萩原朔太郎の出身地である前橋市にあるコシダカ<2157>(JQ)を訪問した。今年6月27日にジャスダック市場に上場したが、最安値を更新している。というのも通期業績予想に対する第3四半期業績の進捗率が75%を下回っていることで、下方修正になるのではとの憶測が株価下落につながっているのではとのこと。しかし、第3四半期(3、4、5月)は出店に注力し、繁忙期である8月のために準備し、第4四半期(6、7、8月)で売上を伸ばすビジネスモデルであることが、理解されていないため、見切売りという結果につながっているようだ。
カラオケ店「まねきねこ」を全国展開し、2009年に300店舗、売上高150億円を目指している。新規出店することで売上高を伸ばすのは良いが、こういう多店舗出店により業績を伸ばす企業を投資対象として選択するには、一番注意しなければいけないのが既存店の売上高である。訪問して一番気に掛けていたことをIR担当の大瀧広司氏に尋ねると「まだ、既存店売上高の前年度比較を発表していません。しかし、これまで6年連続で売上を伸ばしている店舗もあります」とのこと。また、3年前の中越大地震の影響で、小千谷市に出店していた店舗を閉店したところ、3年前のことでありながら、今でも電話、メールで「いつ小千谷市内にオープンするのか」という問い合わせがあるとのこと。地元に密着した営業を行っていることから、まるでコミュニティセンターとして気楽に利用する人々が多いそうである。客単価1200円で、昨年は800万弱の人々が来店している。老人から幼児までと幅広く、多くの人々が集まるとのこと。一番安い店舗で、一部屋30分1円、但し300円のドリンクを注文するという条件付である。持ち込み自由であることから、老人会、主婦層の利用が多いそうである。売上高は好調で、今期も当初発表通り、通期業績予想の変更は今のところないとのことである。既存店の売上低迷の心配はなさそう。
また、後継者のいない店舗や大手カラオケ店が出店したことで経営が困難になった個人経営の店舗を居抜きで借り出店している。今期は40店舗の新規出店であったが、既に計画を達成している。現在42都道府県に229店舗出店している。出店費用はカラオケ機器を買い取ることから1店舗約3000万円かかるが、月商約500万円稼ぐために1年でほぼトントン、2年目からは黒字化するそうである。大手カラオケ店の客層とは全く違うため、ライバル意識は無いそうである。
今期配当は3200円を見込む。先日発表された株主優待は、1株〜5株未満の株主には、カラオケボックス用の1000円券を20枚、5株以上の株主には1000円券を40枚提供する。
株価は、上場初日の高値35万5000円から公開価格の26万円を割り込み、14万円台まで一気に落ち込んでいる。今期予想PER8.0倍、株主優待を含めた実質配当利回りは高水準の16.3%、今後も成長持続の可能性を踏まえれば過小評価は否めず、早晩見直し買いが入るものと思われる。








































































