OBARA<6877>(東1)は、07年春の株式分割(1株を1.5株)後、6月の2620円を高値に9月には安値1720円まで下げたが、10月以降は2050円前後が非常に底堅くなっている。増収増益でPERは11.0倍、予想配当利回りは1.95%と買い余地は十分ある。
同社株は自動車関連銘柄である。部門別売上構成ではシリコンウェハー向け等のエレクトロニクス関係の平面研磨装置関連事業が55.2%と大きく、自動車向けの抵抗溶接機器関連事業の44.0%を上回っているが、設立以来、抵抗溶接機器メーカーとして自動車産業の発展とともに歩んできた実績がある。自動車製造の溶接ラインで使用され、国内すべてのメーカーへ納入し市場シエアは50%程度と圧倒的で海外でも多く使われている。抵抗溶接は鋼板を非常に高い、数千から数万アンペアの電流で結合させる方法。主に自動車のボディー溶接に威力を発揮する。
07年9月期はレーザー溶接機器は電機・電子部品業界のデジタル家電設備投資の一服で若干減少となったが、抵抗溶接機器、平面研磨装置とも伸長。売上高は13.8%増の452億1900万円、営業利益14.5%増の55億4400万円。純益は一部連結子会社で繰越赤字が解消したことで法人税が増えたため2.2%減少の35億5300万円だった。配当は中間・期末各20円の年間40円。
08年9月期も引き続き自動車業界の増産に伴う新規ラインの立ち上げやモデルチェンジに伴う設備投資拡大が予想される。北京オリンピック需要を控えエレクトロニクスも伸長が見込まれる。売上高は3.9%増の470億円、営業利益6.4%増の59億円、純利益8.3%増の38億5000万円と増収増益へ。予想1株利益は185円10銭(前期170円80銭)の見通しだ。円高傾向もあって自動車株人気はやや人気が落ち着いたものとなっているが、同社株については下値を十分に固めているため分割後の高値2620円奪回は十分に見込める。
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