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2008年03月31日

復配銘柄に「第2の鬼ゴム」も、4月も配当取りはビッグ・イベント?

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 3月相場のビッグ・イベントといえば、25日の3月期決算会社の配当取りとつい前週末28日の期末の「お化粧買い」である。米国の金融不安、相場波乱に日銀総裁の後任空席、道路特定財源の暫定税率期限切れなどの国内政局の空転が加わり、相場の急落さえ覚悟したピンチで強力なブレーキ役となったからだ。
 とくに25日の配当取りでは、日経平均株価は265高となり、17日の安値からは9%も反転させた。配当落ち分が、100円強とバブル崩壊後最大になったことで明らかなように、ロームが記念配当を増配したり、日産自動車が配当利回り4%超で好利回り買いを誘うなど、主力株が積極的な株主還元策を進めた結果である。
 この主力株のカゲに隠れて目立たなかったが、好パフォーマンスを演じたのが復配銘柄である。代表は鬼怒川ゴム工業(5196)で、3月13日の3円復配発表で140円安値安値から25日の185円高値まで32%高(高値は21日の193円)している。
 4月もこのビッグ・イベントは再現されるか?4月決算会社は少数派だけに全般相場へのインパクトはそれだけ割引となるが、個別では復配会社には「第2の鬼ゴム」が期待されるかもしれない。復配予想会社には日東製網(3524)と初配当実施のメビックス(3780・M)がある。日東網の復配幅は1円と小幅で、メビックスも、初配当意向は堅持したものの3月13日に今4月期業績を下方修正したばかりである。やや押し上げ力不足も懸念されるところだが、逆行高展開の素地は充足している。

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。



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