丸誠<2434>(JQ)は、14日に前08年3月期業績を発表した。連結売上高117億5200万円(前々期比3.0%増)、経常利益4億7200万円(同3.3%減)、純利益2億7300万円(同6.1%増)であった。売上高に関しては、単価が下落傾向にあるが、積極的な営業を展開して細かな物件を取ったことで、増収となった。利益面では、環境エンジニアリング事業でのベッドメーキング業務の損失が響き、営業利益4億3500万円(同3.5%減)となり、経常利益も減益となった。しかし、最終利益は、300万円の貸倒引当金戻入益があったことと課税所得が前の期に比較し少なかったことにより増益となった。
同社は首都圏を地盤とするビルメンテナンス企業である。病院、ホテル、学校といった高度な管理技術が要求される顧客が多いのが特徴。しかし、ビルオーナーにとってコスト要因となる管理費の抑制志向が根強く、価格競争も激しくなっている。そのような状況なので、安全・安心の保証ができないようなメンテナンス価格も出てきている。そのような際は同社では契約しない方針である。というのは、メンテナンスの原価は労務費なのでそれを削って質を上げるのは無理である。また、価格を下げると技術者が離れて、同業者間で移動する傾向がある。ビルメンテナンスも職人の世界といわれていて、長年の経験により機械の癖を見抜けるようになるそうである。最近都内の有名高層ビルのエレベータから煙が出たというニュースがあったが、どんなに遠隔操作で監視していても限界があり、実際に現場に行く回数が減るとメンテナンスの質は落ちることになる。メンテナンス費用は必要経費であり、コストと捉えるビルオーナーがいる限り、価格競争は続きそうだ。
今期連結業績予想は、売上高117億700万円(前期比0.4%減)、経常利益4億6500万円(同1.5%減)、純利益2億6500万円(同3.0%減)を見込んでいる。なお年間配当は18円予想。







































































