建設コンサルタント大手、建設技術研究所<9621>(東1)の07年12月期の連結業績予想は、受注高310億円(前期比4.5%増)、売上高300億円(同3.5%増)、経常利益15億7000万円(同14.9%増)、純利益8億4000万円(同20.3%増)と前期の減益から一転2ケタ増益となる見通し。同社が22日発表した前12月期連結決算は、受注高296億7600万円(前々期比7.0%増)、売上高289億7700万円(同2.9%増)となった。
一昨年4月に「公共工事の品質確保の促進に関する法律」が施行されたことにより、国土交通省において技術力を重視したコンサルタントの選定が一層促進されたことで、同社へのプロポーザル要請件数が大幅に増加している。これに対応するため広域調整機能強化を目指した東・西日本体制の導入などにより、プロポーザルの特定件数ならびに受注金額が増大した。
また、昨年6月には、都市事業分野の拡大を目指して、同社の全額出資による福岡土地区画整理株式会社が(財)福岡土地区画整理協会の営利事業を譲り受けて営業を開始し、順調に推移した。
一方、収益面では、戦略的な事業分野の拡大を目指し、先行投資として新規業務に積極的に取り組んだ結果コストが増加し、経常利益は13億6600万円(同17.8%減)、純利益は6億9800万円(同7.5%減)となった。
株価は、昼休み時間中(11時45分)の決算発表を受けて、今期の好業績見通しから前日比18円高の830円と高値で引けた。今期予想1株利益59.36円から弾くPERは13.98倍、PBR0.65倍と時価水準は割安顕著。週足ベースでは昨日、13週線が26週線を上抜くゴールデンクロスを示現したばかり。
また、本日は、三重県より受託し、同社が作成した「三重県環境報告書」が環境省の第10回環境コミュニケーション大賞の「環境報告優秀賞(地球・人間環境フォーラム理事長賞)」を受賞したというニュースが飛び出してきた。
100株単位と買いやすさもあり、見直し買いの契機といえそうだ。
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