アルペン<3028>(東1)■スポーツ用品店を全国で349店舗展開、スキー用品に強い 【概要・特徴】 アルペンは、名古屋に本社を置き、スポーツ用品店を全国に展開する。スポーツ用品店ではトップシェアを誇り、特に、ウィンタースポーツやゴルフ用品に強い。設立は1972年で、バブル期のスキーブームの頃に、既にスポーツ用品店ではトップクラスだったが、2006年3月まで上場は行わなかった。
店舗はウィンタースポーツを中心とする「Alpen」が79店舗、ゴルフ専門店の「GOLF5」が177店舗、スポーツ総合で大型店舗の「SPORTS DEPO」が93店舗で合計349店舗(3月末時点)。
また、グループ会社にはウィンタースポーツ用品やゴルフ用品のメーカー、スキー場やゴルフ場を経営する会社などを持つ。ウィンタースポーツの「kissmark」や「Hart」、ゴルフの「Tobunda」などは有名で人気も高く、自社のPBのとしての位置づけで専属販売しているのが強み。スキー競技の湯浅直樹や上村愛子など有名な選手も使用している他、CMにタレントやプロゴルファーを起用するなどイメージアップ活動も行っている。
■09年6月期は増収、営業利益2ケタの伸び、年30円配当継続 【業績】 さる4月30日に09年6月期の第3四半期(08年7月〜09年3月)業績を発表した。
・売上1408億9800万円(前年同期比1.7%増)
・営業利益63億5300万円(同比0.7%減)
・経常利益70億1500万円(同比17.4%増)
・純利益43億7700万円(同比36.2%増)
ウィンタースポーツやゴルフは景気の悪化に加え、暖冬やルール適合クラブへの買い替え一巡などの要因で苦戦ぎみだった。ただ、健康志向の影響でランニング関連や自転車など一般スポーツ全般が好調だったことに加え、競技水着や履き心地のよいウォーキングシューズなどの自社開発商品の強化や、携帯サイトなどで顧客へのサービス情報を提供するなどの努力を行った。その結果消費が冷え込みむなか、増収と健闘している。
また、安易に出店だけを繰り返すのではなく、アルペンは9店舗の純減数(出店1、退店10)、ゴルフ5は3店純増(出店6、退3)やスポーツデポは2店純増(出店2)と出退店の見直しも行なっている。ウィンタースポーツなどが縮小している反面、ジョギング関連などが好調なのは、高齢化も考えると安定した需要が見込める。09年6月期は売上高3.3%増の1927億4000万円、営業利益11.2%増の94億2000万円、純益は13.8%減の52億円の見通し。1株利益は128.4円、配当は年30円を継続の方針。
■08年1月以降は1300〜2000円の往来相場 【株価推移】 06年3月の上場時には4200円で始まり、4月に4740円まで上げた。ここを高値に08年1月の1270円までほぼ1本調子で下げた。その後は下げ止まり、現在までほぼ1300〜2000円のモミ合いが続いている。
しかも、このところ1500円台が煮詰まる動きで、そろそろモミ合いの上値水準2000円へ向けて反発が見込めそうな動きだ。前週末の終値は1573円。
■1550円以下を仕込んで2000円接近で利食い、2000円突破には材料不足 【投資スタンス】 会社予想1株益128.4円で計算すると、PERは約12倍。PBRも0.7倍と割安水準。通期で営業利益が2ケタの伸びも消費冷え込みということを考えると評価できる。1500円割れがあれば文句なく買えるが、そこまでは下げない可能性もある。1550円前後なら仕込んでよいだろう。ただ、2000円の壁を突破して上に行くには材料不足の感が強い。最近は、内需関連より外需関連銘柄の動きが良いこともある。当面は1500円台で買って、2000円接近場面で利食うのがよいだろう。
・
注目の消費関連銘柄の売り時・買い時
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:04
|
注目銘柄