トーセイ<8923>(東2)は15日、同社が推進してきた屋上緑化の総面積が、08年3月末までに2、000uに達したことを発表した。同社は06年6月に「原則、保有する全ての物件に屋上緑化を実施する」方針を発表してから1年9ヶ月で、累計45棟の屋上緑化を実施した。上記45棟の内訳は、固定資産物件が12棟、新築物件が10棟、既存物件の流動化物件が23棟。用途別でみると、オフィスビル30棟、住宅15棟。
東京都は10年までに約200haの屋上・壁面緑化を目標とする。上記計画によれば、既存物件への屋上緑化は、荷重などの理由で対象外としている。
トーセイは、軽量の人工土壌やシステムを利用することで、同社既存物件の緑化を推進している。
同社は、屋上緑化の効果検証を推進する。同社実験によれば、屋上緑化を実施すれば、テナント1件当りの電気使用料は、屋上緑化を施さない時に比べ1割減少する、としている。
また、同社は07年8月5日に、屋上緑化による温度変化の影響を調査した。同実験は、コンクリート表面の1日の温度変化を、シバザクラを植生した箇所と比較するというもの。サーモグラフィックカメラで観測したところ、コンクリート露出面の温度に比べ、シバザクラで屋上緑化を施した個所は、最大20度低いことが判明した。
同社はこれらの実験を通して、屋上緑化が、熱帯夜の抑制に加え、周辺環境へ熱的な負担をかけない効果があるとする。さらに、屋上緑化により、住民の憩いの場をつくるなど、同社物件の不可価値の向上につながることを期待する。トーセイは、今後も屋上緑化を推進していく、としている。



























