福田幸雄社長に聞く
【アスカネット立ち上げまで】
文化服装学園(アパレルデザイナー専攻)在学中(20歳)よりデザインコーディネーターとして、新しいものを作れば売れるということで、生地屋が資金元となって仕事が拡大していった。その中には、売れないものもあり、在庫が溜まるようになり、結局は事業が行き詰まった。この時、初めてビジネスの難しさを体験した。
【方向転換】
何か在庫を持たないでやれる仕事はないか、と探していたところ、友人にフォトグラファーいたこともあり、写真館を始めた。
アマチュア無線や、パソコンに凝り、所謂「オタク」であった。
そのうち、写真の仕事で合成写真や写真の修正を頼まれることが多くなり、特に、葬儀用写真は、時間的制約があることから地域の仕事として定着していた。
写真でもデジタル時代の到来を予感するようになっていたが、その頃ISDNによるデータ通信が開始れたこともあり、これを結びつけることを考えるようになった。
そこで、その装置を作るとともに、写真館に装置を置いて貰うための簡易型を開発した。
【ビジネスのネット化】
装置が完成し事業展開に向けて自信が出来たので、ストック型のビジネスモデルを確立すべく新会社を設立,これが現在のアスカネットだ。
この装置を置いてくれた全国の写真館、葬祭会社は、現在1300余社に達したが、年間100社ベースで増加している。
【ブック事業への展開】
スターの写真集ように、誰にでも手軽で、廉価な自分の写真集ができたらタレント気分を味わえる。それがブック事業へ展開の動機だった。オンディマンド印刷機を使い写真集づくりにチャレンジした。
このプロジェクトのポイントは、カラーマネージメントできるか否かだったが、幸い超一流の人物に出会い事業展開の見通しが立った。
【克服すべき課題は100超】
マーケットリサーチをするがトントン拍子に売れるわけはない。
やったことのないビジネスの立ち上げであり、クオリティの追求はさらに困難が伴った。
・プリント用紙の研究・印刷前のコーティングの研究・印刷後の製本・表紙のカール対応
・印刷であっても写真と遜色のない出来上がりの追求等々。
【突然、売れ始める】
だが、品質が良くなったと自信がもてるようになった途端、突然売れはじめた。
【モットー】
大変なこと、面倒なことを探して取り組め。人のやらないことをやる
当社のブックは「一つだけ」作ることにこだわる。印刷という仕事は、大量に作ることが前提だが、当社は正反対の価値観。
【デジタル時代だから】
銀塩フィルム(従来の写真)は、フィルムに金がかかったが、デジタル時代はシャッターに金が掛からない。それだけに、写真に対する思いが希薄になり、プリントもせず、大切にしない傾向がある。家庭・祖先に対する思い出、心を大事にすることにつながっていたのに、撮るだけで、大事にしない風潮で、思い出を残す気風が失われている。
【写真の新しい保存方法を提供】
自分のパソコンで管理することは面倒だという人は、結構多いと思われる。大切な写真だからこそ、当社のサーバーで安全に管理してあげようという保存方法を提案している。
【秋に新製品発売】
これまでよりも安価で「オンリワン・イン・ザ・ワールド」のブックができることを前提に新製品を開発中で、秋には提供できると思うが、新しいマーケットを創造することになるだろう。
【アメリカで有名なアスカネット】
四月にはラスベガスとニューヨークでコンべンションが開かれるが、今年も参加する。コンセプトは「プロパティのクオリティ」だ。
コンベンションでの評価は非常に高く、結婚などのブックがインターネットで注文が増加している。







































































