年初1月4日に616円の陰線でスタートした2008年相場。途中、3月17日にザラバ安値1万1691円まで急落したが、5月7日にはザラバで1万4208円までボトムから21.5%上昇した。また、昨年末大納会の値段1万5307円に対し、あと約1100円という水準である。当時は、サブプライム問題の影響が次第に拡大の様相を見せ、不安心理が高まり、07年7月高値の信用買い期日も到来していた。
比較して、何がどう変わったか。信用買いの期日圧迫がなくなったことはある。サブプライム問題もアメリカ政府を中心に世界の金融機関が協力したことで、「金融不安」は避けることができた。
しかし、一方では、アメリカの景気と企業業績は間違いなく悪化している。しかも、景気が下降しているにもかかわらず、原油価格の急騰に見られるように「インフレ」の台頭が目立つ。既に、アメリカの政策金利は2%まで下がり、仮に、景気が一段と悪化した場合、テコ入れ策がなくなってくる。それどころか、インフレが進めば、金利を引き上げることも必要になってくる。こうした、「スタグフレーション」(不景気とインフレの同時進行)は株価には織り込んではいない。
日経平均はこれまで、売り方の買い戻しを中心に上げてきた。しかし、買戻しはほぼ一巡。それに代わって、買い方が上値を買い上がる力があるか、といえば、景気、企業業績が悪化に向かう中では無理である。とくに、機関投資家の運用者は責任問題にもなる実体悪での買いはでき難い。






























































