
2007年は、猪突猛進といわれる「亥年」相場。前回の「亥年」は1995年だった。バブル崩族後の戻り高値をつけた1996年に向けて後半から猛進した相場だった。果たして「07年の亥年相場」はどうか。景気、消費税問題など、当時とかなり似ている面もみられる。相場展望と猪突猛進の銘柄動向を探った。阪神淡路大震災、地下鉄サリンの
起きた95年の亥年と類似も
2007年は「子(ね)」から始まって「亥(い)」まで、干支を締めくくる年。気になるのは、やはり前回の亥年。12年前の1995年には大変大きな災害や事件が起きている。1月に「阪神淡路大地震」が発生、多くの犠牲者が出た。3月にはオウムによって「地下鉄サリン事件」が引き起こされ、こちらも多くの犠牲者が出た。
07年に予想される心配なことといえば、「関東大震災」であり、「北朝鮮のミサイル・核問題」である。関東大地震はいつ来てもおかしくないと言われている。北朝鮮を巡る交渉についてもこじれると、やけっぱちでミサイルを揃ち込んでくる心配もある。阪神大震災と関東大地震、地下鉄サリンと北朝鮮の核・ミサイル。重ねたくはないが、なんとも似た状況である。
一方、95年の株式相場はどうだったか。金融機関の不良債権問題で年初から下落、7月には日経平均は92年と並ぶ安値水準まで下げた。その後、9月には、遂に、公定歩合を0.5%まで引下げ、同時に金融の量的緩和が行われた。結果、7月をボトムに急多、12月にはザラ場高値2万0023円と、2万円台を回復。わずか5ヶ月間で日経平均は5500円高の"猪突"相場をみせせている。
そして、96年の高値に突き進んだ。96年の2万2666円は、バブル崩族後の戻り高値であり、現在までこの値段は抜いていない。そして、96年6月22日に消費税導入の閣議決定を行ったことで、株式相場は再び下げに転じた。
今回と95年の違いは、政府主導の95年に対し、今回は企業主導の経済エンジンであることだ。95年のような不良債権問題はなくなり、景気・企業々績とも堅調である。ただ、心配なのは参院選の後に、96年と同じように消費税引き上げ問題が出てくる可能性があることだ。
大型、小型株ともに買われ
前半に"猪突"相場へ
人・物・金の大リストラを断行した大企業は、企業々績に自信を持っている。このため、トヨタ自動車、松下電器産業、新日本製鐵などに代表される「大型株」が引き続き注目を集めるものとみられる。また、ジャスダックのように06年に急落した「小型株」も底入れから反発が見込めそうである。こうした動きからは、95年の後半高ではなく、07年は大型、小型株ともに買われ前半に"猪突"相場を示す可能性がある。
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