過日、『東洋経済オンライン』サイトで、「復活 日本――日中韓・造船三国志」という記事を読んだ。上記3ヵ国の造船業界事情について、詳細にレポートされていて、ゾクゾクするほどおもしろかった。ところで、国内株式市場でも、一時、造船株が人気化し、三井造船<7003>(東1)や日立造船<7004>(東1)などが騰がっていた。その後、地合いの悪化とともに続落ぎみで来て、最近はアク抜け。テクニカル的にも、また、PERなどの面から見ても、割安、買い時となっている。
というわけで、造船銘柄。今回は、上記2銘柄ではなく、東証2部と大証1部に上場している、ちょいマニアックな?2銘柄を取り上げた。
■名村造船所<7014>(大1)
名村造船所は業績好調、大口株主も堅い優良企業株
名村造船所<7014>(大1)は本社を大阪市に置く、中堅造船会社。大口株主には、新日鉄、日本郵船、商戦三井、三菱重工業などの優良企業が並ぶ。
業績は好調。今期2008年3月期連結業績予想は、前年実績比増収増益。売上高は約1割の増収、営業・経常・純利益はそれぞれ4〜5割超の増益を見込んでいる。業界観測では、会社側予想値より上ブレの予想値を出しているところもあり、また、次期2009年3月期もさらに増収増益と見られている。
チャート的には、昨年10月につけた上場来高値2510円をピークに続落。この1ヵ月ほど、1000円ラインでようやく底打ちの様相となっている。このまま続伸して、まずは次のフシであり13週移動平均線でもある1400円ライン、さらに次のフシであり26週移動平均線でもある1600円へ…と戻り足で行きたい。
14日終値1124円で、PERは11.29倍と割安。PBRは1.65倍と、成長期待値もありだ。
■内海造船<7018>(東2)
内海造船は1月新安値からジリ高、一目均衡表の雲を上抜けへ
内海造船<7018>(東2)は広島市に本社を置く、中堅造船会社。大口株主には日立造船をはじめ、広島銀行、損保ジャパン、JFEスチールなど、これも優良企業が並んでいる。
業績はこれまた好調。今期2008年3月期連結業績予想は、売上高366億円(前年実績比42.6%増)、経常利益15億8000万円(同88.8%増)、純利益7億3000万円(同71.3%増)の、大幅な増収増益を見込んでいる。業界観測では、次期2009年3月期もさらに増収増益と見られている。
チャートを見ると、昨年6月につけた上場来高値1050円から続落。1月17日につけた年初来安値336円を底に、反発。ジリ高で来ている。
14日終値は475円。現在の500円ラインはひとつのフシだが、一目均衡表では、ちょうど雲に入ったところだ。このまま雲を上抜け、次のフシであり26週移動平均線でもある、600円ラインを目指したい。
現在の株価でPERは14.66倍、PBRは2.17倍と、買い頃の数字だ。
田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。






























































