
今、世界のキーワードは、『資源――』。
1989年11月にベルリンの壁が崩壊して、まもなく20年。経済のグローバル化が進み、軍事力をバックとした緊張から、経済発展による「平和の配当」が世界にもたらされた。とくに、人口の多い中国、インドなどの経済発展が目覚しく、これに伴って、資源消費が急増し資源価格も急している。
資源争奪戦はますます白熱化
一方で、サブプライム問題からアメリカなど先進国は金融不安に見舞われた。本来なら金融パニックに陥っていたところだが、これを救ったのが中東産油国をはじめとした資源国マネーである。一旦、豊かさを手にいれた人々の生活はよほどのことがない限り後退はない。さらに、今、資源に対する世界の目はアフリカ、ブラジル、モンゴル、カナダなどの眠っている資源開発に向いている。
世界が平和で豊かになるほど、資源の消費は増え、「資源争奪戦」はますます白熱化する。原油、鉱物資源、希少金属などの価格は上昇し、さらに食糧資源、水資源、木材資源などにも波及する。これからは、「商品相場」を抜きにしては経済を語れない時代であり、資源のない日本はこうした資源を獲得するために人的資源、技術資源に 一層の磨きが求められる。同時に、代替エネルギー等の開発もますます重要となってくる。
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