セブン銀行<8410>(JQ)は、28日に7000円安の21万3000円で引けたものの2月29日の上場以来右肩上がりのトレンドを形成していて、投資家の期待を裏切らない株価となっている。同社は、イーバンク銀行、ジャパンネット銀行、ソニー銀行とともに銀行業務に新規参入した銀行の一つ。セブンイレブンの店舗にATMを設置し、カードを発行している金融機関からの手数料収入が主な収入である。参入当時このビジネスモデルは成り立たないと危惧されていたが、3年で単年度黒字化、5年目で投資資金の回収に成功している。
当初、金融庁より免許をもらうために、3年での単年度黒字化が条件であった。ところが1、2年目は思うように業績が伸びなく、3年目での単年度黒字化が危ぶまれていた。するとその年に、郵便貯金、信用金庫の発行カードが使用できるようになったことから急速に収入が伸び、無事に3年目での黒字化が達成された。
セブンイレブンの年間店舗純増数は、200〜300店舗、このほかに1店舗に複数のATMを設置したり、野村證券の各店舗、国内の空港にも設置していくことから、今後は年間で500〜1000台ペースで増やしていく計画。現在約1万3000台設置していることから、これまでの年平均約2000台に比較するとペースは遅くなるが、設置台数の総数は確実に増加することから、業績不安は全くない。
現在の1日当り1台平均利用件数は110件、多いときで170〜180件。口座数は約50万口座。口座を持っている人は、朝の7時〜夜の7時まで引出し手数料無料としていることから、金融機関の少ない地方からの申込が意外と多いそうである。ゆくゆくは、ローン事業をはじめることも視野に入れている。
08年3月期業績予想は、経常収益834億円(前期比10.5%増)、経常利益233億円(同6.9%減)、純利益131億円(同3.4%増)を見込んでいる。
経常減益の主な理由は、これまでリース調達していたATMを全て自社購入に切り替えているため動産不動産減価償却費71億円(同51億円増)、ATM提携取引プログラムの機能強化等の無形固定資産償却費42億円(同8億円増)と費用が一時的に嵩むと見込んでいるため。なお、今年度では5400台のATM入替を計画している。
新規上場企業でありながら、格付けは既にトップクラスと業界の信用力は抜群。







































































