呼ばれる社員の独立制度を設けているのが特徴。経験を積んで資格を得た社員に独立を推奨するシステムで。業務経験および正社員経験のない者にはフランチャイズ経営を認めない。平均で4〜5年の経験を要し、独立者の教育を社員時代に済ませられるメリットがある。また、フランチャイズ店舗は全体の7割以上に達し、社員のオーナー意識も高い。

 【業績&株価】 決算期は5月。09年5月期は売上390億5700万円と400億円台にあと一歩だったが、10年5月期は売上高403億円(3.2%増)と初の400億円台を目指す。ただ、既存店の月次売上は、昨年11月以降はいずれも前年を下回っている。このため第1四半期(6−8月)は売上高97億4700万円で前年同比2.1%の減少。他業の外食産業ほどではないものの、消費の冷え込みの影響は受けている。第1四半期の営業利益も億5500万円と前年同比12。0%減。今期通期での営業利益は9.3%増の38億9000万円と増益の見通し。
 予想1株利益は112.1円、配当は年37円継続の方針。株価は20002月の上場時始値は1420円。01年1月に760円まで下げたが、06年5月には2560円と上場来の高値をつけた。今年3月には1830円と2000円割れへ下げていたが、最近では2295円と出直っている。上場後には株式分割はない。10日の終値は2270円。

 【投資スタンス】 節約志向の中でカレーはラーメンと並んで手軽に口にできる強さがある。宅配サービスの取り組みもいっそう拡大し、すでに、国内の半分以上の650店舗以上に展開している。新規出店も50店舗以上見込んでいる。カレー専門店というチェーン業態での競争はほとんどなく、国内でも、まだまだ拡大余地が大きい。
 PERは20.2倍、とくに割高ということではない。ただ、前週まで、週足は陽線が8本連続と、上昇ピッチは速くなっている。上値のフシの2300〜2400円水準も気になる位置に来ている。このため、短期的には調整が必要なところ。しかし、長期間の調整とはならないだろう。節約志向の中で時流に乗るだけに、中期的には上場来高値2560円の更新も十分に期待できる。押し目買いスタンスだろう。


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:21 | 注目銘柄