セントラル警備保障<9740>(東1)は、15日引け後に前08年2月期連結業績を発表した。売上高378億2100万円(前々期比10.0%増)、経常利益19億1400万円(同22.0%増)、純利益9億9100万円(同7.5%増)と増収増益を達成した。同社が属する警備業界は、市場は拡大しているが、企業間競争が一段と激化していて、依然として厳しい事業環境であるが、同社は06年3月よりスタートした中期経営計画「CSPパワーアップ計画」に基づきソリューション営業を実践し、主力商品・サービスの販売強化と警備サービスの品質向上に努めている。
部門別に見ると常駐警備は、JR大崎駅及び東京駅周辺の大型ビル警備を4件開始した他、駅関連施設等への警備契約が順調に伸びたことから、売上高186億8200万円(同6.3%増)となった。 機械警備は、マンション、オフィスビル、店舗などのセキュリティ契約が堅調であったことから、売上高119億1300万円(同4.7%増)であった。 運輸(警送)は、営業拠点の整備などにより業務の効率化を図り、CSPの売上金集配サービスの展開に注力し、売上高26億1500万円(同0.1%減)。 工事・機器販売は、新規機械警備契約に伴う警報機器の設置工事などが堅調に推移したことに加え、鉄道系ICカードのSuicaやPASMO等が利用できる入退室管理システムCentricsの導入を中心とした大型ビル工事が集中したことから、売上高39億7600万円(同81.9%増)と大幅増収となった。 その他の事業は、清掃業務や電気設備の保安業務等の建物総合管理サービスを中心に事業を行っている。売上高は6億3400万円(同0.4%増)であった。
今期は、インターネット回線を利用し、従来のホームセキュリティよりもさらに利便性と低価格を追求した、CSPの新ホームセキュリティ『ファミリーガード・アイ』を開発、販売開始して拡販に努める。さらに、Suica、PASMO、ICOCAとその利用範囲を拡大させますます利便性の高まった、鉄道系ICカードが利用できる入退室管理システム『セントリックス・シリーズ』、現金の自動振替とつり銭のリサイクルで業務を効率化するリサイクル型入出金機「アスコス」、売上金の早期資金化を図る売上金集配サービス「CSP Direct」などの主力商品についても、各大手企業とのアライアンスをさらに強化・拡大して、ソリューション営業の成果を上げていく方針。
今期連結業績予想は、売上高393億5000万円(前期比4.0%増)、経常利益19億2000万円(同0.3%増)、純利益10億9000万円(同10.0%増)と増収増益を見込んでいる。
ストック型のビジネスモデルであることから、業績は安定している上に、JR東日本が大株主であるため、JRの駅とその周辺の警備に強味を持つ。
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