株式投資情報ショップ
[市況・概況]の記事一覧
  (ブログ内の記事検索は右サイドバーの検索窓から)

記事一覧 (05/21)【株式市場】日銀の政策などに期待あり全般買い直しグリーなども堅調
記事一覧 (05/20)【相場展望】一旦は自律反発の可能性、ただし大勢はギリシャ問題に神経質な展開
記事一覧 (05/20)【外国為替市場展望:ドル・円相場】大勢はドル売り・円買い優勢の流れだが小動きの可能性
記事一覧 (05/20)【外国為替市場展望:ユーロ・円相場】ギリシャ問題警戒感でユーロ売り優勢だが一服の可能性
記事一覧 (05/20)世界の主要経済指標(分析と市場の反応)
記事一覧 (05/19)【株式市況を検証】ユーロ圏債務危機問題の再燃や世界景気減速に対する警戒感強くリスク回避の動き加速
記事一覧 (05/19)【株式市場・この1週間】週末18日の日経平均株価の終値は1月18日以来の安値水準
記事一覧 (05/19)【外国為替市場を検証:ドル・円相場】ドル売り・円買いの流れ継続
記事一覧 (05/19)【外国為替市場を検証:ユーロ・円相場】ギリシャ問題に対する警戒感でユーロ売りの流れ継続
記事一覧 (05/18)【株式市場を検証】欧米株安と円高進行でリスク回避の動きが加速
記事一覧 (05/18)【銘柄フラッシュ】光通信が急動意となり東天紅や共和レザーも高い
記事一覧 (05/18)【株式市場】ユーロ懸念し1月19日以来の水準まで下げ好業績株など個別物色
記事一覧 (05/18)【銘柄フラッシュ】ノーリツや米久が急伸しメガチップスも高い
記事一覧 (05/18)【株式市場】ユーロ下落など受け全業種が安いもののソニーなど底堅い
記事一覧 (05/17)【株式市場を検証】自律反発的な買いが優勢、先行して売られた銘柄や中小型株の動きに変化の兆しも継続
記事一覧 (05/17)【株式市場】大手電機株が反発に転じ材料株も強く日経平均は3日ぶり反発
記事一覧 (05/17)【銘柄フラッシュ】トリドールやコジマが急伸しシャープとグリーは反発
記事一覧 (05/17)【株式市場】ユーロ安の懸念続く中グリーやシャープなど個別物色が活発
記事一覧 (05/17)世界の主要経済指標(分析と市場の反応)
記事一覧 (05/16)【株式市場を検証】ギリシャの不透明感を警戒、ただし先行して売られた銘柄や中小型株の動きには変化の兆し
記事一覧 (05/16)【銘柄フラッシュ】ハークスレイや関東電化工業が急伸しアシックスも高い
記事一覧 (05/16)【株式市場】ユーロ安の懸念続き輸出株や証券株が安いなか材料株を物色
記事一覧 (05/16)【銘柄フラッシュ】TPRや日本信号が急伸しヤクルト本社も高い
記事一覧 (05/16)【株式市場】ユーロ安の懸念拭えず朝高の大手銀行株なども次第に軟化
記事一覧 (05/15)【株式市場を検証】ユーロ圏債務危機問題に対する警戒感強く軟調展開、ただし中小型株の動きに変化の兆し
記事一覧 (05/15)【銘柄フラッシュ】東洋エンジニアリングやミクシィが急伸しソニーは下げ止まる
記事一覧 (05/15)【株式市場】ユーロ安の懸念残るなか日銀の「介入」観測で全般持ち直す
記事一覧 (05/15)【銘柄フラッシュ】ダイフクやミクシィが急伸しソニーは朝高の後軟化
記事一覧 (05/15)【株式市場】NY株やユーロの下落を受け朝高のパナソニックなども軟調
記事一覧 (05/14)【株式市場を検証】ユーロ圏債務危機問題に対する警戒感強く方向感に乏しい展開
記事一覧 (05/14)【銘柄フラッシュ】関西電力が原発の再開期待で急動意となりグリーは反発
記事一覧 (05/14)【株式市場】円相場が不透明で原発再稼働期待の関西電力など個別物色
記事一覧 (05/14)東証1部の新安値数が急増、景気に期待できないとの声も
記事一覧 (05/14)【銘柄フラッシュ】日本写真印刷やユニデンが高くグリーは反発
記事一覧 (05/14)【株式市場】ユーロ安を警戒するなか好決算銘柄など物色しグリーも堅調
記事一覧 (05/13)【相場展望】決算発表ピーク過ぎて収益改善基調を前向きに捉えるかも焦点
記事一覧 (05/13)【外国為替市場展望:ドル・円相場】ユーロの動向を睨みながら膠着の可能性
記事一覧 (05/13)【外国為替市場展望:ユーロ・円相場】債務危機問題への警戒感強めて大勢はユーロ売り・円買い優勢の可能性
記事一覧 (05/12)【株式市況を検証】世界的な景気減速やユーロ圏債務危機問題の再燃に警戒感
記事一覧 (05/12)【株式市場・この1週間】週末11日の日経平均株価の終値は9000円台割れ
記事一覧 (05/12)【外国為替市場を検証:ドル・円相場】ユーロの動向を睨みながら小動きの1週間
記事一覧 (05/12)【外国為替市場を検証:ユーロ・円相場】ギリシャ問題でユーロ圏債務危機問題再燃に警戒感
記事一覧 (05/11)【株式市場を検証】ユーロ圏債務危機問題の再燃を警戒、下値での買いも限定的
記事一覧 (05/11)【銘柄フラッシュ】サンデンやニコンが急伸しコジマとビックカメラも高い
記事一覧 (05/11)【株式市場】日経平均は2月13日以来の9000円割れだがコジマなど活況高
2012年05月21日

【株式市場】日銀の政策などに期待あり全般買い直しグリーなども堅調

■東証1部銘柄は47%が高い

 21日前場の東京株式市場は、全般に反発。今週は日銀の政策決定会合があり、前週末の日経平均265円安を受け、何らかの対策に期待が広がった。グリー<3632>(東1)ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は中盤から持ち直し反発。「コンプリートガチャ」を巡り消費者庁が景品表示法違反に当たるとの見解を示した点は消化難の印象ながら堅調。半面、米フェイスブックの株式上場によりパートナーサイトで関連期待のクックパッド<2193>(東1)は反落。東証1部の値上がり銘柄数は792銘柄(約47%)だった。

 日経平均は反発。朝方8675円59銭(64円28銭高)まで上げ、その後も堅調で、前引けは8633円94銭(22円63銭高)。

 東証1部の出来高概算は、7億1072万株、売買代金は3952億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は792銘柄、値下がり銘柄数は707銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、不動産、水産・農林、小売り、保険、空運、建設、医薬品、パルプ・紙、など。
 一方、値下がりした業種は、証券・商品先物、輸送用機器、銀行、石油・石炭、電気機器、その他製品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:51 | 市況・概況
2012年05月20日

【相場展望】一旦は自律反発の可能性、ただし大勢はギリシャ問題に神経質な展開

【来週(5月21日〜25日)の株式市場見通し】

■日銀金融政策決定会合も焦点、先行して売り込まれた銘柄に注目

来週の相場展望 来週(5月21日〜25日)の日本株式市場については、売られ過ぎ感もあるだけに、一旦は自律反発の動きとなる可能性が高いだろう。ただし、大勢としてはギリシャ問題に対する警戒感が強く、海外の株式市場や外国為替市場の動向を睨みながら神経質な展開だろう。

 ギリシャ問題が落ち着けば、当面の底打ちを意識させる可能性もあるが、ギリシャの再選挙が6月17日であることも考慮すれば、本格反発には時間を要するだろう。

 前週末18日の米国株式市場が下落したことや、新規上場の米フェイスブックの株価が伸び悩んだことなどで、週初21日の日本株式市場はやや軟調なスタートとなる可能性もありそうだ。

 22日〜23日の日銀金融政策決定会合も焦点となりそうだ。今回の会合では追加緩和見送りのとの見方が優勢だが、前週後半の円高進行や株式市場下落を受けて、何らかの追加緩和策を出さざるを得ないとの思惑が広がる可能性もあるだろう。

 こうした思惑と売られ過ぎ感で、週前半は一旦、自律反発の展開となる可能性があるだろう。ただし日銀金融政策決定会合で、大方の予想どおりに追加緩和見送りになれば、失望感が広がる可能性に注意しておきたい。

 23日のEU首脳会議で、ギリシャ問題に関して何らかのポジティブな内容を打ち出せるかどうかも焦点となるが、期待薄だろう。

 13年3月期の企業収益が概ね改善基調であることを前向きに捉えるかどうかも焦点だが、市場全体の地合いが冷え込んでいるだけに、好業績・好材料銘柄の個別物色の展開が続きそうだ。ただし、先行して売り込まれた銘柄の中には、中小型株を中心に反発の兆しを見せている銘柄も少なくないだけに、こうした銘柄の動きに注目しておきたい。

 前週の海外動向を整理しておくと、ギリシャの連立協議が決裂して6月17日再選挙が確定したこと、ギリシャの国内銀行から7億ユーロ規模の預金が流出したことで、ギリシャのユーロ圏離脱の可能性と、離脱による世界の金融システムに与える影響が警戒された。スペイン銀行大手バンキアで10億ユーロ以上の預金が流出したと報道された(政府は否定)こと、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが、スペインの銀行16行の格付けを引き下げたことも警戒感につながった。18日にはギリシャの最新世論調査で、緊縮財政支持の連立与党が過半数を獲得できる見通しとの報道もあったが、反応は限定的だった。

 米国では、15日発表の米5月ニューヨーク連銀製造業景気指数が大幅に改善したが、17日発表の米5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が大幅に悪化したため、17日の米国株大幅安につながった。中国では12日に預金準備率を0.5%引き下げると発表したが反応は限定的だった。

 そして前週末18日の米国株式市場は下落した。ダウ工業株30種平均株価は前日比73ドル11セント(0.59%)安の1万2369ドル38セントと6営業日続落した。序盤は買い戻し優勢だったが、ギリシャのユーロ離脱懸念に加えて、新規上場の米フェイスブックが伸び悩んだことも失望感につながった。S&P500株価指数は前日比0.74%安と6営業日続落、ナスダック総合株価指数は前日比1.24%安と5営業日続落した。

 外国為替市場は、週前半は小動きだったが、17日の海外市場で急速に円が上昇した。ギリシャ問題に対する警戒感、米景気の先行きに対する警戒感や米追加緩和観測などで、円買いの動きが強まった。週末18日の海外市場で終盤は1ドル=79円00銭近辺、1ユーロ=101円00銭近辺だった。

■注目スケジュール

 来週の注目スケジュールとしては、国内では21日の3月景気動向指数改定値、22日の日銀金融政策決定会合(1日目)、23日の4月貿易統計、日銀金融政策決定会合(最終日)、25日の4月全国・5月東京都区部消費者物価指数(CPI)などがあるだろう。

 海外では21日の米4月シカゴ連銀全米活動指数、22日のOECD経済見通し、英4月消費者物価指数、米4月中古住宅販売、北米4月半導体BBレシオ、米週間チェーンストア売上高、米週間レッドブック大規模小売店売上高、米2年債入札、ロックハート米アトランタ地区連銀総裁の講演、23日の英4月小売売上高、英金融政策委員会(5月9日〜10日分)議事録、ユーロ圏3月経常収支、EU首脳会議、米3月住宅価格指数、米4月新築一戸建て住宅販売、米住宅ローン・借り換え申請指数、米5年債入札、コチャラコタ米ミネアポリス地区連銀総裁の講演、24日の独5月IFO業況指数、独1〜3月期GDPの詳細、英1〜3月期GDP改定値、ユーロ圏5月総合・製造業・サービス部門PMI速報値、米4月耐久財受注、米4月住宅着工許可件数改定値、米新規失業保険申請件数、米7年債入札、25日の独6月消費者信頼感指数、欧州理事会、米5月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値などがあるだろう。

 その後の注目イベントとしては、5月29日の米5月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、29日〜30日のブラジル中銀通貨政策委員会、30日のユーロ圏5月景況感・業況感指数、31日のユーロ圏5月消費者物価指数速報値、アイルランドの新財政協定参加是非を問う国民投票、米5月シカゴ地区購買部協会景気指数、米5月ADP雇用報告、米第1四半期GDP改定値、6月1日の中国5月PMI、米4月個人所得・消費支出、米5月雇用統計、米5月ISM製造業景気指数、4日の日本マネタリーベース、5日の豪中銀理事会、6日のECB理事会(金利発表)と記者会見、7日の英中銀金融政策委員会、14日〜15日の日銀金融政策決定会合、17日のギリシャ再選挙などが予定されている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:25 | 市況・概況

【外国為替市場展望:ドル・円相場】大勢はドル売り・円買い優勢の流れだが小動きの可能性

【外国為替市場フューチャー:5月21日〜25日のドル・円相場見通し】

■1ドル=78円台〜81円台を想定、日銀金融政策決定会合が当面の焦点

 来週(5月21日〜25日)のドル・円相場については、概ね1ドル=78円台〜81円台のレンジを想定する。

 大勢としては、米国の量的緩和策第3弾(QE3)期待や、ユーロ圏債務危機問題に対する警戒感などで、ドル売り・円買い優勢の流れが継続しそうだ。

 22日〜23日の日銀金融政策決定会合が当面の焦点となり、今回の会合では追加緩和見送りのとの見方が優勢だが、前週後半の円高進行や株式市場下落を受けて、何らかの追加緩和策を出さざるを得ないとの思惑が広がる可能性もあるだろう。23日の日本4月貿易統計とともに、波乱要因となる可能性に注意しておきたい。

 ただし、日本政府・日銀によるドル買い・円売り市場介入が意識される水準であることに加えて、6月1日の米5月雇用統計を控えていることもあり、その後はユーロの動向も睨みながら小動きになる可能性が高いだろう。

 ギリシャ問題に関しては、23日のEU首脳会議が焦点となりそうだが、何らかのポジティブな内容は期待薄だろう。ただし前週18日には、ギリシャの最新世論調査で緊縮財政支持の連立与党が過半数を獲得できる見通しとの報道もあっただけに、ユーロ売りが一服する可能性もあるだろう。

 前週(5月14日〜18日)のドル・円相場は小動きだったが、概ね1ドル=79円00銭近辺〜80円50銭近辺のレンジで推移した。週末18日の海外市場で終盤は1ドル=79円00銭近辺だった。

 週前半はユーロ売り・ドル買いの流れを受けて、概ね1ドル=79円台後半〜80円台前半の狭いレンジで小動きだったが、週後半になるとギリシャ問題や米経済指標の悪化を受けてドル売り・円買いが優勢になり、1ドル=79円00銭近辺に円が上昇した。大勢としてはドル売り・円買い優勢の流れが継続した。

 ドル・円相場に関しては、4月27日の日銀金融政策決定会合、5月4日の米4月雇用統計を経て、大勢として米追加緩和期待のドル売り・円買い優勢の流れが継続している。ただし日本政府・日銀によるドル買い・円売り市場介入が意識される水準だけに、一方的にドル安・円高方向に振れる可能性も小さいだろう。

 当面はギリシャ問題やスペイン問題でのユーロ売り・ドル買い、米追加緩和観測でのドル売り・円買い、そしてドル買い・円売り市場介入への警戒感が交錯する状況が続きそうだ。

 注目スケジュールとしては、21日の米4月シカゴ連銀全米活動指数、22日のOECD経済見通し、米4月中古住宅販売、22日〜23日の日銀金融政策決定会合、23日の日本4月貿易統計、英金融政策委員会(5月9日〜10日分)議事録、ユーロ圏3月経常収支、EU首脳会議、米3月住宅価格指数、米4月新築一戸建て住宅販売、24日の独5月IFO業況指数、独1〜3月期GDPの詳細、英1〜3月期GDP改定値、ユーロ圏5月総合・製造業・サービス部門PMI速報値、米4月耐久財受注、米4月住宅着工許可件数改定値、米新規失業保険申請件数、25日の独6月消費者信頼感指数、欧州理事会、米5月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値などがあるだろう。

 その後の注目イベントとしては、5月29日の米5月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、29日〜30日のブラジル中銀通貨政策委員会、30日のユーロ圏5月景況感・業況感指数、31日のユーロ圏5月消費者物価指数速報値、アイルランドの新財政協定参加是非を問う国民投票、米5月シカゴ地区購買部協会景気指数、米5月ADP雇用報告、米第1四半期GDP改定値、6月1日の中国5月PMI、米4月個人所得・消費支出、米5月雇用統計、米5月ISM製造業景気指数、4日の日本マネタリーベース、5日の豪中銀理事会、6日のECB理事会(金利発表)と記者会見、7日の英中銀金融政策委員会、14日〜15日の日銀金融政策決定会合、17日のギリシャ再選挙などが予定されている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:23 | 市況・概況

【外国為替市場展望:ユーロ・円相場】ギリシャ問題警戒感でユーロ売り優勢だが一服の可能性

【外国為替市場フューチャー:5月21日〜25日のユーロ・円相場見通し】

■1ユーロ=99円台〜103円台を想定

 来週(5月21日〜25日)のユーロ・円相場については、概ね1ユーロ=99円台〜103円台のレンジを想定する。

 大勢としては、ギリシャ問題とスペインへの波及など、ユーロ圏債務危機問題への警戒感で、リスク回避のユーロ売り・円買い優勢の流れが継続する可能性が高いだろう。

 ギリシャ問題に関しては、23日のEU首脳会議で、何らかのポジティブな内容を打ち出せるかどうかも焦点となるが、期待薄だろう。ただし前週18日海外市場では、ギリシャの最新世論調査で緊縮財政支持の連立与党が過半数を獲得できる見通しとの報道などで、ユーロ買い戻しがやや優勢となる場面もあっただけに、来週も一旦はユーロ売りが一服する可能性があるだろう。

 22日〜23日の日銀金融政策決定会合も焦点だろう。今回の会合では追加緩和見送りのとの見方が優勢だが、前週後半の円高進行や株式市場下落を受けて、何らかの追加緩和策を出さざるを得ないとの思惑が広がる可能性もあるだろう。23日の日本4月貿易統計とともに、波乱要因となる可能性に注意しておきたい。

 前週(5月14日〜18日)のユーロ・円相場は、概ね1ユーロ=100円20銭近辺〜103円30銭近辺のレンジで推移した。週末18日の海外市場で、終盤は1ユーロ=101円00銭近辺だった。

 大勢としてはユーロ売りの流れが継続した。ギリシャの連立協議が決裂して6月17日再選挙が確定したこと、ギリシャの国内銀行から7億ユーロ規模の預金が流出したことで、ギリシャのユーロ圏離脱の可能性と、離脱による世界の金融システムに与える影響が警戒された。

 また、スペイン銀行大手バンキアで10億ユーロ以上の預金が流出したと報道された(政府は否定)こと、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが、スペインの銀行16行の格付けを引き下げたことも警戒感につながった。

 ユーロ・円相場に関しては、4月27日の日銀金融政策決定会合、5月6日の仏大統領選決選投票とギリシャ総選挙を経て、その後のギリシャの政局不透明感やユーロ圏離脱懸念などで、ユーロ売りの流れが継続している。

 スペインやイタリアの国債利回り動向に神経質な状況に変化はなく、銀行からの預金流出の動きなどにも警戒感を強めている。ユーロ圏の景気減速に対する警戒感が強いこともユーロ売りにつながっている。一段と警戒感を強める可能性もあるだけに、ECB(欧州中央銀行)の金融政策なども注目されるだろう。

 注目スケジュールとしては、21日の米4月シカゴ連銀全米活動指数、22日のOECD経済見通し、米4月中古住宅販売、22日〜23日の日銀金融政策決定会合、23日の日本4月貿易統計、英4月小売売上高、英金融政策委員会(5月9日〜10日分)議事録、ユーロ圏3月経常収支、EU首脳会議、米3月住宅価格指数、米4月新築一戸建て住宅販売、24日の独5月IFO業況指数、独1〜3月期GDPの詳細、英1〜3月期GDP改定値、ユーロ圏5月総合・製造業・サービス部門PMI速報値、米4月耐久財受注、米新規失業保険申請件数、25日の独6月消費者信頼感指数、欧州理事会、米5月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値などがあるだろう。

 その後の注目イベントとしては、5月29日の米5月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、29日〜30日のブラジル中銀通貨政策委員会、30日のユーロ圏5月景況感・業況感指数、31日のユーロ圏5月消費者物価指数速報値、アイルランドの新財政協定参加是非を問う国民投票、米5月シカゴ地区購買部協会景気指数、米5月ADP雇用報告、米第1四半期GDP改定値、6月1日の中国5月PMI、米4月個人所得・消費支出、米5月雇用統計、米5月ISM製造業景気指数、4日の日本マネタリーベース、5日の豪中銀理事会、6日のECB理事会(金利発表)と記者会見、7日の英中銀金融政策委員会、14日〜15日の日銀金融政策決定会合、17日のギリシャ再選挙などが予定されている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:22 | 市況・概況

世界の主要経済指標(分析と市場の反応)

【5月17日の主要経済指標と市場の反応】

■17日は、日本1〜3月期GDP速報値が市場予想よりも強い内容、米5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数は大幅悪化

 日本の12年1〜3月期実質GDP速報値は、市場予想に比べて強い内容だったが、政策効果が大きく、中国の景気減速懸念などで先行きは予断を許さないなどの見方が優勢で、市場の反応は限定的だった。

 米国では、米5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が大幅に悪化したため、株式市場の大幅下落、外国為替市場でのドル売り・円買いにつながった。

≪17日 日本≫

 12年1〜3月期実質GDP(国内総生産)速報値は、前四半期比でプラス1.0%成長となった。3四半期連続のプラス成長で、11年10〜12月期改定値の同横ばい(マイナス0.2%成長から上方修正)に比べて成長が加速した。年率換算ではプラス4.1%成長となり、前四半期のプラス0.1%成長(マイナス0.7%成長から上方修正)に比べて成長が加速した。設備投資はマイナスだったが、エコカー補助金などが個人消費を押し上げ、震災復興需要が本格化して公共投資が増加した。タイ洪水の影響が一巡したことや為替がやや円安方向に振れたことで輸出も好調だった。市場予想よりも強い内容となったが、株式市場、外国為替市場ともに反応は限定的だった。政策効果の特殊要因が大きく持続的な高成長は疑問、中国の景気減速懸念などで先行きは予断を許さない、などの見方が優勢のようだ。

 3月鉱工業生産確報値は前月比1.3%増加となり、速報値の同1.0%増加から上方修正された。市場の反応は限定的だった。

 不動産経済研究所が発表した4月の首都圏マンション発売戸数は4211戸となり、前年同月比81.7%増加した。昨年4月が東日本大震災の影響で大幅減少していた反動増に加えて、大型物件の発売が寄与した。発売月に契約した割合を示す契約率は81.8%と高水準で、14か月ぶりに80%を上回った。この発表を受けて不動産大手の株価は堅調となった。

 対外および対内証券売買契約等の状況(週間、指定報告機関ベース)によると、5月6日〜12日の海外投資家による日本株投資は4週連続の売り越しだった。この週の株式市場の取引は2営業日(6日と7日)で、日経平均株価は426円94銭(4.56%)、TOPIX34.49ポイント(4.35%)下落した。

≪17日 中国≫

 中国・上海株式市場では、エコ家電などの購入補助策が発表されたことを好感し、インフラ投資拡大策に対する思惑も広がった。日本株式市場での反応は一部の銘柄にとどまった。

≪17日 ユーロ圏≫

 スペイン中期国債入札では落札利回りが上昇したが、予定額を調達したため市場の反応は限定的だった。しかし、一部国有化されたスペイン銀行大手バンキアで10億ユーロ以上の預金が流出したとの報道や、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスがスペインの銀行16行の格付けを引き下げたことを受けて、株式市場、外国為替市場ともに警戒感を強めた。

≪17日 米国≫

 米新規失業保険申請件数は37.0万件となった。前週改定値の37.0万件(36.7万件から上方修正)に比べて横ばいだったが、市場予想を上回った。市場の反応は限定的だった。

 米5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数はマイナス5.8となった。4月の8.5に比べて大幅悪化し、11年6月の低水準だった。市場予想も大幅に下回ったため、米景気回復の遅れに対する警戒感を強めた。

 米4月景気先行指標総合指数(コンファレンス・ボード)は前月比マイナス0.1%となり、3月の同プラス0.3%に比べて悪化した。市場予想も下回った。市場の反応は限定的だった。

【5月18日の主要経済指標と市場の反応】

■18日は特に主要な経済指標の発表がなく、日本ではリスク回避の動きが加速、米国では米フェイスブックの新規上場に関心

 18日は特に主要経済指標の発表がなく、手掛かり材料難の中、日本の株式市場では、前日の欧米株安や為替の円高進行を受けて、リスク回避の動きが加速した。

 米国では、ナスダック市場に新規上場したSNS世界最大手の米フェイスブックの株価に関心が集まった。しかし取引で混乱が発生したこともあり、伸び悩む展開となった。事前の期待が過大だったこともあり、結局は市場全体の失望感につながった。

≪18日 ユーロ圏≫

 独4月生産者物価指数は前月比0.2%上昇となり、3月の同0.6%上昇に対して伸びが鈍化し、市場予想もやや下回ったが、市場の反応は限定的だった。

 なお、ギリシャの最新世論調査(調査機関5月15日〜17日)で、緊縮財政支持の新民主主義党(ND)の支持率が首位(支持率26.1%)となり、緊縮財政支持の旧連立与党が過半数を獲得できる見通しとの報道があり、18日の海外の外国為替市場ではユーロ売りが一服した。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:39 | 市況・概況
2012年05月19日

【株式市況を検証】ユーロ圏債務危機問題の再燃や世界景気減速に対する警戒感強くリスク回避の動き加速

【株式市場フラッシュ(5月14日〜18日の日本株式市場)】

★日経平均株価、TOPIXともに7週連続の下落

株式市場フラッシュ 5月14日〜18日の株式市場では、週間ベースで日経平均株価が342円00銭(3.82%)下落、TOPIXが32.84ポイント(4.33%)下落し、いずれも7週連続の下落となった。ユーロ圏債務危機問題の再燃や世界的な景気減速に対する警戒感を強め、リスク回避の動きが加速した。

 終値ベースで見ると、日経平均株価は18日終値が8611円31銭で1月18日(8550円58銭)以来の安値水準となった。18日の取引時間中には8588円16銭まで下落して8600円台を割り込む場面もあった。TOPIXは18日終値が725.54で1月16日(725.24)以来の安値水準となった。18日の取引時間中には722.96まで下落する場面もあった。

 ギリシャの連立協議が決裂して6月17日再選挙が確定したこと、ギリシャの国内銀行から7億ユーロ規模の預金が流出したことで、ギリシャのユーロ圏離脱の可能性と、離脱による世界の金融システムに与える影響が警戒された。

 スペイン銀行大手バンキアで10億ユーロ以上の預金が流出したと報道された(政府は否定)こと、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが、スペインの銀行16行の格付けを引き下げたことも警戒感につながった。18日にはギリシャの最新世論調査で、緊縮財政支持の連立与党が過半数を獲得できる見通しとの報道もあったが、反応は限定的だった。

 米国では、15日発表の米5月ニューヨーク連銀製造業景気指数が大幅に改善したが、17日発表の米5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が大幅に悪化したため、17日の米国株大幅安につながった。中国では12日に預金準備率を0.5%引き下げると発表したが反応は限定的だった。

 外国為替市場では、週前半は小動きだったが、17日の海外市場で急速に円が上昇した。ギリシャ問題に対する警戒感、米景気の先行きに対する警戒感や米追加緩和観測などで、円買いの動きが強まった。週末18日の海外市場で終盤は1ドル=79円00銭近辺、1ユーロ=101円00銭近辺だった。

 テクニカル面で見ると、日経平均株価(18日時点の8611円31銭)の移動平均線に対する乖離率は、25日移動平均線(同9289円25銭)に対してはマイナス7.29%、75日移動平均線(同9504円70銭)に対してはマイナス9.39%となり、200日移動平均線(同9017円77銭)に対してはマイナス4.50%となり、いずれもマイナス乖離幅を広げた。東証1部市場の騰落レシオ(25日移動平均)は18日時点で68.0%となっている。

 日経平均株価の終値ベースで騰落状況を見ると、週初14日は前日比20円53銭(0.23%)高と4営業日ぶりに反発、15日は前日比73円10銭(0.81%)安と反落、16日は前日比99円57銭(1.12%)安と続落、17日は前日比75円42銭(0.86%)高と3営業日ぶりに反発、そして18日は前日比265円28銭(2.99%)安と大幅反落した。日中の値幅は14日が83円27銭、15日が92円00銭、16日が127円66銭、17日が119円37銭、18日が147円38銭だった。

 日経平均株価の週末18日の終値は8611円31銭となり、前週末11日の終値8953円31銭に比べて342円00銭(3.82%)下落した。週間ベースでは7週連続の下落となった。取引時間中ベースの週間高値は14日の9031円09銭、週間安値は18日の8588円16銭で、1週間の取引時間中の値幅は442円93銭だった。

 TOPIXの週間騰落状況を見ると、週末18日の終値は725.54で、前週末11日の終値758.38に比べて32.84ポイント(4.33%)下落し、週間ベースでは7週連続の下落となった。取引時間中ベースの週間高値は14日の762.80、週間安値は18日の722.96だった。18日時点のNT倍率は11.87倍となり、前週11日時点の11.81倍に比べて0.06ポイント上昇した。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:40 | 市況・概況

【株式市場・この1週間】週末18日の日経平均株価の終値は1月18日以来の安値水準

■株式市況を振り返って(5月14日〜18日の株式市場の動き)

・(05/18)【株式市場を検証】欧米株安と円高進行でリスク回避の動きが加速
http://syoukenn.seesaa.net/article/270540391.html

・(05/17)【株式市場を検証】自律反発的な買いが優勢、先行して売られた銘柄や中小型株の動きに変化の兆しも継続
http://syoukenn.seesaa.net/article/270401964.html

・(05/16)【株式市場を検証】ギリシャの不透明感を警戒、ただし先行して売られた銘柄や中小型株の動きには変化の兆し
http://syoukenn.seesaa.net/article/270251906.html

・(05/15)【株式市場を検証】ユーロ圏債務危機問題に対する警戒感強く軟調展開、ただし中小型株の動きに変化の兆し
http://syoukenn.seesaa.net/article/270112869.html

・(05/14)【株式市場を検証】ユーロ圏債務危機問題に対する警戒感強く方向感に乏しい展開
http://syoukenn.seesaa.net/article/270042723.html
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:39 | 市況・概況

【外国為替市場を検証:ドル・円相場】ドル売り・円買いの流れ継続

【外国為替市場フラッシュ:5月14日〜18日のドル・円相場】

■週後半に円買い強まり1ドル=79円00銭近辺に円が上昇

 5月14日〜18日のドル・円相場は小動きだったが、概ね1ドル=79円00銭近辺〜80円50銭近辺のレンジで推移した。週末18日の海外市場で終盤は1ドル=79円00銭近辺だった。

 週前半はユーロ売り・ドル買いの流れを受けて、概ね1ドル=79円台後半〜80円台前半の狭いレンジで小動きだったが、週後半になるとギリシャ問題や米経済指標の悪化を受けてドル売り・円買いが優勢になり、1ドル=79円00銭近辺に円が上昇した。大勢としてはドル売り・円買い優勢の流れが継続した。

 ドル・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末11日の海外市場では概ね1ドル=79円70銭近辺〜80円00銭近辺で推移した。手掛かり材料難の中、ユーロの動向を睨みながら小動きに終始した。米4月卸売物価指数や米5月ミシガン大学消費者信頼感指数に対する反応は限定的だった。終盤は1ドル=79円90銭近辺だった。

 この流れを受けて週初14日の東京市場では、概ね1ドル=79円90銭台〜80円10銭台で推移した。やや手掛かり材料難となり、ギリシャの連立協議や欧州市場の反応を見極めたいとして小動きだった。終盤はドル買い・円売りがやや優勢となり1ドル=80円10銭近辺だった。14日の海外市場では1ドル=79円60銭台に円が上昇する場面があった。ギリシャの連立協議が難航して6月再選挙の可能性が高くなったため警戒感を強め、リスク回避のドル売り・円買いがやや優勢になった。ただし概ね小動きで終盤は1ドル=79円80銭台だった。

 15日の東京市場では概ね1ドル=79円70銭台〜90銭台で推移した。手掛かり材料難の中、ギリシャの連立協議の行方やユーロの動向を見極めたいとして終日小動きだったが、終盤にかけてドル買い・円売りがやや優勢になった。終盤は1ドル=79円90銭近辺だった。15日の海外市場では概ね1ドル=79円70銭台〜80円30銭台で推移した。米5月ニューヨーク州連銀製造業景気指数が市場予想を上回ったことを受けて、ドル買い・円売りが優勢になった。ギリシャの連立協議が不調に終わり6月再選挙となったことの影響は限定的だった。終盤は1ドル=80円20銭近辺だった。

 16日の東京市場では概ね1ドル=80円10銭台〜40銭台で推移した。ギリシャ問題に対する警戒感が強まる中、リスク回避のユーロ売り・ドル買いの流れが波及してドル買い・円売りがやや優勢だった。終盤は1ドル=80円30銭台だった。16日の海外市場では概ね1ドル=80円30銭台〜50銭台で推移した。リスク回避のユーロ売り・ドル買いの流れや、米4月住宅着工件数などの経済指標を受けてドル買い・円売りがやや優勢になった。ただし公開された4月の米FOMC(連邦公開市場委員会)議事録では、メンバー数人が景気下振れの場合の追加緩和に言及したことが明らかになり、米追加緩和観測でドル売り・円買いがやや優勢になった。終盤は1ドル=80円30銭近辺だった。

 17日の東京市場では概ね1ドル=80円20銭台〜30銭台で推移した。手掛かり材料難となり、欧州時間帯のユーロの動向待ちで終日小動きだった。終盤は1ドル=80円30銭台だった。17日の海外市場では1ドル=79円10銭台に円が上昇した。米主要経済指標が低調だったうえに、ギリシャ問題に対する警戒感も強め、リスク回避のドル売り・円買いが優勢になった。日銀の追加緩和観測後退もドル売り・円買いにつながった。終盤は1ドル=79円20銭〜30銭近辺だった。

 18日の東京市場では概ね1ドル=79円20銭台〜40銭台で推移した。ドル売り・円買いの動きが一服して終日小動きだったが、終盤にかけてややドル売り・円買いが優勢になった。終盤は1ドル=79円20銭台だった。18日の海外市場では1ドル=79円00銭近辺に円が上昇した。前半はやや手掛かり材料難となり、週末のG8首脳会議を控えてモミ合う展開だったが、終盤にかけてドル売り・円買いが優勢になった。終盤は1ドル=79円00銭近辺だった。

 ドル・円相場に関しては、4月27日の日銀金融政策決定会合、5月4日の米4月雇用統計を経て、大勢として米追加緩和期待のドル売り・円買い優勢の流れが継続している。

 ただし日本政府・日銀によるドル買い・円売り市場介入が意識される水準だけに、一方的にドル安・円高方向に振れる可能性も小さいだろう。

 当面はギリシャ問題やスペイン問題でのユーロ売り・ドル買い、米追加緩和観測でのドル売り・円買い、そしてドル買い・円売り市場介入への警戒感が交錯する状況が続きそうだ。5月22日〜23日の日銀金融政策決定会合、23日のEU首脳会議、6月1日の米5月雇用統計が焦点だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:38 | 市況・概況

【外国為替市場を検証:ユーロ・円相場】ギリシャ問題に対する警戒感でユーロ売りの流れ継続

【外国為替市場フラッシュ:5月14日〜18日のユーロ・円相場】

■1ユーロ=100円台前半に円が上昇する場面

 5月14日〜18日のユーロ・円相場は、概ね1ユーロ=100円20銭近辺〜103円30銭近辺のレンジで推移した。週末18日の海外市場で、終盤は1ユーロ=101円00銭近辺だった。

 大勢としてユーロ売りの流れが継続した。ギリシャの連立協議が決裂して6月17日再選挙が確定したこと、ギリシャの国内銀行から7億ユーロ規模の預金が流出したことで、ギリシャのユーロ圏離脱の可能性と、離脱による世界の金融システムに与える影響が警戒された。

 また、スペイン銀行大手バンキアで10億ユーロ以上の預金が流出したと報道された(政府は否定)こと、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが、スペインの銀行16行の格付けを引き下げたことも警戒感につながった。18日にはギリシャの最新世論調査で、緊縮財政支持の連立与党が過半数を獲得できる見通しとの報道もあったが、反応は限定的だった。

 ユーロ・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末11日の海外市場では概ね1ユーロ=103円10銭台〜50銭台で推移した。ギリシャ政局不透明感が強い状況だったが、概ね小動きだった。終盤は1ユーロ=103円20銭〜30銭近辺だった。

 この流れを受けて週初14日の東京市場では概ね1ユーロ=102円90銭台〜103円30銭台で推移した。ギリシャの連立協議や欧州市場の反応を見極めたいとして小動きだった。終盤はユーロ買い・円売りやや優勢で1ユーロ=103円20銭近辺だった。14日の海外市場では1ユーロ=102円20銭台に円が上昇した。ギリシャの連立協議が難航して6月再選挙の可能性が高まったことや、スペインの国債利回りが上昇したため警戒感を強めた。終盤は1ユーロ=102円30銭〜40銭近辺だった。

 15日の東京市場では概ね1ユーロ=102円20銭台〜80銭台で推移した。ギリシャの連立協議の行方を見極めたいとして小動きだったが、終盤にかけては、独第1四半期GDP速報値が市場予想を上回ったことでユーロ買い戻しがやや優勢になった。終盤は1ユーロ=102円80銭近辺だった。15日の海外市場では1ユーロ=102円00銭台に円が上昇した。ギリシャの連立協議が不調に終わり6月再選挙となったことを受けて、ある程度織り込み済みだったとはいえユーロ売りが優勢になった。ギリシャの国内銀行から7億ユーロ規模の預金が引き出されたことが明らかになったこともユーロ売りにつながった。終盤は1ユーロ=102円10銭近辺だった。

 16日の東京市場では概ね1ユーロ=101円80銭台〜102円30銭台で推移した。ギリシャ問題に対する警戒感でリスク回避のユーロ売りがやや優勢だったが、概ね小動きだった。終盤は1ユーロ=102円10銭台だった。16日の海外市場では概ね1ユーロ=101円90銭台〜102円60銭台で推移した。序盤は、ECB(欧州中央銀行)が各国の国債を買い支えるとの観測が広がり、スペインやイタリアの国債利回りが低下したことを受けてユーロ買い戻しがやや優勢になった。ギリシャ再選挙が6月17日に決定したことで一旦は落ち着きを取り戻し、メルケル独首相がギリシャのユーロ圏離脱を阻止する姿勢を示したこともユーロ買い戻しにつながった。しかしECBが資本不足に陥っている一部のギリシャの銀行に対する資金供給を停止したとの報道を受けて、終盤にかけてユーロ売りが優勢になった。終盤は1ユーロ=102円00銭〜10銭近辺だった。

 17日の東京市場では概ね1ユーロ=102円10銭台〜30銭台で推移した。欧州時間帯の動きを見極めたいとして終日小動きだった。終盤は1ユーロ=102円20銭台だった。17日の海外市場では1ユーロ=100円50銭台に円が上昇した。スペイン中期債入札では落札利回りが上昇したが予定額を調達したため反応は限定的だった。しかし、スペイン銀行大手バンキアで10億ユーロ以上の預金が流出したとの報道で警戒感を強めた。米経済指標が低調だったことや、日銀の追加緩和観測が後退したこともユーロ売り・円買いにつながった。終盤は1ユーロ=100円60銭〜70銭近辺だった。

 18日の東京市場では概ね1ユーロ=100円20銭台〜80銭台で推移した。急激なユーロ売りの動きが一服する場面もあったが、終盤は再びユーロ売り優勢となり1ユーロ=100円40銭〜50銭近辺だった。18日の海外市場では概ね1ユーロ=100円40銭台〜101円00銭台で推移した。ギリシャの最新世論調査で、緊縮財政支持の連立与党が過半数を獲得できる見通しとの報道もあり、ユーロ売りが一服した。終盤は1ユーロ=101円00銭近辺だった。

 ユーロ・円相場に関しては、4月27日の日銀金融政策決定会合、5月6日の仏大統領選決選投票とギリシャ総選挙を経て、その後のギリシャの政局不透明感やユーロ圏離脱懸念などで、ユーロ売りの流れが継続している。

 スペインやイタリアの国債利回り動向に神経質な状況に変化はなく、銀行からの預金流出の動きなどにも警戒感を強めている。ユーロ圏の景気減速に対する警戒感が強いこともユーロ売りにつながっている。当面は5月22日〜23日の日銀金融政策決定会合、23日のEU首脳会議、6月1日の米5月雇用統計などが焦点だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:37 | 市況・概況
2012年05月18日

【株式市場を検証】欧米株安と円高進行でリスク回避の動きが加速

【日経平均株価、TOPIXともに大幅反落】

■中小型株の動きには引き続き注目

 18日は大幅下落した。日経平均株価は前日比265円28銭(2.99%)安の8611円31銭となり大幅反落した。TOPIXは前日比21.62ポイント(2.89%)安の725.54となり大幅反落した。前日の欧米株安と円高進行を受けて、ギリシャ問題に対する警戒感を強め、リスク回避の動きが加速した。

 終値ベースで見ると、日経平均株価は1月18日(8550円58銭)以来の安値水準、TOPIXは1月16日(725.24)以来の安値水準となった。

 日経平均株価の日中値幅は147円38銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆2187億円となり、前日の1兆1711億円に比べて増加し4営業日連続で1兆円を上回った。

 前日17日の米国株式市場は大幅下落した。ダウ工業株30種平均株価は前日比156ドル06セント(1.24%)安の1万2442ドル49セントと5営業日続落した。ギリシャのユーロ離脱懸念、スペインでの銀行預金流出報道に加えて、米主要経済指標の悪化で景気回復遅れに対する警戒感が強まり、終盤にかけて下落幅を拡大した。S&P500株価指数は前日比1.51%安と5営業日続落、ナスダック総合株価指数は前日比2.10%安と4営業日続落した。

 この流れを受けて日経平均株価は前日比149円01銭安と売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き240万株の売り越し観測だった。前日の欧米株安と円高進行が弱材料視された。

 寄り付き後の日経平均株価は8700円台を割り込んで一段安の展開となった。ギリシャのユーロ離脱懸念、スペインなどへの預金流出波及懸念、前日の欧米株安と円高進行、そしてアジアの主要株式市場の下落も加わり、売りが膨らんだ。

 午後に入っても日経平均株価はこの日の安値圏でモミ合う展開だった。そして午後の中盤以降になると、午前の安値を割り込み、さらに8600円台を割り込む場面もあった。結局、日経平均株価、TOPIXともに、この日の安値圏で取引を終了した。

 東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄186(全体の11%)、値下がり銘柄1443(全体の86%)だった。セクター別には全業種が下落し、中でもパルプ・紙、ガラス・土石製品、鉄鋼、非鉄金属、機械、電機、自動車、精密、卸売、銀行、証券、保険、その他金融、不動産、海運が大幅下落した。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、上位30銘柄すべてが下落した。5位のグリー(3632)、6位のコマツ(6301)、7位のソニー(6758)、11位の野村ホールディングス(8604)、19位の三菱地所(8802)、21位の丸紅(8002)、25位の日立建機(6305)、27位のTDK(6762)、30位のニコン(7731)は前日比5%を超える下落率だった。

 また1位のトヨタ自動車(7203)、2位の三菱UFJFG(8306)、3位の日立製作所(6501)、4位の三井住友FG(8316)、8位のホンダ(7267)、9位の三菱商事(8058)、10位の日産自動車(7201)、12位のディー・エヌ・エー(2432)、13位のファナック(6954)、14位のキヤノン(7751)、15位のファーストリテイリング(9983)、16位のソフトバンク(9984)、17位の東芝(6502)、18位の三井物産(8031)、20位のパナソニック(6752)も下落した。

 前日の海外市場では、欧米株式市場が大幅下落し、為替は対ドル、対ユーロともに円高が急激に進行した。ギリシャ問題に対して身構える状況だけに、週末要因もあって、リスク回避の動きが加速した。ややパニック的な様相も呈した。

 ギリシャ問題に関しては、ユーロ圏主要国やECB(欧州中央銀行)の対応が打ち出されなければ、6月17日の再選挙まで警戒感を抱え続けることになる。現時点では悪材料を織り込んだ状況とは言えないようだ。

 市場全体の地合いが冷え込み、主力大型株は手掛けづらい状況だが、中小型株の中には、スタートトゥデイ(3092)のように4営業日続伸して反発に転じている銘柄もあるだけに、こうした動きには注目しておきたい。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 20:02 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】光通信が急動意となり東天紅や共和レザーも高い

 18日後場は、ユーロに対する不透明感が拭えず、日経平均は1月19日以来、約4カ月ぶりの一時8600円割れ。東証1部の出来高上位30銘柄・売買代金上位30銘柄とも高い銘柄は皆無。なかで、昼に3月決算と自社株買いを発表した光通信<9435>(東1)は急動意となり4.2%高。ネット通販のスタートトゥデイ<3092>(東1)は為替やNY株の動向に左右されにくい好業績株として5.2%高。東証1部の売買代金1位は昨日に続きトヨタ自動車<7203>(東1)となり、3.7%安ながら3000円の大台は保った。

 関西電力<9503>(東1)は小反発の1.0%高。政府が同電力とその管内に15%以上の節電を要請と伝えられ、電力需給の懸念に多少は安心感。

 ミクシィ<2121>(東マ)は6.9%安だが直近安値を割らず底堅く、米フェイスブックの株式上場が米国時間の18日に公開価格38ドルで決定と伝えられ期待感も。

 東証1部の値上がり率1位は大阪有機化学工業<4187>(大2・東1重複上場)となり5月中間配が魅力とされて東証で7.8%高、主市場の大証では0.3%高、2位には東天紅<8181>(東1)の5.6%高が入り主力株全面安の相場では仕手色の強さで妙味とされ出直り急、3位は共和レザー<3553>(東1)の5.6%高となり今期はトヨタの新車が期初から寄与と出直り急。

 四電工<1939>(東1)は太陽電池の国内出荷量が増加と伝えられ地域特性から工事需要などに期待と急反発の4.3%高。ウッドワン<7898>(東1)はニュージーランドで展開する営林事業の一部売却を材料に3.6%高となった。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:29 | 市況・概況

【株式市場】ユーロ懸念し1月19日以来の水準まで下げ好業績株など個別物色

■東証1部銘柄は11%が高い

 18日後場の東京株式市場は、中盤から全般一段軟化。ユーロが週末の海外市場でどのように動くか不透明で、東証1部の出来高上位30銘柄・売買代金上位30銘柄とも、高い銘柄は皆無。ただ、昼の決算発表を好感して光通信<9435>(東1)が急伸。楽天<4755>(JQS)が資本参加するケンコーコム<3325>(東マ)はストップ高など、個別物色は活発。東証1部の値上がり銘柄数は186銘柄(約11%)だった。

 日経平均は大幅安。後場は14時を回ってから一段軟化し、8588円16銭(288円43銭安)まで下げ、終値は8611円31銭(265円28銭安)だった。取引時間中の8600円割れは1月19日以来、約4カ月ぶり。

 東証1部の出来高概算は、20億5374万株、売買代金は1兆2188億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は186(前引けは107)銘柄、値下がり銘柄数は1443(前引けは1514)銘柄。

 また、東証33業種別指数は、前引けに続いて全業種が値下がりし、値下がり率の低い業種をみると、小売り、医薬品、陸運、倉庫・運輸、食料品、水産・農林、サービス、電力・ガス、など。
 一方、値下がり率上位の業種は、証券・商品先物、海運、不動産、鉄鋼、機械、非鉄金属、保険、電気機器、輸送用機器、卸売り、ガラス・土石、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:36 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】ノーリツや米久が急伸しメガチップスも高い

 18日前場は、ギリシャに続きスペインの銀行でも預金流出が伝えられるなど、ユーロ安懸念が再燃。ただ、ソニー<6758>(東1)は3.9%安にとどまり安値を割らず、シャープ<6753>(東1)も2.6%安ながら安値は維持。東証1部の売買代金1位は昨日に続きトヨタ自動車<7203>(東1)となり、3.5%安ながら3000円の大台は保った。

 ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は0.7%安にとどまり、グリー<3632>(東1)は2.3%安。ゲーム内のアイテムを現実の現金に換金できないよう対策をとることを決めたと今朝の日本経済新聞で伝えられたことを好感。

 東証1部の値上がり率1位はノーリツ<5943>(東1)の4.5%高となり為替などの影響が少なく業績好調・値幅妙味・需給妙味がそろうとの見方で出直り急、2位は米久<2290>(東1)の4.0%高となり為替などの影響が少なく逆日歩の需給妙味大とされて急反発、3位は福島工業<6420>(東1)の3.6%高となり業務用冷蔵庫などに節電需要との思惑で急反発。

 アイロムホールディングス<2372>(東1)は医療治験の支援が主体で輸出株からの退避資金が流入と反発し3.5%高、スタートトゥデイ<3092>(東1)も輸出株からの退避資金が流入と3.2%高。メガチップス<6875>(東1)はドイツ証券の積極評価が伝えられ続伸3.1%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:12 | 市況・概況

【株式市場】ユーロ下落など受け全業種が安いもののソニーなど底堅い

■東証1部銘柄は6%が高い

 18日前場の東京株式市場は、軒並み安。ユーロ安が進み、NY株の156ドル安も影響し、日経平均は1月19日以来、約4カ月ぶりに8700円を割り込んだ。東証1部の出来高上位30銘柄に高い銘柄は皆無。ただ、ソニー<6758>(東1)パナソニック<6752>(東1)が安値を割らずに底堅く、トヨタ自動車<7203>(東1)も3000円の大台は維持。意外に底堅い印象があった。東証1部の値上がり銘柄数は107銘柄(約6%)だった。

 日経平均は大幅安。10時過ぎに8640円36銭(236円23銭安)まで下げたあとも小動きで、前引けは8669円30銭(207円29銭安)。8700円割れは、取引時間中としては1月19日以来、約4カ月ぶり。

 東証1部の出来高概算は、9億7785万株、売買代金は5408億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は107銘柄、値下がり銘柄数は1514銘柄。

 また、東証33業種別指数は全業種が値下がりし、値下がり率の低い業種は、小売り、医薬品、食料品、陸運、倉庫・運輸、電力・ガス、水産・農林、など。
 一方、値下がり率上位の業種は、証券・商品先物、不動産、鉄鋼、機械、輸送用機器、電気機器、非鉄金属、ガラス・土石、卸売り、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:46 | 市況・概況
2012年05月17日

【株式市場を検証】自律反発的な買いが優勢、先行して売られた銘柄や中小型株の動きに変化の兆しも継続

【日経平均株価、TOPIXともに反発】

■東証1部市場の売買代金は3営業日連続で1兆円を上回る

 17日は上昇した。日経平均株価は前日比75円42銭(0.86%)高の8876円59銭となり3営業日ぶりに反発した。一方のTOPIXは前日比8.28ポイント(1.12%)高の747.16となり7営業日ぶりに反発した。ギリシャ問題に対する警戒感が強い状況に変化はないが、自律反発的な買いが優勢になった。

 日経平均株価の日中値幅は119円37銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆1711億円となり、前日の1兆1862億円に比べて減少したが3営業日連続で1兆円を上回った。

 前日16日の米国株式市場は下落した。ダウ工業株30種平均株価は前日比33ドル45セント(0.26%)安の1万2598ドル55セントと4営業日続落した。

 ギリシャ再選挙が6月17日に決定したことで一旦は落ち着きを取り戻し、メルケル独首相がギリシャのユーロ圏離脱を阻止する姿勢を示したことが好感され、米4月鉱工業生産や設備稼働率が市場予想を上回ったこともあって買いが優勢だった。

 前日比90ドル63セント高まで上昇する場面もあった。しかし上値は重く、ECB(欧州中央銀行)が資本不足に陥っている一部のギリシャの銀行に対する資金供給を停止したことなどを受けて、徐々に売りが優勢になった。

 S&P500株価指数は前日比0.44%安と4営業日続落、ナスダック総合株価指数は前日比0.68%安と3営業日続落した。

 この流れを受けて日経平均株価は前日比11円70銭安と売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き10万株の売り越し観測だった。前日の欧米株式市場の下落が弱材料視された。

 寄り付き後の日経平均株価は方向感に乏しく、前日終値を挟んでモミ合う展開となった。寄り付き前に発表された日本の1〜3月期実質GDPは、前四半期比でプラス1.0%成長、年率換算でプラス4.1%成長となり、いずれも市場予想よりも強い内容だったが、株式市場、外国為替市場ともに反応は限定的だった。

 午後の前半も、日経平均株価は前日終値付近でモミ合う展開だったが、午後の中盤になると、株価指数先物取引が主導する形で午前の高値を突破し、上昇幅を広げる展開となった。アジアの株式市場が総じて上昇したことが好感された。結局、日経平均株価、TOPIXともに、この日の高値圏で取引を終了した。

 東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄1173(全体の70%)、値下がり銘柄419(全体の25%)だった。セクター別には、鉄鋼、非鉄金属、海運、証券の上昇が目立った。また石油・石炭製品、ゴム製品、ガラス・土石製品、機械、電機、自動車、総合商社、銀行、その他金融、不動産等も上昇した。一方で医薬品の下落が目立った。また水産・農林、食品、陸運、電力・ガスなどが下落した。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、4位の東芝(6502)、9位の野村ホールディングス(8604)、13位のグリー(3632)、19位のシャープ(6753)、24位のディー・エヌ・エー(2432)、26位のTDK(6762)が大幅上昇した。また1位のトヨタ自動車(7203)、2位の三菱UFJFG(8306)、3位の日立製作所(6501)、5位の三井住友FG(8316)、6位の三井物産(8031)、7位のコマツ(6301)、8位のソニー(6758)、10位の日産自動車(7201)、11位の三菱商事(8058)、12位のホンダ(7267)、14位のみずほFG(8411)、16位のキヤノン(7751)、17位のファナック(6954)、18位のパナソニック(6752)も上昇した。

 一方で、15位のファーストリテイリング(9983)、20位の日本たばこ産業(JT)(2914)、21位のソフトバンク(9984)、23位のNTTドコモ(9437)が下落した。

 今日は自律反発的な買いが優勢になったが、ギリシャ問題に対して身構える状況に変化はない。

 ただし中小型株や、主力銘柄の中でも決算発表後に失望感と称して先行して売り込まれた銘柄の動きには、変化の兆しが見え始めており、こうした動きが活発になれば、全体としても一旦は底入れ感を強める可能性があるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 20:00 | 市況・概況

【株式市場】大手電機株が反発に転じ材料株も強く日経平均は3日ぶり反発

■東証1部銘柄は70%が高い

 17日後場は、大手電機株から全般持ち直し、日経平均は3日ぶりに堅調反発。正午、東芝<6502>(東1)が国内でのテレビ生産を完全に終了と伝えられて後場は上値を追い、つれて前場は軟調だったパナソニック<6752>(東1)キヤノン<7751>(東1)も堅調相場に転じた。次期アイフォーンに液晶パネルを供給と前場伝えられたシャープ<6753>(東1)も高い。東証1部の値上り銘柄数は1173(約70%)だった。

 日経平均は3日ぶりに反発。後場は13時過ぎから上値を追い始め、8885円08銭(83円91銭高)まで上げ、終値は8876円59銭(75円42銭高)。

 東証1部の出来高概算は、20億7852万株、売買代金は1兆1711億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は1173(前引けは695)銘柄、値下がり銘柄数は419(前引けは805)銘柄。

 また、東証33業種別指数で高い業種は26業種(前引けは12業種)となり、値上がり率上位は、証券・商品先物、海運、鉄鋼、非鉄金属、その他金融、電気機器、不動産、ガラス・土石、輸送用機器、石油・石炭、卸売り、など。
 一方、値下がり率上位の業種は、医薬品、水産・農林、食料品、電力・ガス、陸運、などだった。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:25 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】トリドールやコジマが急伸しシャープとグリーは反発

 17日前場は、個別物色の色彩。個人投資家好みの銘柄の含み損拡大がいわれる中で、グリー<3632>(東1)は例の「コンプリートガチャ」問題でひと足先に下げていたためアク抜けも早いとの見方があり、東証1部の売買代金2位で反発2.9%高。ディー・エヌ・エー<2432>(東1)も反発3.8%高。売買代金1位はトヨタ自動車<7203>(東1)で反発基調だったものの前引けは前日比変わらず。

 シャープ<6753>(東1)は次期アイフォーンに液晶パネルを供給と10時頃に伝えられ反発2.7%高。三菱製紙<3864>(東1)は10時30分に磁性吸着剤を用いた放射能除染システムを発表し急反応となる場面があり1.4%高。

 東証1部の値上がり率1位は廣済堂<7868>(東1)の15.9%高となり4月下旬の好業績相場が最近は「釣鐘型」で元に戻り再び買い場との見方で急反発、2位はトリドール<3397>(東1)の12.8%高となり好業績に加えいちよし証券の積極評価が伝えられ出直り拡大、3位はコジマ<7513>(東1)の9.0%高となり信用需給の妙味拡大がいわれて急反発、4位は共栄タンカー<9130>(東1)の8.8%高となりバルチック海運指数が久々の反発とされてして妙味を発揮。

 メルコホールディングス<6676>(東1)は昨日発表の決算で今期増益とし野村證券の積極評価が伝えられ急反発の7.5%高、フジミインコーポレーテッド<5384>(東1)は業績好調で買い戻し再燃と高値更新の7.3%高になった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:15 | 市況・概況

【株式市場】ユーロ安の懸念続く中グリーやシャープなど個別物色が活発

■東証1部銘柄は41%が高い

 17日前場は、材料株を個別物色の展開。円相場が対ユーロで依然102円台前半の高どまり傾向となり、キヤノン<7751>(東1)は軟調。自動車株は総じて反発基調となったもの、勢いは今ひとつで買い戻しの域を出ない様子。なかで、グリー<3632>(東1)ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は反発。次期アイフォーンに液晶パネルを供給と10時頃に伝えられたシャープ<6753>(東1)も高い。東証1部の値上り銘柄数は695(約41%)だった。

 日経平均は一進一退。前場の高値と安値の幅は62円弱にとどまり、前引けは8783円25銭(17円92銭安)。

 東証1部の出来高概算は、8億6468万株、売買代金は4792億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は695銘柄、値下がり銘柄数は805銘柄。

 また、東証33業種別指数で高い業種は12業種となり、値上がり率上位は、海運、鉄鋼、非鉄金属、その他金融、ガラス・土石、証券・商品先物、輸送用機器、不動産、電気機器、など。
 一方、値下がり率上位の業種は、水産・農林、電力・ガス、保険、医薬品、精密機器、パルプ・紙、繊維製品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:51 | 市況・概況

世界の主要経済指標(分析と市場の反応)

【5月15日の主要経済指標と市場の反応】

■独1〜3月期GDP成長率や米5月ニューヨーク州連銀製造業景気指数が市場予想以上に大幅改善

 独12年1〜3月期GDP伸び率速報値や、米5月ニューヨーク州連銀製造業景気指数が市場予想を上回った。これを好感する動きも見られた。しかしギリシャ問題に対する警戒感が強く、市場の反応は概ね限定的だった。

≪15日 日本≫

 4月消費者信頼感指数(一般家庭の季節調整値)は40.0となり、3月に比べて0.3ポイント低下した。1年ぶりの悪化となった。市場は反応薄だった。

≪15日 ユーロ圏≫

 独12年1〜3月期GDP伸び率速報値は前期比プラス0.5%成長となった。11年10〜12月期のマイナス0.2%成長に比べて大幅に改善し、市場予想も上回った。これを受けてユーロ・円相場ではユーロ買い戻しがやや優勢になった。

 しかし、その後に発表された独5月ZEW景況感調査は10.8となり、4月の23.4に比べて大幅に低下し市場予想も大幅に下回った。ギリシャの政局不透明感やユーロ離脱懸念が影響した模様である。これを受けてユーロ買い戻しの動きも限定的になった。

 ユーロ圏12年1〜3月期GDP伸び率速報値は、前期比横ばいのゼロ成長となった。11年10〜12月期のマイナス0.3%成長に比べて回復し、市場のマイナス成長予想を上回った。フランスはゼロ成長、そしてオランダ、イタリア、スペイン、ポルトガルはマイナス成長だったが、ドイツの伸びが牽引した形となり、ユーロ圏全体としてはリセッション(景気後退)入りを免れた。ただしギリシャ問題に対する警戒感が強く、市場の反応は限定的だった。

≪15日 米国≫

 米4月消費者物価指数(CPI)は前月比横ばいとなり、3月の同0.3%上昇に比べて鈍化したが、市場予想とほぼ同水準だった。ガソリン価格の下落が全体を押し下げた。食品・エネルギー除くコア指数は前月比0.2%上昇となり、3月の同0.2%上昇に比べて同水準で、市場予想に対してもほぼ同水準だった。米FRB(連邦準備制度理事会)が追加緩和に踏み切りやすくなったとの見方もあるようだ。

 米5月ニューヨーク州連銀製造業景気指数は17.09で、4月の6.56に比べて大幅に改善し、市場予想も大幅に上回った。これを受けてドル・円相場ではドル買い・円売りがやや優勢となった。なお、6カ月先の見通しについては29.26となり、4月の43.12に比べて大幅低下したため、先行きに関しては慎重な見方も必要な模様である。

 米4月小売売上高は前月比0.1%増加となった。3月改定値の同0.7%増加(同0.8%増加から下方修正)に比べて鈍化したが、市場予想とほぼ同水準だったため、市場の反応は限定的だった。

 米5月NAHB住宅市場指数は29となり、4月改定値の24(25から下方修正)に比べて上昇し、市場予想も上回った。

 米3月企業在庫は前月比0.3%増加となり、2月の同0.6%増加に比べて鈍化し、市場予想もやや下回った。自動車・部品は増加したが、家具・建材が減少した。

【5月16日の主要経済指標と市場の反応】

■16日は、米4月鉱工業生産と設備稼働率が市場予想以上に改善

 日本の3月機械受注は市場予想に対して上振れたが反応薄だった。米4月住宅着工件数は改善したが、建設許可件数が市場予想を下回ったため反応は限定的だった。米4月鉱工業生産と設備稼働率が市場予想以上に改善したことは好感された。

≪16日 日本≫

 寄り付き前に発表された機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である船舶・電力を除く民需ベースで、3月が前月比2.8%減少の7463億円となった。大型案件が集中した2月の同4.8%増加に比べて悪化したが、市場予想よりも上振れた。1〜3月期は前四半期比0.9%増加、11年度は前年度比6.2%増加の8兆9742億円で2年連続の増加だった。なお4〜6月期見通しは前四半期比2.5%増加で、1〜3月期に比べて加速する模様だが、関心がギリシャ問題に集中しているため、市場は反応薄だった。

≪16日 ユーロ圏≫

 ユーロ圏4月消費者物価指数(CPI)改定値は前年同月比2.6%上昇となり、速報値の同2.6%上昇と同水準で、市場予想とも同水準だった。このため市場の反応は限定的だった。

 ユーロ圏3月貿易収支(季節調整前)は86億ユーロの黒字となり、2月の23億ユーロの黒字(28億ユーロの黒字から下方修正)に比べて、黒字が大幅に拡大した。輸出は1649億ユーロで前年同期比4.4%増加したが、一方の輸入は1563億ユーロで同0.4%減少した。ドイツの輸出好調が牽引した形だが、市場の反応は限定的だった。

 イングランド銀行(英中央銀行)は四半期インフレ報告で、短期的なインフレ報告を上方修正したが、中期的なインフレ見通しを下方修正した。また経済成長率も引き下げ、追加緩和策の余地を示唆した。これを受けてポンドがドルやユーロに対して下落した。

≪16日 米国≫

 米MBA(抵当銀行協会)週間住宅ローン申請(新規・借り換え)指数は前週比9.2%上昇し、前週の同1.7%上昇に比べて大幅に増加した。住宅ローン金利低下を受けて借り換え需要が増加した。

 米4月住宅着工件数(年率換算)は71.7万件で、3月改定値の69.9万件(65.4万件から上方修正)に比べて増加し市場予想も上回った。しかし米4月建設許可件数(年率換算)は71.5万件で、3月改定値の76.4万件(74.7万件から上方修正)に比べて減少し市場予想も下回った。このため市場の反応は限定的だった。ただし建設許可件数の中でも一戸建てに関しては増加しており、悲観する内容ではないとの見方もあるようだ。

 米4月鉱工業生産は前月比1.1%増加となり、3月改定値の同0.6%減少(同横ばいから下方修正)に比べて市場予想以上に改善した。自動車・部品の伸びが全体を押し上げた。また米4月設備稼働率は79.2%となり、3月改定値の78.4%(78.6%から下方修正)に比べて市場予想以上に上昇した。鉱工業生産は10年12月以来の大幅な伸び率、設備稼働率は08年4月以来の高水準だった。いずれも市場予想以上に改善したため、市場は好感した。

 公表された米FOMC(連邦公開市場委員会)議事録(4月分)では、メンバー数人が景気下振れの場合の追加緩和に言及したことが明らかになった。ドル・円相場は追加緩和観測でドル売り・円買いがやや優勢になった。株式市場の反応は限定的だった。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:02 | 市況・概況
2012年05月16日

【株式市場を検証】ギリシャの不透明感を警戒、ただし先行して売られた銘柄や中小型株の動きには変化の兆し

【日経平均株価は続落、TOPIXは6営業日続落】

■東証1部市場の売買代金は2営業日連続で1兆円を上回る

 16日は下落した。日経平均株価は前日比99円57銭(1.12%)安の8801円17銭となり続落した。一方のTOPIXは前日比8.52ポイント(1.14%)安の738.88となり6営業日続落した。ギリシャの連立協議が決裂して6月再選挙となったことで警戒感を強めた。

 終値ベースで見ると、日経平均株価は1月30日(8793円05銭)以来の安値水準、TOPIXは1月18日(734.98)以来の安値水準となった。

 日経平均株価の日中値幅は127円66銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆1862億円となり、前日の1兆1584億円に比べて増加し2営業日連続で1兆円を上回った。

 前日15日の米国株式市場は下落した。ダウ工業株30種平均株価は前日比63ドル35セント(0.50%)安の1万2632ドル00セントと3営業日続落した。米5月ニューヨーク州連銀製造業景気指数や米4月小売売上高などの経済指標を好感して前半は買いが優勢だった。しかしギリシャの連立協議が不調に終わり6月再選挙となったことに対する警戒感も強く、徐々に売りが優勢になった。S&P500株価指数は前日比0.57%安と3営業日続落、ナスダック総合株価指数は前日比0.30%安と続落した。

 この流れを受けて日経平均株価は前日比34円96銭安と売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き250万株の売り越し観測だった。前日の欧米株式市場の下落が弱材料視された。3月機械受注(船舶・電力を除く)は前月比2.8%減少となり、市場予想よりも上振れたが反応薄だった。

 寄り付き後の日経平均株価は序盤に下げ渋る場面もあったが、午前の中盤以降は下落幅を広げる展開となった。中国株式市場の下落も弱材料視された。

 午後に入ると、日経平均株価は8800円台を割り込んで一段安の展開となった。終盤になると、この日の安値となる前日比144円67銭安の8756円07銭まで下落する場面もあった。ただし、取引終了にかけてやや買い戻され、終値ではかろうじて8800円台を維持した。

 東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄325(全体の19%)、値下がり銘柄1260(全体の75%)だった。ほぼ全面安の中で、セクター別には医薬品、海運、空運が上昇した。一方で水産・農林、建設、繊維、パルプ・紙、化学、石油・石炭製品、ゴム製品、非鉄金属、金属製品、機械、電機、自動車、精密、銀行、証券、倉庫・運輸、情報・通信、電力・ガスなどの下落が目立った。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、17位の大塚ホールディングス(4578)、21位の太平洋セメント(5233)、23位のSMC(6273)の大幅上昇が目立った。また8位の三井物産(8031)、14位の日本たばこ産業(JT)(2914)、16位のみずほFG(8411)、24位の武田薬品(4502)が上昇した。

 一方で、1位のトヨタ自動車(7203)、2位の三菱UFJFG(8306)、3位のキヤノン(7751)、4位の日立製作所(6501)、5位のコマツ(6301)、6位のホンダ(7267)、7位のグリー(3632)、9位のファーストリテイリング(9983)、10位のファナック(6954)、11位の三井住友FG(8316)、12位のソフトバンク(9984)、13位の日産自動車(7201)、15位のパナソニック(6752)、18位の三菱商事(8058)、19位のディー・エヌ・エー(2432)、20位のソニー(6758)が下落した。主力大型株が総じて軟調な展開となった。

 ギリシャの6月再選挙が決まり、ユーロ圏離脱の可能性も高まっている。ユーロ圏債務危機問題の再燃や、為替のユーロ安・円高進行が警戒される状況に変化はない。下値での買いも限定的であり、当面は主力銘柄を手掛けづらい状況が続きそうだ。

 ただし、中小型株の動きには変化の兆しが見え始めている。そして主力銘柄の中でも、決算発表後に失望感と称して、先行して売り込まれた銘柄には、徐々に買い戻しの動きも見え始めている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 20:00 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】ハークスレイや関東電化工業が急伸しアシックスも高い

 16日後場は、ユーロが対ドルで一段安と伝えられ、一時「次は対円でも」との警戒感。東証1部の売買代金1位は前引けに続きトヨタ自動車<7203>(東1)となり、大引けは2.1%安。2位の三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)は1.4%安。3位はキヤノン<7751>(東1)となり1.0%安。

 日本信号<6741>(東1)は、フィリピンで丸紅<8002>(東1)がマニラ首都圏の鉄道建設事業を受注したとの発表を材料に期待と思惑が広がり2ヵ月半ぶりに高値を更新し9.6%高。

 東証1部の値上がり率1位は前引けと同じくピストンリングのTPR<6463>(東1)となり昨日発表の決算を好感し16.5%高、2位はハークスレイ<7561>(東1)の9.8%高となり昨日発表の決算を好感し前引けの4位・9.0%高から一段ジリ高、3位は日本信号<6741>(東1)の9.6%高。

 関東電化工業<4047>(東1)は昨日発表の決算で今期の予想を黒字転換としたことを好感し急反発8.6%高、マースエンジニアリング<6419>(東1)は一昨日発表した決算短信の一部を昨日訂正し今期の純利益予想の比較値を2.9%増から38.5%増に上書きしたため見過ごした向きが再注目と急反発7.1%高。

 大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>(東1)はスポンジチタンの値上げ決着と伝えられたことを材料視し6.1%高、アシックス<7936>(東1)は昨日発表の決算を好感しオリンピック関連需要への期待もあると急反発の5.6%高だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:53 | 市況・概況

【株式市場】ユーロ安の懸念続き輸出株や証券株が安いなか材料株を物色

■東証1部銘柄は19%が高い

 16日後場の東京株式市場は、全般一段軟調。ユーロが対ドルで一段安と伝えられ、ユーロ安に対する警戒感が拭えないまま、引き続き電気・精密、機械、自動車などから軟調。日経平均の水準からみて、先物に「追証」が出る懸念も出ていた。東証1部の売買代金1位は前引けに続きトヨタ自動車<7203>(東1)で、大引けは2.1%安。2位の三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)も1.4%安。半面、決算堅調でフィリピンの鉄道事業に期待の出た日本信号<6741>(東1)は活況高。東証1部の値上がり銘柄数は325銘柄(約19%)だった。

 日経平均は続落。後場は先物主導安になる場面があり、14時過ぎに8756円07銭(144円67銭安)まで下げ、終値は8801円17銭(99円57銭安)。取引時間中の8800円割れは2月1日以来となった。

 東証1部の出来高概算は、19億8244万株、売買代金は1兆1862億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は325(前引けは456)銘柄、値下がり銘柄数は1260(前引けは1058)銘柄。

 また、東証33業種別指数で高い業種は3業種(前引けは5業種)となり、医薬品、海運、空運、のみ。
 一方、値下がり率上位の業種は、輸送用機器、ゴム製品、非鉄金属、水産・農林、倉庫・運輸、パルプ・紙、精密機器、証券・商品先物、情報・通信、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:26 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】TPRや日本信号が急伸しヤクルト本社も高い

 16日前場は、ユーロに対する警戒感がいぜん拭えず、東証1部の売買代金1位となったトヨタ自動車<7203>(東1)は2.2%安。売買代金2位の三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)は、昨日の決算発表を好感して朝方は高かったものの前引けは0.6%安。
 
 ヤクルト本社<2267>(東1)は本日から欧州の食品大手ダノンによる株式買い増し解禁とされて思惑高となったものの伸び悩み0.8%高。

 東証1部の値上がり率1位はピストンリングのTPR<6463>(東1)となり昨日発表の決算を好感し17.1%高、2位は日本信号<6741>(東1)の10.2%高となりフィリピンで丸紅<8002>(東1)が鉄道を大口受注と伝えられ連想買いとされ急伸、3位は関東電化工業<4047>(東1)の10.0%高となり昨日発表の決算で今期の予想を黒字転換とし急反発、4位はハークスレイ<7561>(東1)の9.0%高となり昨日発表の決算を好感し急反発。

 大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>(東1)はスポンジチタンを値上げ決着と今朝の日本経済新聞で伝えられ7.7%高、三城ホールディングス<7455>(東1)は昨日発表の決算を好感し急反発の7.3%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:10 | 市況・概況

【株式市場】ユーロ安の懸念拭えず朝高の大手銀行株なども次第に軟化

■東証1部銘柄は27%が高い

 16日前場の東京株式市場は、全般軟調。ギリシャの再選挙などを受けてユーロに対する警戒感が拭えず、電気・精密、機械、自動車などから軟調。東証1部の売買代金1位はトヨタ自動車<7203>(東1)の2.2%安。2位の三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)は、昨日の決算発表を好感して朝方は高かったものの、前引けは0.6%安。大手銀行株は次第に軟化。東証1部の値上がり銘柄数は456銘柄(約27%)だった。

 日経平均は軟調。11時過ぎに8806円99銭(93円75銭安)まで下げ、前引けは8820円79銭(79円95銭安)。昨日に続き、取引時間中としての8900円台割れとなった。

 東証1部の出来高概算は、8億3763万株、売買代金は4658億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は456銘柄、値下がり銘柄数は1058銘柄。

 また、東証33業種別指数で高い業種は5業種となり、海運、医薬品、ガラス・土石、卸売り、空運。
 一方、値下がり率上位の業種は、電力・ガス、輸送用機器、精密機器、水産・農林、保険、その他金融、情報・通信、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:46 | 市況・概況
2012年05月15日

【株式市場を検証】ユーロ圏債務危機問題に対する警戒感強く軟調展開、ただし中小型株の動きに変化の兆し

【日経平均株価は反発、TOPIXは5営業日続落】

■東証1部市場の売買代金は2営業日ぶりに1兆円を上回る

 15日は下落した。日経平均株価は前日比73円10銭(0.81%)安の8900円74銭となり反落した。一方のTOPIXは前日比9.28ポイント(1.23%)安の747.40となり5営業日続落した。ギリシャの連立協議が難航し、ユーロ圏債務危機問題の再燃に対する警戒感を強めた。

 終値ベースで見ると、TOPIXは1月19日(740.68)以来の安値水準となった。

 日経平均株価の日中値幅は92円00銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆1584億円となり、前日の9919億円に比べて増加し2営業日ぶりに1兆円を上回った。

 前日14日の米国株式市場は下落した。ダウ工業株30種平均株価は前日比125ドル25セント(0.98%)安の1万2695ドル35セントと続落した。ギリシャの連立協議難航しているため、再選挙やユーロ圏離脱の可能性など、ユーロ圏債務危機問題に対する警戒感を強めた。S&P500株価指数は前日比1.11%安と続落、ナスダック総合株価指数は前日比1.06%高と反落した。

 この流れを受けて日経平均株価は前日比62円99銭安と売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き540万株の売り越し観測だった。前日の欧米株式市場の下落に加えて、ユーロ・円相場が円高方向に傾いたことが弱材料視された。

 寄り付き後の日経平均株価は下落幅を広げる展開となった。午前の終盤にはやや下げ渋る場面もあったが、反発は限定的だった。

 午後の序盤に日経平均株価は前日比135円06銭安の8838円78銭まで下落する場面もあったが、その後は日銀によるETF買いへの思惑などで、下落幅をやや縮小する展開となった。結局、日経平均株価は終わりでかろうじて8900円台を維持した。

 東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄358(全体の21%)、値下がり銘柄1237(全体の74%)だった。ほぼ全面安の展開だったが、セクター別には医薬品と情報・通信が上昇した。一方で鉱業、パルプ・紙、ガラス・土石製品、機械、自動車、精密、その他製品、証券、不動産、海運、電力・ガスなどの下落が目立った。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、12位のNTT(9432)、18位のファーストリテイリング(9983)、19位の武田薬品(4502)が上昇した。25位のNTTドコモ(9437)、26位の東京エレクトロン(8035)も上昇した。

 一方では、1位のトヨタ自動車(7203)、2位の三菱UFJFG(8306)、3位の日立製作所(6501)、4位のグリー(3632)、5位のホンダ(7267)、6位の日産自動車(7201)、7位のコマツ(6301)、8位の三井住友FG(8316)、9位の国際石油開発帝石(1605)、10位のソニー(6758)、11位のファナック(6954)、13位のソフトバンク(9984)、14位の三井物産(8031)、15位の日本たばこ産業(JT)(2914)、16位のパナソニック(6752)、17位の三菱商事(8058)、20位の東芝(6502)が下落した。主力大型株が総じて軟調な展開となった。

 ギリシャの連立協議難航やユーロ圏離脱の可能性で、ユーロ圏債務危機問題の再燃や、為替のユーロ安・円高進行が警戒される状況に変化はない。

 ただし、午前は序盤から中小型株の大幅下落が目立ったが、午後に入ると一部に持ち直す動きが見られるようになり、前日比プラス圏に転じる銘柄も見られた。相場は中小型株が先行して上昇するという経験則を考える時期かもしれない。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 20:00 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】東洋エンジニアリングやミクシィが急伸しソニーは下げ止まる

 15日後場は、ユーロ安の懸念が残る中で日銀によるETF(平均株価連動型の上場投信)の買い出動観測が伝えられ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)ホンダ<7267>(東1)京セラ<6971>(東1)などが13時前後から値を戻し、東京エレクトロン<8035>(東1)は前日比で堅調相場に転換し0.5%高。東証1部の売買代金1位は前引けと同じトヨタ自動車<7203>(東1)となり、やはり持ち直して2.4%安。

 有機ELテレビ事業で提携の観測が伝えられたソニー<6758>(東1)パナソニック<6752>(東1)は、ともに朝方好反応だったものの前引けには軟化。後場は下げ止ま利ながら小動きとなり、ソニーは2.3%安、パナソニックは3.1%安。

 ミクシィ<2121>(東マ)は前引けの4.9%高から大引けは10.4%高と一段高。ビジネス雑誌の電子版で「身売りを検討」といった表現の報道があったと伝えられ、会社側は東証のIR開示で否定したものの資本・業務提携の思惑が広が拡大。一方、グリー<3632>(東1)は反落3.4%安、ディー・エヌ・エー<2432>(東1)も反落3.5%安。

 東証1部の値上がり率1位は前引けと同じダイフク<6383>(東1)となり昨日発表の決算と今期予想を好感して一段ジリ高の14.4%高、2位は太陽誘電<6976>(東1)の9.0%高となり昨日発表の決算を好感し前場の4位5.3%高から一段ジリ高、3位はニチハ<7943>(東1)の8.6%高となり前場の7.8%高から上値を追ったものの順位は2位から後退。

 ワイエイシイ<6298>(東1)は8.2%高となり昨日発表の決算を好感し前場の7.7%高から一段高急反発、東洋エンジニアリング<6330>(東1)は前引け後の決算発表を好感し後場急動意となり6.9%高、ダントーホールディングス<5337>(東1)は14時過ぎから動意づき6.8%高となり大引け後に四半期決算を発表。東和薬品<4553>(東1)は昨日発表の決算を好感し急反発5.9%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:12 | 市況・概況

【株式市場】ユーロ安の懸念残るなか日銀の「介入」観測で全般持ち直す

■東証1部銘柄は21%が高い

 15日後場の東京株式市場は、全般に持ち直す展開。引き続きユーロ安懸念が漂ったものの、後場寄り後に日銀によるETF(平均株価連動型の上場投信)の買い付け観測が伝えられ、ホンダ<7267>(東1)京セラ<6971>(東1)が13時前後から値を戻し、東京エレクトロン<8035>(東1)は前日比で堅調相場に転換。有機ELテレビ事業で提携の観測が伝えられたソニー<6758>(東1)パナソニック<6752>(東1)は、ともに朝方を除いて軟調ながら、後場は下げ渋った。東証1部の値上がり銘柄数は358銘柄(約21%)だった。

 日経平均は反落。後場は、寄りあとに8838円78銭(135円06銭安)まで軟化し、その後は戻り足。大引けは8900円74銭(73円10銭安)。終値での8900円割れは2月3日以来となった。

 東証1部の出来高概算は、20億5941万株、売買代金は1兆1584億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は358(前引けは152)銘柄、値下がり銘柄数は1237(前引けは1453)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上りした業種は前引けと同様2業種にとどまり、前引けと同じ医薬品、情報・通信、のみ。値下がり率の低い業種をみると、建設、石油・石炭、小売り、サービス、食料品、倉庫・運輸、陸運、など。
 一方、値下がり率上位の業種は、パルプ・紙、鉱業、電力・ガス、海運、不動産、ガラス・土石、証券・商品先物、輸送用機器、その他製品、精密機器、機械、鉄鋼、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:30 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】ダイフクやミクシィが急伸しソニーは朝高の後軟化

 15日前場は、NY株の125ドル安、ユーロ安の再燃を受けて主力株中心に上値の重い展開。ソニー<6758>(東1)は、有機ELテレビ事業でパナソニック<6752>(東1)との提携観測が伝えられ、朝方は2%高と好感したものの、前引けは2.3%安。パナソニックも朝方は2%高まで上げたものの、前引けは2.9%安。東証1部の売買代金1位はトヨタ自動車<7203>(東1)となり2.0%安。

 ミクシィ<2121>(東マ)はビジネス雑誌の電子版で「身売りを検討」といった表現の報道があったと伝えられ、資本・業務提携の思惑が広がり4.9%高。会社側は東証のIR開示で否定。

 東証1部の値上がり率1位はダイフク<6383>(東1)となり昨日発表の決算と今期予想を好感して10.1%高、2位はニチハ<7943>(東1)の7.8%高となり昨日発表の決算を好感し急反発、3位はワイエイシイ<6298>(東1)の7.7%高となり昨日発表の決算を好感し急反発、4位は太陽誘電<6976>(東1)の5.3%高となり昨日発表の決算を好感し急反発。

 酒井重工業<6358>(東1)は決算発表を本日予定し先ごろ増額修正したため期待と4.7%高、東和薬品<4553>(東1)は昨日発表の決算を好感し急反発4.4%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:08 | 市況・概況

【株式市場】NY株やユーロの下落を受け朝高のパナソニックなども軟調

■東証1部銘柄は9%が高い

 15日前場の東京株式市場は、全般軟調。対ユーロで102円台へのユーロ安・円高を受けて輸出関連株を中心に模様ながめとなり、日経平均は2月7日以来の8900円台割れ。株価指数そのものを売る動きが活発のようで、有機ELテレビ事業で提携の観測が伝えられたソニー<6758>(東1)パナソニック<6752>(東1)は、ともに朝方堅調だったものの前引けには軟化。昨日高かったグリー<3632>(東1)も反落。東証1部の値上がり銘柄数は152銘柄(約9%)だった。

 日経平均は反落。NY株の125ドル安もあり、10時30分にかけて8843円94銭(129円90銭安)まで軟化し、前引けは8865円77銭(108円07銭安)。8900円割れは、取引時間中としては2月7日以来となった。

 東証1部の出来高概算は、9億7814万株、売買代金は5308億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は152銘柄、値下がり銘柄数は1453銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上りした業種は2業種にとどまり、医薬品、情報・通信、のみ。値下がり率の低い業種は、食料品、水産・農林、小売り、石油・石炭、陸運、サービス、など。
 一方、値下がり率上位の業種は、海運、パルプ・紙、鉱業、証券・商品先物、機械、ガラス・土石、不動産、金属製品、輸送用機器、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:42 | 市況・概況
2012年05月14日

【株式市場を検証】ユーロ圏債務危機問題に対する警戒感強く方向感に乏しい展開

【日経平均株価は反発、TOPIXは続落】

■TOPIXは1月31日以来の安値水準

 14日は、日経平均株価が前日比20円53銭(0.23%)高の8973円84銭となり4営業日ぶり反発した。一方のTOPIXは前日比1.70ポイント(0.22%)安の756.68となり4営業日続落した。ユーロ圏債務危機問題の再燃に対する警戒感が強く、方向感に乏しい展開だった。

 終値ベースで見ると、TOPIXは1月31日(755.27)以来の安値水準となった。

 日経平均株価の日中値幅は83円27銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で9919億円となり、前日の1兆2328億円に比べて減少し6営業日ぶりに1兆円を下回った。

 前週末11日の米国株式市場は方向感に欠ける展開だった。ダウ工業株30種平均株価は前日比34ドル44セント(0.27%)安の1万2820ドル60セントと反落した。米金融JPモルガン・チェースがデリバティブ取引で約20億ドルの評価損を出したこと受けて売り優勢でスタートした。米5月ミシガン大学消費者信頼感指数が約4年ぶりの高水準だったことを好感して前日比プラス圏に切り返したが、終盤になるとギリシャのベニゼロスPASOK党首が組閣に失敗したと伝わり再びマイナス圏に転じた。S&P500株価指数は前日比0.34%安と反落、ナスダック総合株価指数は前日比0.01%高と4営業日ぶり小幅反発した。米4月卸売物価指数は前月比0.2%低下となり市場予想を下回った。エネルギー価格下落が全体を押し下げた。食品・エネルギー除くコア指数は同0.2%上昇となり市場予想と同水準だった。米5月ミシガン大学消費者信頼感指数は77.8となり、4月確報値の76.4に比べて市場予想以上に上昇した。

 この流れを受けて日経平均株価は前日比32円91銭高と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き510万株の売り越し観測だったが、12日に中国が預金準備率を0.5%引き下げると発表したため、中国株式市場の上昇を期待する買いが優勢だった。

 寄り付き後の日経平均株価は徐々に上昇幅を広げる展開となり、前日比77円78銭高の9031円09銭まで上昇する場面もあった。しかし午前の後半になると株価指数先物取引が主導する形で上昇幅を縮小し、終盤には前日比マイナス圏に転じた。中国株式市場が下落に転じたことが弱材料視された。

 午後になると、日経平均株価は前日比プラス圏に転じてスタートしたが、積極的な買いは見られず、小高い水準でモミ合う展開となり膠着感を強めた。日経平均株価は指数寄与度の高い銘柄が支えた格好だったが、TOPIXは概ね前日比マイナス圏で推移した。

 東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄391(全体の23%)、値下がり銘柄1198(全体の71%)だった。実質的に軟調な展開だったが、セクター別には銀行、証券、保険、その他金融、陸運、電力・ガスなどが上昇した。一方で鉱業、パルプ・紙、医薬品、ゴム製品、非鉄金属などの下落が目立った。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位のソニー(6758)、4位のグリー(3632)、6位のパナソニック(6752)、7位のソフトバンク(9984)、8位の三井住友FG(8316)、9位の三菱UFJFG(8306)、11位のディー・エヌ・エー(2432)、12位のシャープ(6753)、14位の野村ホールディングス(8604)、16位のファナック(6954)、17位のコマツ(6301)、18位の三井物産(8031)、19位のファーストリテイリング(9983)が上昇した。21位のヤマダ電機(9831)、26位の関西電力(9503)の上昇も目立った。

 一方で、2位の武田薬品(4502)の下落が目立った。また3位のトヨタ自動車(7203)、5位の日立製作所(6501)、10位の日産自動車(7201)、13位のホンダ(7267)、15位のKDDI(9433)、20位のNTTドコモ(9437)が下落した。

 日経平均株価は反発したが、指数寄与度の高い銘柄が支えた格好であり、実質的には軟調な展開だった。ギリシャの連立協議難航でユーロ圏債務危機問題の再燃が警戒されているうえに、中国の預金準備率引き下げに対する中国株式市場の反応が限定的だったことも弱材料視された。市場全体の地合い改善には時間がかかりそうだ。

 引き続き好業績・好材料銘柄を個別物色する流れだが、企業の決算発表がピークを過ぎたため、業績見通しを精査したうえでのアナリストレポートが出始める。これに対しての反応も注目点だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 20:38 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】関西電力が原発の再開期待で急動意となりグリーは反発

 14日後場は、為替が再び対ドルで79円に入る動きをみせたため、引き続き好決算銘柄や思惑材料の出た銘柄などを個別物色の展開。ソニー<6758>(東1)が13時頃から持ち直す相場となり、堅調相場に転じて東証1部の売買代金1位で1.7%高。決算発表後の売り一巡感とされ、前週末に決算を発表したパナソニック<6752>(東1)も朝方に安値を更新したあと持ち直し1.4%高。グリー<3632>(東1)は売買代金4位で1.3%高の反発となり、「コンプリートガチャ」を5月いっぱいで停止することを9日に発表しており、これを巡る売り一巡との見方。

 関西電力<9503>(東1)は、午後、大飯原発の再稼働を巡り、地元・おおい町が賛成を決議と伝えられたことを好感し急動意の5.6%高。一方、東京電力<9501>(東1)は、これに連動高したあと、大証・名証に上場廃止を申請と発表したことが手控え要因となり、再び軟調に転じて2.2%安。

 東証1部の値上がり率1位は前引けに続きオリエントコーポレーション<8585>(東1)の16.3%高となり11日に発表の3月決算を好感し急反発、2位は前引け3位のユニデン<6815>(東1)となり同日発表の3月決算を好感し前引けの11.1%高から12.0%高と反発幅を拡大、3位はイーグル工業<6486>(東1)となり11日に発表の3月決算を好感し前引けの9.9%高から11.4%高とジリ高。

 ソースネクスト<4344>(東1)は11日に発表した3月決算を好感し一時高値を更新し9.6%高、日本写真印刷<7915>(東1)も11日に発表した3月決算を好感し急反発の9.5%高、フジミインコーポレーテッド<5384>(東1)も11日に発表した3月決算を好感し戻り高値を更新の9.4%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:08 | 市況・概況

【株式市場】円相場が不透明で原発再稼働期待の関西電力など個別物色

■東証1部銘柄は23%が高い

 14日後場は、円相場が再び対ドルで79円に入る動きをみせたため、引き続き好決算銘柄などを個別物色の展開。関西電力<9503>(東1)は、午後、大飯原発の再稼働を巡り、地元・おおい町が賛成を決議と伝えられたことを好感し急動意となり堅調相場に転換。一方、東京電力<9501>(東1)は、これに連動高したものの、大証・名証に上場廃止を申請と発表してから再び軟調に転換。携帯電話の販売代理店大手・ティーガイア<3738>(東1)は13時に決算と株式分割を発表してから急動意。グリー<3632>(東1)は反発。東証1部の値上り銘柄数は391(約23%)だった。

 日経平均は8950円前後から8990円前後の間で小動きとなり、終値は8973円84銭(20円53銭高)。前場は9031円09銭(77円78銭高)まで上げた。

 東証1部の出来高概算は、16億1032万株、売買代金は5月2日以来の1兆円割れとなり、9919億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は391(前引けは437)銘柄、値下がり銘柄数は1198(前引けは1088)銘柄。

 また、東証33業種別指数で高い業種は11業種(前引けも11業種)となり、値上がり率上位は、電力・ガス、その他金融、証券・商品先物、保険、陸運、銀行、ガラス・土石、情報・通信、など。
 一方、値下がり率上位の業種は、パルプ・紙、非鉄金属、ゴム製品、鉱業、医薬品、食料品、化学、石油・石炭、精密機器、その他製品、鉄鋼、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:39 | 市況・概況

東証1部の新安値数が急増、景気に期待できないとの声も

 14日(月)14時時点の東証1部「年初来・新安値銘柄数」は、前場の233社から増えて369社に達している。

 「4月から年初来表示(3月までは昨年来)に変わったことを考慮しても新安値数は多い」(中堅証券)。

 業種的にも全般的に幅広く出ている中で、金融などに新安値が目立つようだ。ヨーロッパの信用不安が終息する気配がなく、前週、JPモルガンでさえ運用心配で多額の損失を出したことが影響している。また、日米とも、「政治は経済より外交・防衛などに関心が移ることが予想されることから日米の景気回復はこれ以上、大きくは期待できないのではないか」(同)との見方も出ている。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:03 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】日本写真印刷やユニデンが高くグリーは反発

 14日前場は、為替が対ユーロで103円トビ台の円強含みとなり、10時過ぎまで堅調だったトヨタ自動車<7203>(東1)が次第に軟調相場に転じて1.1%安、キヤノン<7751>(東1)も軟調に転換し0.4%安。一方、東証1部の売買代金1位はグリー<3632>(東1)となり3.3%高と反発。

 パナソニック<6752>(東1)は今期の純利益を黒字転換の見込みとし、朝方は安値を更新し4.7%安の543円(27円安)まで下げたものの、その後0.2%高の579円(9円高)まで上げる場面があった。

 東証1部の値上がり率1位はオリエントコーポレーション<8585>(東1)の17.4%高となり11日に発表の3月決算を好感し急反発、2位は日本写真印刷<7915>(東1)の11.9%高となり同日発表の3月決算を好感し急反発、3位はユニデン<6815>(東1)の11.1%高となり同日発表の3月決算を好感し急反発。

 イーグル工業<6486>(東1)も11日に発表の3月決算を好感し9.9%高の急反発、千代田化工建設<6366>(東1)も11日に発表の3月決算を好感し9.9%高の急反発となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:06 | 市況・概況

【株式市場】ユーロ安を警戒するなか好決算銘柄など物色しグリーも堅調

■東証1部銘柄は26%が高い

 14日前場は、個別物色の展開となり日経平均は伸びきれない相場。為替は対ドルで前週末の1ドル79円台から80円に入り軟調だったものの、対ユーロでは103円トビ台の円強含み。10時過ぎまで堅調だったトヨタ自動車<7203>(東1)キヤノン<7751>(東1)が軟調転換。半面、好決算のシチズンホールディングス<7762>(東1)大塚ホールディングス<4578>(東1)が堅調。グリー<3632>(東1)は反発。東証1部の値上り銘柄数は437(約26%)だった。

 日経平均は前引けにかけて軟化。朝方は9031円09銭(77円78銭高)まで上げたものの、ユーロ安・円高を持ちこたえられない様子で前引けは8952円66銭(65銭安)。

 東証1部の出来高概算は、8億1032万株、売買代金は4744億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は437銘柄、値下がり銘柄数は1088銘柄。

 また、東証33業種別指数で高い業種は11業種となり、値上がり率上位は、その他金融、小売り、証券・商品先物、建設、陸運、情報・通信、銀行、など。
 一方、値下がり率上位の業種は、非鉄金属、医薬品、海運、ゴム製品、精密機器、鉄鋼、輸送用機器、鉱業、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:50 | 市況・概況
2012年05月13日

【相場展望】決算発表ピーク過ぎて収益改善基調を前向きに捉えるかも焦点

【来週(5月14日〜18日)の株式市場見通し】

■自律反発の可能性だが、大勢としてはユーロ圏債務危機問題に神経質な展開で個別物色

来週の相場展望 来週(5月14日〜18日)の日本株式市場については、売られ過ぎ感による自律反発の可能性が高まりそうだ。ただし大勢としては、海外の株式市場や外国為替市場の動向を睨みながら、ユーロ圏債務危機問題に神経質な展開となる可能性が高く、本格反発は期待薄だろう。

 全体として好材料が見当たらないだけに、好業績・好材料銘柄の個別物色の展開が続きそうだ。ただし企業の決算発表がピークを過ぎ、概ね収益改善基調であることを前向きに捉えるかどうかも焦点だろう。

 前週末11日の米国株式市場は方向感に欠ける展開だった。ダウ工業株30種平均株価は前日比34ドル44セント(0.27%)安の1万2820ドル60セントと反落した。米金融JPモルガン・チェースがデリバティブ取引で約20億ドルの評価損を出したこと受けて売り優勢でスタートした。米5月ミシガン大学消費者信頼感指数が約4年ぶりの高水準だったことを好感して前日比プラス圏に切り返したが、終盤になるとギリシャのベニゼロスPASOK党首が組閣に失敗したと伝わり再びマイナス圏に転じた。

 外国為替市場では1ドル=79円90銭近辺、1ユーロ=103円20銭〜30銭近辺で取引を終了した。

 全体として外部環境に大きな変化がなく方向感に欠ける展開だったため、週初14日の日本株式市場も前週末終値近辺で小動きスタートとなりそうだ。

 その後は、ギリシャの連立協議不調と6月再選挙の可能性、ギリシャのユーロ圏離脱懸念、スペインの国内銀行改革への反応、スペインやイタリアの国債利回り動向、15日の独メルケル首相と仏オランド新大統領の会談、米金融大手JPモルガン・チェースの巨額損失発生に伴う銀行規制強化への懸念、主要国・地域の主要経済指標など波乱要因も多いだけに、海外の株式市場や外国為替市場の動向などを睨みながらの展開だろう。

 全体としてユーロ圏債務危機問題の再燃に対する警戒感が強い状況であり、好業績・好材料銘柄の個別物色中心の展開となりそうだ。イランや北朝鮮関連の地政学リスクに対しても引き続き注意は怠れない。

 ただしテクニカル面で見れば、東証1部市場の騰落レシオ(25日移動平均)が11日時点で66.5%に低下しており、調整一巡感が台頭しても不思議ではないだろう。企業の決算発表がピークを過ぎ、概ね収益改善基調であることも確認できているため、一旦は自律反発の可能性もありそうだ。

 世界の主要国・地域の前週の動向を整理してみよう。

 米国の主要経済指標では、10日の米週間新規失業保険申請件数が36.7万件となり、前週改定値の36.8万件(36.5万件から上方修正)に比べて0.1万件減少して市場予想とほぼ同水準だった。米3月貿易収支は518億ドルの赤字となり、2月改定値の454億ドルの赤字(460億ドルの赤字から上方修正)に比べて赤字幅が拡大した。11日の米4月卸売物価指数は前月比0.2%低下となり市場予想を下回った。エネルギー価格下落が全体を押し下げた。食品・エネルギー除くコア指数は同0.2%上昇となり市場予想と同水準だった。米5月ミシガン大学消費者信頼感指数は77.8となり、4月確報値の76.4に比べて市場予想以上に上昇した。約4年ぶりの高水準だった。

 ユーロ圏に関しては、ギリシャ総選挙後の連立交渉が難航し、1週間を通して政局不透明感やユーロ圏離脱懸念が強まった。9日にはスペインの大手銀行バンキアが不良債権処理のために一部国有化されることを受けて、スペイン国債利回りが6%台に上昇したため警戒感を強める場面があった。ただしEFSF(欧州金融安定基金)がギリシャ向け42億ユーロ融資を10日に予定どおり実行すると発表したことを受けて警戒感がやや和らいだ。

 中国に関しては、10日の中国4月貿易収支が2カ月連続の黒字だったが、輸出が前年同月比4.9%増加、輸入が同0.3%増加となり、欧州向けの不振でいずれも市場予想を下回ったことが弱材料視された。11日の中国4月CPI(消費者物価指数)は前年同月比3.4%上昇となり、市場予想とほぼ同水準だったため反応は限定的だった。4月鉱工業生産は前年同月比9.3%増加、4月小売売上高は前年同月比14.1%増加となり、いずれも市場予想を下回ったため景気減速に対する警戒感を強めた。

 日本に関しては、10日発表の3月国際収支が1兆5894億円の黒字となり、4月上中旬の貿易収支が7980億円の赤字となったが、いずれも反応は限定的だった。

 外国為替市場は1週間を通して概ね小動きだったが、ユーロ・円相場が円高方向に傾き1ユーロ=102円70銭近辺に円が上昇する場面があった。大勢としては円買いが優勢になった流れが継続した。ユーロ圏債務危機問題の再燃に対する警戒感を強めたこともリスク回避の円買いにつながった。

■注目スケジュール

 来週の注目スケジュールとしては、国内では14日の4月企業物価指数、4月工作機械受注速報値、15日の3月鉱工業生産確報値、4月消費動向調査、5月ESPフォーキャスト調査、16日の3月第3次産業活動指数、3月機械受注、17日の1〜3月GDP1次速報値、4月首都圏マンション発売戸数などがあるだろう。

 海外では14日の仏3月経常収支、ユーロ圏3月鉱工業生産、ユーロ圏財務相会合、イタリア国債入札、15日の豪中銀理事会議事録、英3月貿易収支、独第1四半期GDP速報値、ユーロ圏第1四半期GDP速報値、EU財務相理事会、独メルケル首相と仏オランド新大統領の会談、米3月企業在庫、米4月小売売上高、米4月消費者物価指数、米5月ニューヨーク州製造業業況指数、米5月住宅建設業者指数、米週間チェーンストア売上高、米週間レッドブック大規模小売店売上高、16日の英4月失業率、ユーロ圏3月貿易収支、ユーロ圏4月消費者物価指数改定値、英中銀インフレ報告、ECB理事会(金利発表なし)、米4月住宅着工件数、米4月鉱工業生産、米住宅ローン・借り換え申請指数、米FOMC議事録(4月24日〜25日分)発表、17日のスペイン第1四半期GDP改定値、スペイン国債入札、米4月景気先行指数(コンファレンス・ボード)、米5月フィラデルフィア地区連銀業況指数、米新規失業保険申請件数、18日の中国4月新築住宅価格、独4月生産者物価指数、そして18日〜19日のG8首脳会議などがあるだろう。

 その後の注目イベントとしては、5月22日〜23日の日銀金融政策決定会合、23日の日本4月貿易統計、ユーロ圏3月経常収支、EU首脳会議、24日の独5月IFO業況指数、ユーロ圏5月総合・製造業・サービス部門PMI速報値、25日の独6月消費者信頼感指数、29日の米5月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、30日のユーロ圏5月景況感・業況感指数、31日のユーロ圏5月消費者物価指数速報値、米第1四半期GDP改定値、6月1日の米5月雇用統計などが予定されている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:13 | 市況・概況

【外国為替市場展望:ドル・円相場】ユーロの動向を睨みながら膠着の可能性

【外国為替市場フューチャー:5月14日〜18日のドル・円相場見通し】

■1ドル=78円台〜81円台を想定、大勢はドル売り・円買い優勢の流れ

 来週(5月14日〜18日)のドル・円相場については、概ね1ドル=78円台〜81円台のレンジを想定する。

 大勢としては、米国の量的緩和策第3弾(QE3)期待や、ユーロ圏債務危機問題に対する警戒感などで、ドル売り・円買い優勢の流れが継続しそうだ。

 ただし、ギリシャの連立協議不調と6月再選挙の可能性、ギリシャのユーロ圏離脱懸念、スペインの国内銀行改革への反応、スペインやイタリアの国債利回り動向、15日の独メルケル首相と仏オランド新大統領の会談、米金融大手JPモルガン・チェースの巨額損失発生に伴う銀行規制強化への懸念、主要国・地域の主要経済指標など波乱要因も多いだけに、当面はユーロの動向を睨みながら膠着感を強める可能性も高いだろう。

 前週(5月7日〜11日)のドル・円相場は、概ね1ドル=79円40銭近辺〜80円10銭近辺のレンジで小動きだった。週末11日の海外市場で終盤は1ドル=79円90銭近辺だった。

 大勢としてはドル売り・円買いが優勢になった流れが継続したが、やや手掛かり材料難となったうえに、ユーロ圏債務危機問題の再燃に対する警戒感が強まったことで、ユーロの動向を睨みながら小動きの1週間だった。

 ドル・円相場に関しては、4月27日の日銀金融政策決定会合の追加緩和策決定で材料出尽くし感が広がり、大勢としてドル売り・円買い優勢の流れとなった。さらに、5月4日の米4月雇用統計で非農業部門雇用者数の増加が低水準だったことで、米追加緩和期待のドル売り・円買いが優勢になった流れが継続している。

 ただし前週に関しては、6日の仏大統領選決選投票とギリシャ総選挙の結果を受けて、ユーロ圏債務危機問題の再燃に対する懸念に関心が集中し、手掛かり材料難の中でユーロの動向を睨みながら小動きの1週間となった。当面はこうした状況が続きそうだ。

 来週の注目スケジュールとしては、14日のユーロ圏3月鉱工業生産、ユーロ圏財務相会合、イタリア国債入札、15日の仏第1四半期GDP速報値、独第1四半期GDP速報値、ユーロ圏第1四半期GDP速報値、EU財務相理事会、独メルケル首相と仏オランド新大統領の会談、米4月小売売上高、米4月消費者物価指数、米5月ニューヨーク州製造業業況指数、米5月住宅建設業者指数、16日のユーロ圏3月貿易収支、ユーロ圏4月消費者物価指数改定値、英中銀インフレ報告、ECB理事会(金利発表なし)、米4月住宅着工件数、米4月鉱工業生産、米FOMC議事録(4月24日〜25日分)発表、17日の日本1〜3月GDP1次速報値、スペイン第1四半期GDP改定値、スペイン国債入札、米4月景気先行指数(コンファレンス・ボード)、米5月フィラデルフィア地区連銀業況指数、米新規失業保険申請件数、18日の中国4月新築住宅価格、18日〜19日のG8首脳会議などがあるだろう。

 その後の注目イベントとしては、5月22日〜23日の日銀金融政策決定会合、23日の日本4月貿易統計、ユーロ圏3月経常収支、EU首脳会議、24日の独5月IFO業況指数、ユーロ圏5月総合・製造業・サービス部門PMI速報値、25日の独6月消費者信頼感指数、29日の米5月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、30日のユーロ圏5月景況感・業況感指数、31日のユーロ圏5月消費者物価指数速報値、米第1四半期GDP改定値、6月1日の米5月雇用統計などが予定されている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:12 | 市況・概況

【外国為替市場展望:ユーロ・円相場】債務危機問題への警戒感強めて大勢はユーロ売り・円買い優勢の可能性

【外国為替市場フューチャー:5月14日〜18日のユーロ・円相場見通し】

■1ユーロ=101円台〜105円台を想定

 来週(5月14日〜18日)のユーロ・円相場については、概ね1ユーロ=101円台〜105円台のレンジを想定する。

 大勢としては、ユーロ圏債務危機問題への警戒感で、リスク回避のユーロ売り・円買い優勢の流れが継続しそうだ。

 ただし、ギリシャの連立協議不調と6月再選挙の可能性、ギリシャのユーロ圏離脱懸念、スペインの国内銀行改革への反応、スペインやイタリアの国債利回りの動向、15日の独メルケル首相と仏オランド新大統領の会談、米金融大手JPモルガン・チェースの巨額損失発生に伴う銀行規制強化への懸念、主要国・地域の主要経済指標など波乱要因も多いだけに、当面はユーロ圏の政局や経済政策の対応などを睨みながら、膠着感を強める可能性もあるだろう。

 前週(5月7日〜11日)のユーロ・円相場は概ね1ユーロ=102円70銭近辺〜104円40銭近辺のレンジで推移した。週末11日の海外市場で終盤は1ユーロ=103円20銭〜30銭近辺だった。

 6日の仏大統領選決選投票ではオランド氏が当選し、ギリシャ総選挙では連立与党が過半数割れとなった。ギリシャでは連立交渉が難航して6月の再選挙の可能性が高まり、ユーロ圏離脱の見方も広がった。こうした状況下で、世界的な景気減速やユーロ圏債務危機問題の再燃に対する警戒感を強め、ユーロ売りがやや優勢の1週間だった。

 ユーロ・円相場に関しては、4月27日の日銀金融政策決定会合の追加緩和策決定で材料出尽くし感が広がり、ユーロ売り・円買い優勢の流れとなった。さらに6日の仏大統領選決選投票とギリシャ総選挙の結果、その後のギリシャの政局不透明感やユーロ圏離脱懸念などで、リスク回避のユーロ売り・円買い優勢の状況となっている。

 スペインやイタリアの国債利回り動向に神経質な状況にも変化がなく、ユーロ圏の景気後退に対する警戒感が強いことも、ユーロ売り・円買いの動きにつながっている。一段と警戒感を強める可能性もあるだけに、ECB(欧州中央銀行)の金融政策も注目されるだろう。

 来週の注目スケジュールとしては、14日のユーロ圏3月鉱工業生産、ユーロ圏財務相会合、イタリア国債入札、15日の仏第1四半期GDP速報値、独第1四半期GDP速報値、ユーロ圏第1四半期GDP速報値、EU財務相理事会、独メルケル首相と仏オランド新大統領の会談、米4月小売売上高、米4月消費者物価指数、米5月ニューヨーク州製造業業況指数、米5月住宅建設業者指数、16日のユーロ圏3月貿易収支、ユーロ圏4月消費者物価指数改定値、英中銀インフレ報告、ECB理事会(金利発表なし)、米4月住宅着工件数、米4月鉱工業生産、米FOMC議事録(4月24日〜25日分)発表、17日の日本1〜3月GDP1次速報値、スペイン第1四半期GDP改定値、スペイン国債入札、米4月景気先行指数(コンファレンス・ボード)、米5月フィラデルフィア地区連銀業況指数、米新規失業保険申請件数、18日の中国4月新築住宅価格、18日〜19日のG8首脳会議などがあるだろう。

 その後の注目イベントとしては、5月22日〜23日の日銀金融政策決定会合、23日の日本4月貿易統計、ユーロ圏3月経常収支、EU首脳会議、24日の独5月IFO業況指数、ユーロ圏5月総合・製造業・サービス部門PMI速報値、25日の独6月消費者信頼感指数、29日の米5月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、30日のユーロ圏5月景況感・業況感指数、31日のユーロ圏5月消費者物価指数速報値、米第1四半期GDP改定値、6月1日の米5月雇用統計などが予定されている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:11 | 市況・概況
2012年05月12日

【株式市況を検証】世界的な景気減速やユーロ圏債務危機問題の再燃に警戒感

【株式市場フラッシュ(5月7日〜11日の日本株式市場)】

★日経平均株価、TOPIXともに6週連続の下落

株式市場フラッシュ 5月7日〜11日の株式市場は、週間ベースで日経平均株価が426円94銭(4.56%)下落、TOPIXが34.49ポイント(4.35%)下落して、いずれも6週連続の下落となった。

 終値ベースで見ると、週末11日の日経平均株価の8953円31銭は2月10日(8947円17銭)以来の安値水準、TOPIXの758.38は2月1日(757.96)以来の安値水準だった。

 前週末4日の米4月雇用統計では、非農業部門雇用者数の増加が低水準だった。6日の仏大統領選決選投票ではオランド氏が当選し、ギリシャ総選挙では連立与党が過半数割れとなった。ギリシャでは、その後の連立交渉が難航して6月の再選挙の可能性が高まり、ユーロ圏離脱の見方も広がった。

 こうした状況下で、世界的な景気減速やユーロ圏債務危機問題の再燃に対する警戒感を強めた。外国為替市場でやや円高方向に傾いたことも弱材料視された。

 8日は日経平均株価、TOPIXともに反発したが、全体としてはリスク回避の売りが優勢の1週間となり、2月14日の日銀追加緩和以降の上昇分を帳消しにした。

 世界の主要国・地域の今週の動向を整理してみよう。

 米国の主要経済指標では、前週末4日の米4月雇用統計で失業率は8.1%となり、3月の8.2%に比べて0.1ポイント低下して市場予想も下回った。しかし非農業部門就業者数は前月比11.5万人増加にとどまった。3月改定値の同15.4万人増加(同12.0万人増加から上方修正)に比べて悪化して市場予想を大幅に下回った。10日の米新規失業保険申請件数は36.7万件となり、前週改定値の36.8万件(36.5万件から上方修正)に比べて0.1万件減少して市場予想とほぼ同水準だった。米3月貿易収支は518億ドルの赤字となり、2月改定値の454億ドルの赤字(460億ドルの赤字から上方修正)に比べて赤字幅が拡大した。11日の米4月卸売物価指数(PPI)は前月比0.2%低下となり市場予想を下回った。エネルギー価格下落が全体を押し下げた。食品・エネルギー除くコア指数は同0.2%上昇となり市場予想と同水準だった。米5月ミシガン大学消費者信頼感指数は77.8となり、4月確報値の76.4に比べて市場予想以上に上昇した。約4年ぶりの高水準だった。

 ユーロ圏に関しては、ギリシャ総選挙後の連立交渉が難航し、1週間を通して政局不透明感やユーロ圏離脱懸念が強まった。さらに9日には、スペインの大手銀行バンキアが不良債権処理のために一部国有化されることを受けて、スペイン国債利回りが6%台に上昇したため警戒感を強める場面があった。ただし、EFSF(欧州金融安定基金)がギリシャ向け42億ユーロ融資を10日に予定どおり実行すると発表したことを受けて警戒感がやや和らいだ。

 中国に関しては、10日の中国4月貿易収支が2カ月連続の黒字だったが、輸出が前年同月比4.9%増加、輸入が同0.3%増加となり、欧州向けの不振でいずれも市場予想を下回ったことが弱材料視された。11日の中国4月CPI(消費者物価指数)は前年同月比3.4%上昇となり、市場予想とほぼ同水準だったため反応は限定的だった。4月鉱工業生産は前年同月比9.3%増加、4月小売売上高は前年同月比14.1%増加となり、いずれも市場予想を下回ったため景気減速に対する警戒感を強めた。

 日本に関しては、10日発表の3月国際収支が1兆5894億円の黒字となり、4月上中旬の貿易収支が7980億円の赤字となったが、いずれも反応は限定的だった。

 外国為替市場は1週間を通して概ね小動きだったが、ユーロ・円相場が円高方向に傾き1ユーロ=102円70銭近辺に円が上昇する場面があった。大勢としては、4月27日の日銀金融政策決定会合後に材料出尽くし感で円買いが優勢になった流れが継続し、5月4日の米4月雇用統計で非農業部門雇用者数の増加が低水準だったことや、6日の仏大統領選決選投票とギリシャ総選挙の結果を受けてユーロ圏債務危機問題の再燃に対する警戒感を強めたことも、リスク回避の円買いにつながった。週末11日の海外市場で終盤は1ドル=79円90銭近辺、1ユーロ=103円20銭〜30銭近辺だった。

 テクニカル面で見ると、日経平均株価(11日時点の8953円31銭)の移動平均線に対する乖離率は、25日移動平均線(同9457円12銭)に対してはマイナス5.32%、75日移動平均線(同9504円55銭)に対してはマイナス5.79%となり、いずれもマイナス乖離幅を広げた。200日移動平均線(同9048円43銭)に対してはマイナス1.05%となり、マイナス乖離に転じた。東証1部市場の騰落レシオ(25日移動平均)は11日時点で66.5%となっている。

 日経平均株価の終値ベースで騰落状況を見ると、7日は前日比261円11銭(2.78%)安と大幅に反落、8日は前日比62円51銭(0.69%)高と反発、9日は前日比136円59銭(1.49%)安と大幅に反落、10日は前日比35円41銭(0.39%)安と続落、11日は前日比56円34銭(0.63%)安と3営業日続落した。日中の値幅は7日が97円44銭、8日が48円09銭、9日が94円74銭、10日が89円73銭、11日が105円98銭だった。

 日経平均株価の週末11日の終値は8953円31銭となり、前週2日の終値9380円25銭に比べて426円94銭(4.56%)下落した。週間ベースで6週連続の下落だった。取引時間中ベースの週間高値は8日の9207円56銭、週間安値は11日の8944円63銭で、1週間の取引時間中の値幅は262円93銭だった。

 TOPIXの週間騰落状況を見ると、週末11日の終値は758.38で、前週2日の終値792.87に比べて34.49ポイント(4.35%)下落し、週間ベースで5週連続の下落だった。取引時間中ベースの週間高値は7日の778.42、週間安値は11日の758.27だった。11日時点のNT倍率は11.81倍となり、前週2日時点の11.83倍に比べて0.02ポイント低下した。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:29 | 市況・概況

【株式市場・この1週間】週末11日の日経平均株価の終値は9000円台割れ

■株式市況を振り返って(5月7日〜11日の株式市場の動き)

・(05/11)【株式市場を検証】ユーロ圏債務危機問題の再燃を警戒、下値での買いも限定的
http://syoukenn.seesaa.net/article/269546607.html

・(05/10)【株式市場を検証】トヨタ自動車の業績見通しやコンプガチャ廃止表明は安心感
http://syoukenn.seesaa.net/article/269396549.html

・(05/09)【株式市場を検証】ソーシャルゲーム関連のコンプガチャ廃止表明への反応が注目点
http://syoukenn.seesaa.net/article/269256347.html

・(05/08)【株式市場を検証】欧米株式市場が落ち着いた動きでやや安心感
http://syoukenn.seesaa.net/article/269101395.html

・(05/07)【株式市場を検証】米株安、ユーロ不安、円高、ソーシャルゲーム規制報道と悪材料揃って警戒感
http://syoukenn.seesaa.net/article/268902353.html
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:26 | 市況・概況

【外国為替市場を検証:ドル・円相場】ユーロの動向を睨みながら小動きの1週間

【外国為替市場フラッシュ:5月7日〜11日のドル・円相場】

■手掛かり材料難の中、ユーロの動向を睨みながら概ね1ドル=79円台後半で小動き

 5月7日〜11日のドル・円相場は、概ね1ドル=79円40銭近辺〜80円10銭近辺のレンジで小動きだった。週末11日の海外市場で終盤は1ドル=79円90銭近辺だった。

 大勢としてはドル売り・円買いが優勢になった流れが継続したが、やや手掛かり材料難となったうえに、ユーロ圏債務危機問題の再燃に対する警戒感が強まったことで、ユーロの動向を睨みながら小動きの1週間だった。

 ドル・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末4日(東京市場は休場)の海外市場では1ドル=79円80銭近辺に円が上昇した。アジアおよび欧州の時間帯は東京市場が休場のうえに、米4月雇用統計を控えていたため概ね1ドル=80円台前半で小動きだった。しかし米国の時間帯に入ると、米4月雇用統計で非農業部門就業者数の増加が市場予想を大幅に下回ったことを受けてドル売り・円買いが優勢になった。終盤は1ドル=79円80銭〜90銭近辺だった。

 この流れを受けて7日の東京市場では概ね1ドル=79円60銭台〜90銭台で推移した。6日の仏大統領選決選投票とギリシャ総選挙の結果を受けた朝方のドル売り・円買い一巡後はモミ合う展開となった。終盤は1ドル=79円80銭台だった。7日の海外市場では概ね1ドル=79円80銭近辺〜80円00銭近辺で推移した。欧州や米国の株式市場が落ち着いた動きだったこともあり、欧州の政局不安に対する過度な警戒感につながらず小動きだった。終盤は1ドル=79円90銭近辺だった。

 8日の東京市場では概ね1ドル=79円80銭近辺〜80円10銭近辺で推移した。午後はドル売り・円買いがやや優勢になったが、様子見ムードも強く終日小動きだった。終盤は1ドル=79円90銭台だった。8日の海外市場では概ね1ドル=79円70銭台〜90銭台で推移した。概ね小動きだったが、ギリシャ連立交渉が難航しているためEUとIMFによる支援枠組み崩壊に対する警戒感を強め、リスク回避のドル売り・円買いがやや優勢になる場面もあった。終盤は1ドル=79円80銭台だった。

 9日の東京市場では概ね1ドル=79円70銭台〜90銭台で推移した。ギリシャ問題への警戒感が強い中、ユーロの動向を睨みながら小動きだった。終盤は1ドル=79円70銭台だった。9日の海外市場では概ね1ドル=79円40銭台〜80銭台で推移した。ギリシャ政局不透明感やスペイン国債利回り上昇などでユーロ売りとなった流れが波及し、リスク回避のドル売り・円買いが優勢になった。終盤は1ドル=79円60銭台だった。

 10日の東京市場では概ね1ドル=79円60銭近辺〜80銭近辺で推移した。今晩のバーナンキ米FRB議長の講演を控え、ユーロの動向などを睨みながら小動きだった。終盤は1ドル=79円70銭台だった。10日の海外市場では1ドル=80円00銭近辺に円が下落した。米新規失業保険申請件数が前週改定値比0.1万件減少したことを受けて、ドル買い・円売りがやや優勢になった。バーナンキ米FRB議長の講演では追加感に関する言及がなく反応は限定的だった。終盤は1ドル=79円90銭近辺だった。

 11日の東京市場では概ね1ドル=79円70銭台〜90銭台で推移した。手掛かり材料難で小動きだったが、午後にはユーロが弱含む流れでドル売り・円買いがやや優勢になる場面があった。終盤は1ドル=79円80銭近辺だった。11日の海外市場では概ね1ドル=79円70銭近辺〜80円00銭近辺で推移した。手掛かり材料難の中、ユーロの動向を睨みながら小動きに終始した。米4月卸売物価指数や米5月ミシガン大学消費者信頼感指数に対する反応は限定的だった。終盤は1ドル=79円90銭近辺だった。

 ドル・円相場に関しては、4月27日の日銀金融政策決定会合の追加緩和策決定で材料出尽くし感が広がり、大勢としてドル売り・円買い優勢の流れとなった。さらに5月4日の米4月雇用統計で非農業部門雇用者数の増加が低水準だったことで、米追加緩和期待のドル売り・円買いが優勢になった流れが継続している。

 ただし今週に関しては、6日の仏大統領選決選投票とギリシャ総選挙の結果を受けて、ユーロ圏債務危機問題の再燃に対する懸念に関心が集中し、手掛かり材料難の中でユーロの動向を睨みながら小動きの1週間となった。当面はこうした状況が続きそうだ。

 来週以降のスケジュールとしては、14日のユーロ圏財務相会合、15日の独第1四半期GDP速報値、ユーロ圏第1四半期GDP速報値、EU財務相理事会、独メルケル首相と仏オランド新大統領の会談、16日の米FOMC議事録(4月24日〜25日分)発表、17日の日本1〜3月GDP1次速報値、22日〜23日の日銀金融政策決定会合、23日の日本4月貿易統計、ユーロ圏3月経常収支、EU首脳会議などがあるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:24 | 市況・概況

【外国為替市場を検証:ユーロ・円相場】ギリシャ問題でユーロ圏債務危機問題再燃に警戒感

【外国為替市場フラッシュ:5月7日〜11日のユーロ・円相場】

■1ユーロ=102円70銭近辺に円が上昇する場面

 5月7日〜11日のユーロ・円相場は、概ね1ユーロ=102円70銭近辺〜104円40銭近辺のレンジで推移した。週末11日の海外市場で、終盤は1ユーロ=103円20銭〜30銭近辺だった。

 6日の仏大統領選決選投票ではオランド氏が当選し、ギリシャ総選挙では連立与党が過半数割れとなった。ギリシャでは連立交渉が難航して6月の再選挙の可能性が高まり、ユーロ圏離脱の見方も広がった。こうした状況下で、世界的な景気減速やユーロ圏債務危機問題の再燃に対する警戒感を強め、ユーロ売りがやや優勢の1週間だった。

 ユーロ・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末4日(東京市場は休場)の海外市場では1ユーロ=104円30銭台に円が上昇した。アジアおよび欧州の時間帯は東京市場が休場のうえに、米4月雇用統計を控えていたため、概ね1ユーロ=105円台半ばで小動きだった。しかし米国の時間帯に入ると、米4月雇用統計で非農業部門就業者数の増加が市場予想を大幅に下回ったことを受けてユーロ売り・円買いが優勢になった。6日の仏大統領選決選投票とギリシャ総選挙に対して警戒感を強めていることも、ユーロ売りにつながった。終盤は1ユーロ=104円40銭〜50銭近辺だった。

 この流れを受けて7日の東京市場では1ユーロ=103円20銭近辺〜90銭近辺で推移した。6日の仏大統領選決選投票とギリシャ総選挙の結果を受けて朝方はユーロ売り・円買いの動きが強まった。その後は1ユーロ=103円台半ばでモミ合う展開となったが、終盤は徐々にユーロ買い戻しがやや優勢となり1ユーロ=103円90銭近辺だった。7日の海外市場では概ね1ユーロ=103円80銭台〜104円30銭台で推移した。欧州や米国の株式市場が落ち着いた動きだったこともあり、欧州の政局不安に対する過度な警戒感につながらず、ユーロ買い・円売りがやや優勢だった。終盤は1ユーロ=104円20銭〜30銭近辺だった。

 8日の東京市場では概ね1ユーロ=104円10銭近辺〜40銭近辺で推移した。ユーロ買い戻しが一巡して小動きだったが、午後はユーロ売り・円買いがやや優勢になった。終盤は1ユーロ=104円10銭近辺だった。8日の海外市場では概ね1ユーロ=103円50銭台〜104円10銭台で推移した。ギリシャ連立交渉が難航しているため、EUとIMFによる支援枠組みの崩壊に対する警戒感を強め、リスク回避のユーロ売り・円買いが優勢になる場面があった。その後はユーロ買い戻しの動きも見られた。終盤は1ユーロ=103円80銭台だった。

 9日の東京市場では概ね1ユーロ=103円30銭近辺〜90銭近辺で推移した。ギリシャの政局不透明感やユーロ圏離脱懸念などで、ユーロ売り・円買い優勢の場面があった。終盤は1ユーロ=103円70銭近辺だった。9日の海外市場では1ユーロ=102円70銭近辺に円が上昇する場面があった。ギリシャ政局不透明感に加えてスペイン国債利回りが6%台に上昇したため、リスク回避のユーロ売りが優勢だった。その後はEFSF(欧州金融安定基金)がギリシャ向け42億ユーロ融資を10日に予定どおり実行すると発表したことを受けて、ユーロ買い戻しがやや優勢となり終盤は1ユーロ=103円00銭近辺だった。

 10日の東京市場では概ね1ユーロ=102円90銭台〜103円30銭台で推移した。中国4月貿易統計発表後にユーロが弱含む場面もあったが、概ね小動きだった。終盤はユーロ買い戻しが優勢となり1ユーロ=103円30銭台だった。10日の海外市場では概ね1ユーロ=103円10銭台〜70銭台で推移した。過度な警戒感が和らぎユーロ買い戻しがやや優勢になった。終盤は1ユーロ=103円40銭近辺だった。

 11日の東京市場では概ね1ユーロ=102円90銭台〜103円40銭台で推移した。中国4月小売売上高や中国4月鉱工業生産が市場予想を下回ったことでユーロ売り優勢の場面もあったが、終盤は1ユーロ=103円10銭台だった。11日の海外市場では概ね1ユーロ=103円10銭台〜50銭台で推移した。ギリシャ政局不透明感や景気減速懸念が強い状況だったが、概ね小動きだった。終盤は1ユーロ=103円20銭〜30銭近辺だった。

 ユーロ・円相場に関しては、4月27日の日銀金融政策決定会合の追加緩和策決定で材料出尽くし感が広がり、ユーロ売り・円買い優勢の流れとなった。さらに6日の仏大統領選決選投票とギリシャ総選挙の結果、その後のギリシャの政局不透明感やユーロ圏離脱懸念などで、リスク回避のユーロ売り・円買い優勢の状況となっている。

 スペインやイタリアの国債利回り動向に神経質な状況にも変化がなく、ユーロ圏の景気減速に対する警戒感が強いことも、ユーロ売り・円買いの動きにつながっている。

 来週以降のスケジュールとしては、14日のユーロ圏財務相会合、15日の独第1四半期GDP速報値、ユーロ圏第1四半期GDP速報値、EU財務相理事会、独メルケル首相と仏オランド新大統領の会談、16日の米FOMC議事録(4月24日〜25日分)発表、17日の日本1〜3月GDP1次速報値、22日〜23日の日銀金融政策決定会合、23日の日本4月貿易統計、ユーロ圏3月経常収支、EU首脳会議などがあるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:22 | 市況・概況
2012年05月11日

【株式市場を検証】ユーロ圏債務危機問題の再燃を警戒、下値での買いも限定的

【日経平均株価、TOPIXともに3営業日続落】

■東証1部市場の売買代金は5営業日連続で1兆円を上回る

 11日は、日経平均株価が前日比56円34銭(0.63%)安の8953円31銭となり3営業日続落した。一方のTOPIXは前日比7.04ポイント(0.92%)安の758.38となり3営業日続落した。週末要因に加えて、ユーロ圏債務危機問題の再燃に対する警戒感が強く、下値での買いも限定的だった。

 終値ベースで見ると、日経平均株価は9000円台を割り込んで2月10日(8947円17銭)以来、TOPIXは2月1日(757.96)以来の安値水準だった。

 日経平均株価の日中値幅は105円98銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆2328億円となり、SQ(特別清算指数)算出日ということもあって前日の1兆1473億円に比べて増加し、5営業日連続で1兆円を上回った。

 前日10日の米国株式市場は高安まちまちだった。ダウ工業株30種平均株価は前日比19ドル98セント(0.16%)高の1万2855ドル04セントと7営業日ぶり小幅反発した。米新規失業保険申請件数を好感して買いが優勢だった。ただしユーロ圏債務危機問題再燃への警戒感も強く伸び悩んだ。

 S&P500株価指数は前日比0.25%高と3営業日ぶり小幅反発、ナスダック総合株価指数は前日比0.04%安と小幅に3営業日続落した。米新規失業保険申請件数は36.7万件となり、前週改定値の36.8万件(36.5万件から上方修正)に比べて0.1万件減少し市場予想とほぼ同水準だった。

 米3月貿易収支は518億ドルの赤字となり、2月改定値の454億ドルの赤字(460億ドルの赤字から上方修正)に比べて赤字幅が拡大した。

 この流れを受けて日経平均株価は前日比9円75銭高と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き70万株の買い越し観測だった。

 寄り付き後の日経平均株価は、概ね小高い水準でモミ合う展開だったが、上値は重く、午前の中盤になると前日比マイナス圏に転じる場面があった。5月限日経平均オプションSQ(特別清算指数)推定値は9019円35銭だった。中国4月CPI(消費者物価指数)は前年同月比3.4%上昇となり、市場予想とほぼ同水準だったため反応は限定的だった。

 午後になると、日経平均株価は再び前日比マイナス圏に転じて一段安の展開となった。午後の中盤には下落幅をやや縮小する場面もあったが、終盤にかけて売り直され、結局この日の安値圏で取引を終了した。

 東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄198(全体の12%)、値下がり銘柄1415(全体の84%)だった。全体として軟調な展開だったが、セクター別にはゴム製品、機械、自動車、精密が上昇した。一方で建設、パルプ・紙、ガラス・土石、鉄鋼、その他製品、小売、銀行、証券、保険、不動産、海運、倉庫・運輸、電気・ガスなどの下落が目立った。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、10位のニコン(7731)、24位のダイキン工業(6367)、27位のいすゞ自動車(7202)が大幅上昇した。また1位のトヨタ自動車(7203)、3位の日立製作所(6501)、6位の日産自動車(7201)、7位のホンダ(7267)、11位のファナック(6954)が上昇した。

 一方で、2位のソニー(6758)、8位のグリー(3632)、13位のヤマダ電機(9831)、16位のシャープ(6753)が大幅下落した。また4位の三菱UFJFG(8306)、5位の三井住友FG(8316)、9位の三井物産(8031)、12位のソフトバンク(9984)、15位の商船三井(9104)、17位のファーストリテイリング(9983)、18位の野村ホールディングス(8604)、19位のディー・エヌ・エー(2432)、20位の三菱商事(8058)が下落した。

 全体としての好材料が見当たらない中で、週末要因もあって下値での買いは限定的だった。

 ユーロ圏債務危機問題の再燃が警戒されているだけに、市場全体の地合い改善には時間がかかりそうだ。来週は企業の決算発表がピークを過ぎるが、好業績・好材料銘柄を個別物色する流れが継続するだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 21:02 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】サンデンやニコンが急伸しコジマとビックカメラも高い

 11日後場は、13時過ぎから円相場がユーロや豪ドルに対して上昇と伝えられ、週末の海外動向に不透明感。ただ、大引け後に決算発表を予定する日産自動車<7201>(東1)は終盤ジリ高となり3.3%高。東証1部の売買代金1位は昨日に続きトヨタ自動車<7203>(東1)となり終日堅調のまま2.1%高。売買代金2位はソニー<6758>(東1)となり昨日発表の今期黒字化予想に反応今ひとつで安値更新の6.4%安。

 グリー<3632>(東1)は「コンプリートガチャ」の中止を好感した相場に一服感が広がり反落の5.7%安。ディー・エヌ・エー<2432>(東1)も反落の4.5%安。自主規制は好感するものの、これに代わる大きな収益源の登場を待つ様子。

 ビックカメラ<3048>(東1)は1.3%高となりコジマ<7513>(東1)を買収との観測報道を好感。コジマは16.0%高となり東証1部の値上がり率2位。

 東証1部の値上がり率1位は前引けに続いてサンデン<6444>(東1)となり昨日発表の決算を好感し前引けの17.8%高から上値を追い18.6%高、2位はコジマ<7513>(東1)の16.0%高、3位にはニッパツ<5991>(東1)の11.0%高が入り昨日の決算発表で今期の予想を大幅増益転換としたことを好感し高値に急接近。

 ニコン<7731>(東1)は8.6%高となり今期初の売上高1兆円乗せの予想など好感し同社株としては珍らしく値上がり率上位(5位)の急伸、ナブテスコ<6268>(東1)も昨日発表の決算を好感し出直り幅を拡げ8.3%高。ディスコ<6146>(東1)も昨日発表の決算を好感し高値更新の8.0%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:10 | 市況・概況

【株式市場】日経平均は2月13日以来の9000円割れだがコジマなど活況高

■東証1部銘柄は12%が高い

 11日後場の東京株式市場は、全般軟化し弱もみあい。13時過ぎから円相場がユーロや豪ドルに対して上昇と伝えられ、次第に手控え気分を強めた。今来週の決算発表に関係のないキヤノン<7751>(東1)が重くなった半面、本日決算発表を予定する日産自動車<7201>(東1)は大引けにかけてジリ高。ビックカメラ<3048>(東1)による買収観測の出たコジマ<7513>(東1)は急伸。ビックカメラも堅調。東証1部の値上がり銘柄数は198銘柄(約12%)だった。

 日経平均は小幅続落。後場は、円高基調が手控え気分を助長し、13時過ぎに8944円63銭(65円02銭安)まで下げ、終値は8953円31銭(56円34銭安)。終値での9000円割れは2月13日以来となった。

 東証1部の出来高概算は、19億9668万株、売買代金は1兆2328億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は198(前引けは461)銘柄、値下がり銘柄数は1415(前引けは1068)銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がりした業種は、ゴム製品、輸送用機器、精密機器、機械、のみ。
 一方、値下がり率上位の業種は、その他製品、証券・商品先物、海運、パルプ・紙、建設、倉庫・運輸、保険、鉄鋼、銀行、ガラス・土石、小売り、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:33 | 市況・概況